アラサー世代が既卒客室乗務員受験に成功する3つのポイントと、実例紹介(改訂版)
元・エアラインスクール未来塾の上野博美と申します。
エアライン受験指導歴は、32年、そして未来塾を開いてからは27年続けてきましたが、2024年2月にスクールを正式にクローズしました。
今は、執筆活動に専念をしています。
エアライン受験講師としての32年もの間、受験者の方々の様子も変化し、航空会社の採用基準も採用試験も変化してきました。
何より、コロナによって3年もの間ほぼ航空会社の採用試験が中止されたことは、受験者にとっても、航空会社にとっても大きな出来事だったと思います。
そしてそれによって変化したさまざまなことは、受験生にとっても、航空会社にとってもとても大きいと感じていますし、今までの固定観念を持っていると、受験の際の妨げになるのではないか、と思っています。
その変化を知らずして受験を続けることは、せっかくのチャンスがあっても、なかなか合格できない人たちが増えていくのではないか、と思っています。特に「アラサー世代の受験生」は何度か受験を経験している世代のため、固定観念を捨てていただく必要がある人たちが多いと思っています。一方で、アラサーであることがメリットになる可能性もあると思っているので、このマガジンを書こうと思いました。
既卒受験のシーズンとなり、初版に加えてお伝えしたいことを書こうと思い、改定版発行となりました。実例紹介も増やしていますが、個人情報に触れない程度でご紹介していきますので、どうぞ最後までご覧いただけると嬉しいです。
「注意1」
この内容は、私上野博美が32年間経験し、分析してきたものです。授業で生徒さんたちにお伝えし、結果につながっていることではありますが、これを読んでご自身が実行された結果、良い結果につながるかどうか、は保証はできかねます。あくまでも参考になさっていただけましたら、と思います。
「注意2」
このマガジンの全ての内容は、「上野博美」に著作権があります。そのため、コピー、転載、譲渡などは一切できません。もし、著作権侵害にあたるものを見つけた場合には、法的処置を講ずることがありますので、ご注意ください。
上野 博美
①このテーマでマガジンを書こうと思った理由
1つ目は、アラサーの受験者が増えていること。そしてそのアラサーの人たちが「焦っているから」です。
コロナという想定外の出来事が起きて、アラサーの人たちのキャリアプランが崩れてしまったのだと思います。25歳までには、どこかのエアラインのCAになっている自分、を想像していたのに、2年から3年無駄にしてしまい、20代後半に入っている人。また、すでに結婚と出産を終え、やっぱり客室乗務員になりたいと思った人たちもいます。
この人たちの焦りをなんとかできたら、という思いがありました。
もう一つは、若い人たちの「弱点」が目立つようになったからです。
20代前半といえば、既卒受験の人たちであれば「メリットしかない」と私は思ってきました。航空会社も「第二新卒」くらいの気持ちで見てくれるので、未経験の方であれば尚更、会社のカラーに染まってもらえる、素直にトレーニングを受けてくれる、と考えていたと思います。
ところが、その20代前半の人たちの多くに、共通の弱点が目立つようになってきたのです。ということは、「向かう所敵なし」だった20代前半に勝てる可能性が、アラサー世代に増えてきたのではないか、と感じたのです。もちろん、以前からアラサーの人たちも未経験でもちゃんと合格しています。
28歳、29歳未経験でJAL合格。
28歳で未経験でANAウイングス合格。
26歳、27歳未経験でANA合格。
などはコロナ直前でも、卒業生にたくさんいました。
それでも彼女たちは不安を持っていました。
「29歳で本当に合格できるのでしょうか」
と言っていました。結果的には合格していますけどね。
今はその合格する確率が上がる可能性が出てきた、と感じています。逆に言えば、20代前半の人たちは、「若いから」という理由で「大丈夫」とは思えなくなっているということです。つまりこのマガジンはどの年代の人が読んでも活用できるように書いています。
アラサーでも、アラサーでない20代前半でも、10代であっても、これらの点を活かせば合格できる可能性は高まりますよ、と言う内容です。
では、最初にアラサーで合格できる可能性が高い人の特徴を3つお伝えします。
②アラサー世代で合格できる可能性が高い人の3つの特徴
このマガジンは、改訂版です。2023年に発行した時より、バージョンアップしています。初版では、「アラサー世代が合格できる人材かどうかが決まるポイント」を2つ私はご紹介していました。しかし、この改訂版では一つ増えて、3つとなりました。
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