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「街 11」たくさんの魅力がある街



実はつい先日出張で行ってきたので、さらに思い出が上書きされた。
何度も何度も訪れている場所なので、書くことはたくさんある。
自然も、食も、人も、毎回行くたびに「やっぱり良いよね」と思う。
少しでもその魅力が伝われば良いな、と思い、書いてみる。

熊本


九州の中心地にある県。


熊本といえば今は

くまモン

だろう。

現在地震で倒壊した「熊本城」もずいぶん復活してきている。
熊本城は、街のど真ん中にあるので、中心街に行けばすぐに見える。

そして阿蘇山。
ここの大観峰は、本当に一見の価値あり。
見渡すほどの山々。360度山々が見え、阿蘇五山と言われる山々が見え、
あまり観光地を勧めない私でもお勧めする、絶対に一度は行った方が良いところ。

「人間って小さいな」

って思える場所。

食べ物


そして熊本の人でも、意外と知らない「武蔵うどん」
意外と辺鄙な場所にあるのだが、ちゃんとファンはいて、休日は広ーい店舗に人が
結構いた印象があったのだが、先日行ったら土曜日の夜なのに私だけ。
食べ終わるまで私だけだった。
嫌だ、この武蔵うどんがなくなるのは・・・
だから翌日私の研修先の社長さんたちに熱弁を振るった。
「武蔵うどんに行った」

と私が言うと、すごく驚いた顔で「なんで武蔵うどんなんですか」と聞かれた。

「あの干し椎茸でとったダシのうどんは、なかなか他では食べられないんですよ。
東京に行ったからこそ、あのうどんの貴重さがわかるんです。
さらにあの蒲鉾。絶対に澱粉含有量ゼロですよ!!」
と言うと、


「はあ?」


という顔をしていたので、「蒲鉾をまさか、全部同じだと思っていませんよね?
蒲鉾にはちょっとうるさいんですが、蒲鉾には澱粉を一切使用していない、
澱粉含有率ゼロの蒲鉾があるのですが、それしか私は食べたくないんです」


というと、

「はあ・・・」

と言われ、半ば呆れられた。

でも、それほど「素材」にこだわっている「武蔵うどん」はこれ。


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武蔵うどんの名前は、「武蔵と小次郎」からきていて、一つの店舗は「武蔵塚」と
言われる場所にある。
宮本武蔵のお墓があるらしい。
ちなみに私は「武蔵うどん」では、武蔵うどんと高菜メシセットを頼む。
高菜漬けも、熊本では有名でこれは炒めてよし、ラーメンに入れてもよし、で帰省の際には必ず買って帰る。

社長たちにお願いしたのは、「この武蔵うどんをふるさと納税の一つに入れて欲しい」ということ。
そうすれば、このうどんのよさもわかってもらえ、且つ納税額も増えるから。
武蔵うどんの経営者をご存知だという社長たちなので、もしかすると実現する可能性がある、と思いたい。


ちなみに蒲鉾は、私が小学生の頃親戚が熊本の天草にいて、漁師のうちだった。
目の前が海で、夕方から網を下ろしておいて翌朝それを引き上げるとそこに魚や
魚貝が入っていて、それを自宅にある「蒲鉾製造機」で作ったのだ。
その出来立ての温かい蒲鉾を食べて以来、私は澱粉が入っている蒲鉾は蒲鉾もどき、と思うようになってしまった。
子供の頃に本物を知ると、その後偽物はだめになる、というのがわかった。

スーパーで買う際には蒲鉾の裏側に「澱粉含有量」が記載されているので、それを見て買うことをお勧めする。
(いつの間にか、美味しい蒲鉾の見分け方になってしまっている・・・)

県民性

熊本市は現在、政令指定都市になっている。
さらに九州の真ん中にあって、郵政公社の九州本部が熊本にあるなど、実は熊本は
おそらく福岡に次ぐ九州の重要な拠点とされている。
さらに、熊本の男性のことは「肥後もっこす」と言って、なかなかの男性らしい男性が多いとされる。
そして美容師さんに聞いたのだが、熊本の人はお洒落に関心が高い人が多く、流行するかどうかを試すために、試供品などを熊本で配ることが、九州内では案外あるそうだ。
確かに、街を歩いていても、お洒落な人が多いと感じる。
市内には、道路に電車が走っているのも、写真映えする。


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大好きな場所

そして熊本に行くとよく行くのが「キャサリンズ・バー」
あのタレントのスザンヌさんのお母さんが経営されている立ち飲みバーだ。
キャッシュオンデリバリー式で、ふらっと立ち寄って一杯飲んで次のお店に行って、また戻ってくる、という人も多い。


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キャサリンさんは、本当に綺麗で、可愛くて、でもお母さんって感じで、私もいつもくつろぎながら飲ませてもらっている。
そして、先日は初めてスザンヌさんがお店にお子さんと来られ、少しお話ができた。


テレビの印象とは全く違って、とても聡明な人に見えた。


もちろん美しい。優しいオーラを持っている人で、でもとても自然体でお母さんと一緒にいる時間を楽しんでいるように見えた。


当然周りのお客さんたちは、みんなスザンヌさんだと気づいているのだが、誰も声をかけない。
それは、家族の時間を邪魔したくない、という熊本の人の優しさだと思った。


お母さんが作ってくださる料理も、無料で出してくださることが多く、本当にホッとできるバーだ。
熊本中心街にあるので、出張や遊びで行かれた際にはぜひ行ってみて欲しい。


まだまだ熊本には魅力がたくさんある。
福岡出身の私だが、熊本はもう一つの故郷のように勝手に思っている。
今でもすぐに行きたいくらいだ。


それにしても、完全に身内贔屓だが、九州は素晴らしいところばかりだ。


上野 博美


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