見出し画像

学童野球 低学年あるある(不定期その1)

学童野球のコーチを始めて、1年半ちょっとが経ちました。低学年をメインに担当しているので、毎週、予想外の出来事や、ちょっとした言動が面白かったり、自分たちの時代と変わったなぁと思うことがあります。
予測不能な低学年の一面を記してみます。
(この記事は、少しシリーズものにする予定なので、小出しでいきます)

日常的あるある

・コーチの話が聞けない
 もうこれはあるあるというか、仕方ないのかもしれないけれど、低学年は未成熟で自由人が多くて、「話している人を見る」「話を聞く時はしゃべらない」とか、何度言っても効果なし。忍耐強く成長を待つしかないと思っています。小学生の先生は、毎日ほんとに大変だと思いますが、なにか上手くいく良い魔法の言葉はないんでしょうか、、、
(もちろん少数ですが、ちゃんと話が聞ける子もいます)
・練習途中で「次は何しますか?」と聞いてくる
 興味があることは良いことですが、今やっている練習に集中しきれず、次にやることを聞いてくる選手がたくさんいます。「次の練習は、始める前に説明するよ」と都度言っていても、毎回、聞いてくるんですよね(笑)
・休憩が終わった直後に「トイレ行っていいですか?」
 
休憩時間は、子供にとって捕食&給水と遊び時間なんですよね。思いっきり遊んで、練習を再開した途端に「トイレ行っていいですか?」の一言にガクっときます(笑)
・失敗すると、「ヤバい」と言う
 今の子供達は、「ヤバい」という言葉が染み付いているようで、打ち損じたり、暴投ほったりすると、「ヤバい」と連発します。私が子供の頃は、「ミスった」「しくった」「やってもた、あかん(関西だけ?)」が多かった気がしますが、最近の子は、「ヤバい」がすごく多いんですよね。

信じちゃダメよ

・低学年の返事は、わかっていないと思うべし
 大きな声で「ハイ」の返事をしてくれると非常に気持ちが良いのですが、反射的に返事をしていることが多くて、「じゃあ、今言ったことをやってみよう」と言うと、返事したにも関わらず「何をやるんですか?」とか言ってきます(笑)
よくあるケースで、
コーチ「今のは○○○○のようにしたほうがいいよ」
選手「・・・(無言)」
コーチ「わかった?」
選手「ハイ」
なんていうのは、もう絶対ダメですね。選手に返事をさせるのが目的ではなく、理解してもらうのだ大切なので、「今、コーチが言ったことを、言ってみて」「コーチが言ったこと覚えてる人〜?」というように、選手の口で内容を話させるように誘導することを心がけています(それでも聞いてない、理解してないことが多いですが、、、)
・「そんなの簡単や!」という時ほど失敗する
 今までやったことのない練習の時に、動作付きで、こうやってね、という練習のやり方を伝えたりするんですが、「そんなの簡単」「楽勝」と、テンション高く言ってくる時があるんですが、そういう時ほど、見事に失敗します(笑) コーチの動作を見た印象と、実際やってみて違ってた、みたいな感じなんでしょうか。調子に乗ると失敗する、というのもよく似ている気がします。

ヒヤリハット

コーチをやっていて、一番気をつけなければいけないのが、練習中の事故・ケガだと思っていますが、低学年は特に危ないシーンがたくさんあります。コーチの皆さんは重々承知だと思いますが、事故が起こらないよう気をつけましょう。

・相手が見てないのにボールを投げる
 キャッチボール、守備練習、バッティング練習のボール拾い、色んなシーンで発生します。受けるほうが余所見をしていることも多々ありますが、何の躊躇もなく、投げちゃいます。
・周りを見ずにバットを振る
 気持ち的には、バットを握ると振りたくなるのはわかりますが、周囲への注意を怠るので、常にコーチは目を光らせて、安全確認を促しましょう。
・打った後、バットを投げる
 これは意識して投げているわけじゃないと思うんですけど、よくありますね。「打った後、バット投げちゃダメ」と言っても、選手は打ったら走る(セーフになりたい)ことで頭がいっぱいで、バットを投げているつもりもなく、どうしてよいかわからないんじゃないという気がします。打ったら、バットを置いてから走る、ぐらいから始めるのが良さそうです。
打者の後方へ他の選手が近寄らないように十分な距離が必要ですよね。

おもしろ発言

最後に、思わず笑ってしまいそうになった発言を紹介
・「お父さんに「「ピッチャーやりたい」ってコーチに言いなさい」って言われました」
 紅白戦か練習試合の時の選手の一言です。これまで2~3人ほど、同じようなことがあり、カギカッコが3つあるわけですが、お父さんに言われたということまで全部包み隠さず伝えてきて、心の中で爆笑してしまいました。
子供がお父さんに「ピッチャーやりたい」と意思表明して、こうなったのか、お父さんの意思で子供に「ピッチャーやりたい」と言わせようとしたのか、どちらかわかりませんが、純粋な一面ですよね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?