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強さと弱さ


「強い人だよね」

「強いよね」


とずっと言われてきた。

確かに子供の頃は、取っ組み合いのケンカをしても、負けたことは一度もない。
相手が男子であっても、だ。

妹が泣かされて帰って来ると、「仕返しに行くよ!!」
と言って、妹を連れて一緒に妹を泣かした相手をコテンパンにやっつけて、
「2度と妹を泣かすな」
と言ってきた。

そう言う意味では、確かに強い。


だけど、心の中では「強くないんだけどな」と思うことも
しばしばある。


YouTubeで心無いコメントをもらったり、
以前お仕事をお願いしていた方が言っていた陰口を聞いたり、
コロナで影響を受けたり、

そんな時は、ガツーンと落ち込む。

まあ、誰だってそうだよ、と言われるかもしれない。
そう、だから私は決して強くはない。


一方で、パッと見た目はおとなしそうで、あまり多くは話さず、弱そうだな、と
思う人が、いざという時にガツーンと怒って、

「え、そんなに強い人だったの?」と
思ったことがあるのではないだろうか。
(私もある)

つまり、
「人は見かけによらない」

とも言えるし、

「誰だって強い部分も、弱い部分もある」

と言うことだと思っている。


ただ、その「強い部分」がどこなのか、「弱い部分」がどこなのか、が人によって違い、その割合も違うのだ。


それがその人の個性であり、もしかするとお互いに支え合える理由ではないか、と思う。

強い、弱い、と言う二元論で人のことを決めつけるのは、相手をしっかりと理解
できない可能性があるし、「強いね」と言われて、「またかー」と思ってしまう人がいることも知らないままになってしまう。


褒めてるようで、褒めてない。

じゃあ、「強いなー」と思った時は、何て言えばいいのだろうか?


「しっかりしてるねー」


とか

「偉いわー」


ならば、良いのではないかなあ。


もちろん「弱いんだね」なんて、人に向かって言う人はほとんどいないと思うけど、

「もっと強くならなきゃ」って、人に言うのもやめた方がいいし、

「決めつけ」にならないようにしようと、自戒を込めて、思う。

私は、自分を弱い、って思っているんだけどな。


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