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情熱の火は消えない


誰にでも、熱中した時期がある。
それはスポーツ、音楽、遊び、旅、なんでもいいのだけど、やり切ったと感じている場合は、火は消える。
あとかたもなく。

ただ、やってみたかったけどできなかった、またはすごく好きだったのに、中途半端なところでやめてしまった、と言う場合は、火は消えていない。

日常の瑣末なことに紛れて、いつの間にか忘れてしまっているかもしれないし、忘れたふり、気づかないふりをしているが、火は消えていないのだ。

その火の存在に気づくのは、いろんな背景があるだろう。
しかし、一度気づいてしまったら、もうなかったことにはできない。

なぜなら、「一度火が消えたように生きてきたから」

その後悔や切なさを心はちゃんと覚えているからこそ、もう2度とその火の存在を否定することはできないのだ。

昨日、世界一周旅行の気づきを書いた電子書籍を出版できた。
これは私が「火」の存在を認めてから2年経過した後のことだ。
2年はあまりにも長いが、火の存在を認めていても、最後の勇気がなかったのも事実だ。
その勇気をもらうために、世界一周の旅に出たのだろうと今は思っている。

一つ一つの経験や出来事は、単発のように見えて実はストーリーになっていることを、過ぎ去った後から知らされる。

まさにこの2年間の出来事を振り返れば、あの出来事がここにつながっていたんだ、と今いる地点から俯瞰してみている自分がいる。

過去には戻れないが、過去が全て今につながっていて、今が間違いなく未来につながっていると気づいた時、今を愛おしむ気持ちでいっぱいになった。

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