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26歳

別に誕生日ってわけではないんですけど。

noteをいまさらはじめました。

この絵のタイトルは《25歳》です。

これ以前も自分から見えている自分の脚をスケッチすることはあったのですが、きちんと作品として描いてみたものはこれだけです。

25歳になって、はじめて「自分のからだって絵になるな」と思えたのです。

布団の上で足を眺めながら、こんなところにとてもきれいなものがあるなと気付いたわけです。

別にナルシズムで言ってるわけではないんですよ。

骨に肉が付き、シンプルな造りだけれどここにしか無いかたち、

それに光が反射して黄色や赤、緑、紫が見える引きこもりの白い肌。

爪先は、中学の剣道部時代、スーパーヘビー級の男子に勢いよく踏み込まれたときからボロボロのままで、いつも赤に塗っています。

体重は健康診断に引っ掛かる程度に少ない割に、筋肉がついてなくてくるぶしが目立たないだらしない足です。

コンプレックスとまでは言わないけれど、見せられるような足ではないので、

いつもはマキシ丈のスカートやゆるめのパンツで隠してました。

でもこの肌の色や、この肉の形、質感は今しかないなとふと思ったのです。

誰に求められているわけでもないのに、毛を処理して、保湿をして、過保護にされてる今のこの足は、

半年後にはカサカサが酷くなって毛も生えっぱなしになってるかもしれなくて、

明日には事故で無くなってしまうかもしれなくて、

今しか絵にできない。

だから絵にしました。


私は《叙景》をテーマに絵を描いています。

叙景は作者の主張や心情を省き、目に映る風景のありのままを詩文に書き起こしたものです。

これを絵でやってみようとしています。

この『叙景画』シリーズについては、またの機会に書き記そうと思っているので、

また絵と一緒に見て頂けると嬉しいです。

では、

これからよろしくお願いします。









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