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【テンプレート付き】Notion好き東大生らによる世界旅行(計20ヶ国)のやり方

【気になるセクションを目次からクリックして読むとオススメです】

はじめまして!Notion公式アンバサダーのウエノです!
大学生活、最後の年に友人と旅行で合計世界20ヶ国を回ったのですが、その時に使っていたNotionが便利すぎるので公開したいと思います
旅行の計画から、旅行当日の管理、旅行後の精算までNotion一つで全てカンタンに管理できるのでぜひ見てみてください!

旅行用Notionのテンプレートを公開するので、見ながらNoteを読むとオススメです


今回紹介する、Notionを使った旅行の推しポイント

はじめに、このNoteで伝えたい、Notionを使った旅行の推しポイントをまとめます!

・基本的に「旅程データベース」を記入していくだけでよい
・「旅程データベース」を使えば、タスクの分担も簡単にできる
・「旅程データベース」のビューを変えれば、当日の必要な情報が既にまとまっている
・お金の管理は、あらかじめ作った精算フォームに記入するだけで自動で計算されている
・iPhoneのショートカットと組み合わせて、さらにストレスなく

使っていたNotionの構成

↓全体の項目は、下のようになってます↓

旅行用Notionの構成(目次を設定すると見たい部分に飛びやすい)

「1.旅行の日程」に旅程データベースを用意して、日時や内容、予約などのタスクの担当や進捗具合を管理していました
また、「1-2. 飛行機、夜行列車(移動)」、「1-3. ホテル」では、旅程データベースのビューを変えて、飛行機や列車などの移動だけや、ホテルだけを見やすいようにしていました。

「2-1. 話したこと、ミーティング」、「2-2. 話したいこと、考えたいこと」では、準備途中の内容をまとめていました。
①話し合いをしたいことを「2-2. 話したいこと、考えたいこと」内にあるデータベースに記入して、
②実際に話したことは「2-1. 話したこと、ミーティング」データベースに記録していました。

「4. 精算」では、お金の管理をしていました。
あらかじめ、Notionで数式を組んでおき、内容、支払い者、対象者、支払い金額を入力したら自動で精算されるデータベースを作成しました。
また、Tally(フォームアプリ、グーグルフォームのようなもの)で精算フォームを作成し、Notionを連携させることで、
精算フォームを入れたらNotionに自動で反映されて勝手に精算される機能(いわゆるワリカと同じやつ)を自作しました(くわしくは、「精算」の項目で解説します)


↓ここからは、ポイントごとに解説していきます↓

1. 「すべて、旅程データベースで管理する」

ここでは、旅行の行程を全て管理するデーターベース(以下、「旅程データーベース」)を用意して、準備から当日の旅行を行いました。

ここで、まずお伝えしたいことは、
「旅程データベースに記入しながら旅行の準備をするだけで、勝手に当日の旅程ができる」
ということです。

旅程データベース
(記入して、ビューを変えるだけで当日必要な情報だけでも見れる)

準備の段階では、決めた旅行の予定に対して、やることや分担、進捗度を記入し、
当日は、旅行のデータベースのいらないプロパティ(列のこと)を非表示にしたビューを作成して、それを見ながら旅行する
といった感じです

「旅程データーベース」のプロパティ(列のこと)構成ですが、以下のようになっています。

「旅程データーベース」の全プロパティ(列のこと)
・「日付」
・「時間」
・「場所」
・「種類(移動や宿泊、観光など)」
・「内容」
・「やること(タスク)」
・「メモ」
・「担当」
・「タスクの進行度」
・「ファイル(pdfなど)」

まず、これらのプロパティが全て入っているビュー(以下、タスク管理ビュー)を用いて、旅行の準備をします。

タスク管理ビューでは、あらかじめ決めた旅程の日程や内容を記入する他、それぞれでやらないといけないこと、その担当者と進行度を管理しました。

飛行機や観光のチケットやホテルの予約といった担当を割り振り、
あとは各自で進めてNotionに記入していくと、
毎回「あれどこまでやった?」を確認する必要がなく、コミュニケーションも最低限で済み、効率的に準備できます。

また、あえて「メモ」プロパティを用意し、結論を完結に書くことで、一覧にした時にすぐある程度のことがわかるようにしています。
ただし、調べた時のメモなど情報が多くなる場合は、ページ内に詳細を記入していました。

さらに、飛行機やホテルの予約票といった、旅行当日にすぐ取り出す必要のあるファイルは「ファイル」プロパティに直接貼り付けていました。

「旅程データベース」のビュー(表示のこと)について

「旅程データーベース」の全ビュー(表示のこと)
・「日付ごと」
・「移動だけ」
・「ホテルだけ」
・「当日用」

そして、旅行当日用のビューとして、「日付ごと」、「移動だけ」、「ホテルだけ」、「当日用」を用意していました。

「日付ごと」のビュー

「日付ごと」ビュー
折りたたむことができ、特定の日付だけが見やすい

「日付ごと」のビューについてですが、「旅程データベース」の内、日時関連のプロパティのみを表示して、日付ごとに並べていました。
海外旅行をしていると時差などで、日付や曜日感覚が分かりにくくなるので、このビューを設定していました。
また、このビューは準備をしている段階でも、特定の一日のスケジュールを立てるときに見やすいです。

「移動だけ」のビュー

「移動だけ」ビュー

「移動だけ」のビューは、
「旅程データベース」の内、「種類」プロパティが移動になっているものを抽出していました。飛行機や夜行列車などの移動に関する時間やファイルはよく確認するので、このビューを用意しておくと便利です。

「ホテルだけ」のビュー

「ホテルだけ」のビュー

「ホテルだけ」のビューは、「旅程データベース」の内、「種類」プロパティが宿泊になっているものを抽出していました。「移動」ビューと同様に、ホテルなどの宿泊に関する時間やファイルはよく確認するので、このビューを用意しておくと便利です。

「当日用」のビュー

「当日用」のビュー
「日付が今日以降」のフィルターをかけると、
最新の予定が常に上に来て便利

「当日用」のビューは、
「旅程データベース」の内、その日以降を表示するビューです。旅行当日、Notionを見た時点での直近の予定が一番上に来るようになっています。
これは単純なことなのですが、「次の予定なんだっけ?」ってなった時にすぐに参照できるため実は非常に便利です!特に長旅をしていると、旅程の一覧だけでは行数が多すぎて、今はどこなのかすぐに参照できなくて困るので威力を発揮します。

2.話し合ったことは、 ミーティング用のデータベースで管理する

準備段階で話し合ったことを、2つのデータベースで管理

旅行をするにあたって、話したいこと、実際に話し合ったことは、
「2-1. 話したこと、ミーティング」、「2-2. 話したいこと、考えたいこと」のセクションで管理しました
議事録のデータベースを「2-1. 話したこと、ミーティング」に、
議題のデータベースを「2-2. 話したいこと、考えたいこと」に、
用意しています

実際の使い方としては、
①まず、準備段階では、それぞれが好きなタイミングで議題を「2-2. 話したいこと、考えたいこと」のデータベースに記入し、
②実際にミーティングで話したことを「2-1. 話したこと、ミーティング」に記入し、
ミーティングで生じたタスクは「旅程データベース」に記入する、という流れで使用していました。

議事録は、そのままミーティング内のページに書いてしまえばよいので管理がラクです

やりたいことデータベース
やりたいことを思いつき次第記入していき、
計画を立てる時にこのデータベースを見ながら話す

また、話し合いたいこととは別で、旅行をするなかで具体的にやりたいこと(行きたい場所、食べたいもの、見たいものなど)をリストアップするためにやりたいことをまとめるデータベースも用意していました。

3. お金の管理は、精算フォームを作って全自動で行う(複数通貨対応ワリカを自作)。

お金の精算は、NotionとTally(Notionと連携できるフォームアプリ)で、フォームを入れたらNotionに反映されて自動で精算される機能(いわゆるワリカと同じやつ)を自作していました。

Tallyで作成した精算フォーム
内容と金額以外は、タップで素早く入力できるようにした
会計一覧のデータベース
Tallyに記入されたデータが送信されて、計算される

Tallyはグーグルフォームのようにフォームを作成するツールなのですが、Notionと連携することでフォーム入力内容があらかじめ指定したNotionのデータベースに入力することができます。

これを利用して、何の会計を誰がどのくらい払ったか、というのをかんたんにNotion上で反映させることができます。

Tallyの精算フォームでは、最低限の情報だけを記入するようにし、
「内容」、「支払い者」、「対象者」、「金額(数字)」、「金額(通貨)」の5つをタップ形式で記入するフォームにしていました。
ちなみに、間違いが少なくなるようにするために、精算フォーム回答後のサンクスページには、最新のNotionの精算データベースを更新時間順に表示していました。

精算結果を表示するデータベース
精算結果と誰が誰にいくら送金すれば良いか、表示させた

また、記入された会計リストに対して、Notion上で関数を組み、計算することで、誰は何円使って、何円払っているから、差額は何円といったことを自動で表示できるようにしていました(いわゆるワリカと同じ機能を作成)。

複数カ国を回っていたので、換算レートの表を作成し、複数通貨にも対応させていました。さらに、送金の回数も少なくなるよう、誰にいくら送金するという関数もあらかじめ作成しておくことで、常に最新の精算結果が見れる状態にしていました。

4. 細かい工夫やその他やったこと

レイアウトの整理

とにかくNotionをすぐ見れて、見た時に必要な情報があって、すぐ記入できるように、レイアウトを以下のように工夫していました

  • トグルにすることで、全体がスッキリして見やすくなる

  • 目次を作ることで、トグルを開いていてもすぐに見たいセクションに飛べるようにする

  • スクロールする量を減らすために、データベースは基本的に10行しか表示しない設定にする

  • スマホで見やすいように、プロパティ(列のこと)の並び順、幅を調整する

全部ささいなことですが、Notionの見やすさ、アクセスのしやすさを高めておくとかなりストレスが減ります!
特にスマホでの見え方を工夫しておくことは、とても大切です!

グーグルマップのピンを共有

Notionとはあまり関係ありませんが、
グーグルマップで、行きたいスポットのピンを共有していました。
各自のスマホでマップやピンを確認できるので、位置関係の共有がスムーズになるため、コミュニケーションが取りやすいです

iPhoneのショートカットを利用する(背面タップ、ガジェット)

旅行中、Tallyで自作した精算フォームを利用していましたが、旅行当日はURLをいちいち開くのが地味に面倒です
なので、ブラウザで自作した精算フォームのURLを開くショートカットを設定し、さらに、iPhoneの背面タップでそのショートカットを呼び出せるようにしておくことで、すぐに精算フォームに記入できるようにしていました

自作した精算システムとiPhoneのショートカットを組み合わせると、正直最強です。

まとめ

このNoteの冒頭でも、お伝えしましたが、
改めて、Notionを使った旅行の推しポイントをまとめると、

・基本的に「旅程データベース」を記入していくだけでよい
・「旅程データベース」を使えば、タスクの分担も簡単にできる
・「旅程データベース」のビューを変えれば、当日の必要な情報が既にまとまっている
・お金の管理は、あらかじめ作った精算フォームに記入するだけで自動で計算されている
・精算フォームは、iPhoneの背面をタップするだけですぐに呼び出す

ということです。

なので、これまでお伝えしてきた方法で旅行をすると、
旅行を準備する段階では「旅程データベース」のビューを必要に応じて変えているだけで、何回も記入したり、写し漏れがなく
旅行当日では、一つのデータベースにしか記入してないから参照する場所が一ヶ所なので、「あのチケットのファイルどこだっけ?」とか「前に調べた情報どこやったっけ?」がないんです。
さらに、お金の管理では、iPhoneの背面をタップして精算フォームに記入するだけで、勝手に精算されていきます

旅行の準備も、旅行の最中も、ストレスなく旅行そのものに時間を割くことができます!

最後に

旅行は、準備だけでなく、旅行中の調べ物など、どうしてもやることが多いと思います。
今回ご紹介させていただいた方法で、準備が少しでも簡単になって、旅行自体を楽しめる時間が増えたらいいかなと思っています!

今回紹介させていただいた旅行用Notionテンプレート

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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