第9章 品質管理・テスト
業務まで踏み込んでWeb構築を行う場合には、システムまでからみますので、静的なWebサイトの動作検証とは異なるレベルの、さまざまな観点での動作検証を行う必要があります。また業務まで踏み込んでWeb構築して継続的に運用も対応するのであれば、安定してきちんと利用される状態にならないと運用を請け負う立場としても大変なので、自分ごととしてリリース前のテスト/動作検証内容は精査してもらうとよいと思います。またCMSやSaaS、ノーコードツールなどを用いて少ない工数で実装する場合でも、動作検証についてはかなり手間をかけて検証を行う必要がある場合もあるので注意が必要です。
9.2 クライアントが確認検証する範囲と受注側が確認検証する範囲
Webディレクタとして次のステップをさがしている方たちへ
これからのWeb構築・Webディレクションとして、業務にまで踏み込んでディレクション/プロデュースすること、それが近年のバズワードであるDXにもつながること、そしてWebの進化とともにWeb構築の各種ツール/サービスやSaaSが広がってきていることにしたがって、業務とシステムの両面からWeb構築・運用していく人間が求められていくこと、そのためにどのような知識や能力を身に着けていくとよいかについて解説している「マガジン」です。