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短所は長所の裏返し


日本では「我慢強さ」は立派な長所だと思われている。今も。

でも、実は我慢強さにはデメリットがあると気づいた。


私は最近わりと大きなもの、二つを手放した。

ずっと前から、「手放した方がいいのではないか」と感じてはいた。
ただ、「いや、まだ大丈夫でしょ」という自分がいて、なかなか手放せずにいた。


これは「我慢強さ」があるからだ。

我慢できてしまうからだ。

少々大変なことがあっても、我慢できたり、耐えてやがて大変と思わなくなる、
という体質のせいだと気づいた。


つまり、「我慢強い」という長所は、「執着する」という短所を持っていることに気づいた。


おそらく、我慢強くない人、つまりすぐにやめてしまう人や、すぐに別のことを
やり始める人は、執着は薄いはず。

だからこそ、自分が「もういらない」と思ったら、すぐに、簡単に手放せるのだろう。


「長所と短所は、紙一重」
「短所は長所の裏返し」

という言葉を聞いたことがあるが、本当にそうなのだと思う。

そこで、裏返しの長所と短所を考えてみた。



 長所          短所

テキパキしている     せっかち
おおらか         マイペース
優しい          優柔不断
しっかりしている     気が強い
真面目          頭が固い
好奇心旺盛        飽きっぽい
努力家          不器用
楽観的          器用
慎重           臆病
我慢強い         執着する



勝手に10個考えてみた。

「それ違うでしょ」と思う人もいるかも
しれないが、今まで見てきたお客様、生徒さんたちを思い出して書き出してみた。

当たっていなくても、あまり問題はない。

それよりも、これからわかることは、


「短所を悲観することはない」

ということ。

短所が目立っている時は、その反対側にある長所を自覚して、それを表に出せばいい。

例えば、「優柔不断だね」と言われる人は、人にひたすら優しくできるはず。

「飽きっぽいね」と言われる人は、「たくさんのことを経験している」はず。
その経験を伝えればいいし、生かせばいい、と思う。

ただ、無理して直さなくても、「それが個性」と思ってくれる人たちに囲まれていれば、なんの問題もない。


事実、短所が個性の場合も十分にあるのだから。


自分がどんな世界で生きていて、何を必要とされる場所なのか、によるのだと
思う。


私は、というと、二つを手放して、今とても心が軽いし、毎日笑顔でいられる。
毎日が楽しい。

重い荷物を下ろした時と、全く同じ感じがする。

「心の断捨離」

そんな言葉が浮かんできた。


目に見える「物」と違って、心の不用品は目に見えない。

ただ、「片付けないといけない」「片付けたい」という信号は出ているはずだ。


その信号を無視せず、素直にしたがっていけば、心の断捨離ができる。

時期が来れば物の断捨離が必要なように、心の断捨離も必要なのだと改めて感じているし、物の断捨離同様、心の断捨離後は本当にスッキリする。


なんだか心が身軽になっているので、今は新しく夢中になれるものを探しに行こうという気分だ。

これもまたワクワクする。

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