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この世に生まれてきた意味 会社解散編

こんにちは

ほぐしびとwordsです。

前回の続きになります。お時間をさいて読んでいただけることに感謝いたします。

事故?で父が亡くなり会社をどうするか…私が決断するしかなかった。存続するには力不足な私。父が信頼していたカメラマンに譲る事も考えたが…あっさり断られた。何故なら経営が出来ないぐらいお金がなかったからだ。解散しかない。

解散するにあたり会議を開く。私が仕切るしかなかった。だがみんな耳を傾けるよりも自分の今後を気にしていた。当たり前だがみんな焦っていた。父の死を悲しむスタッフはいないように感じたんだ。この時ほど人の中身が見える能力を恨んだ…

こんなキャリアもない、ただの駒使いが偉そうに仕切って話てんじゃねぇよって聞こえてくる。耳を塞ぎたい。耳で聞こえてるんじゃないんだ。脳にバシバシ入ってくる。

父が入っていた保険。労災。これでみんなにお給料、退職金を支払う。会社で支払わなくてはいけない物も全て保険金でまかなった。情けなかった…父の亡くなって貰えるお金をこんな形で使うことに胸が傷んだ…父のために使いたいのに…切なすぎる。

私は会社のスタッフ、家族、親戚に全ての人達に責められた。父が命を削って作り上げた会社を解散させることを…私がトップに立ってやったところで誰が付いてくる?私を妬み嫌がらせをしたスタッフに信頼して仕事を頼めるのか?無理だろう。

私はスタッフを使ってくれる会社を探し頭を下げ歩いた。快く受け入れてくれたのは父と昔からの仲間、雅彦さんだ。会社を解散させるためにあちこち頭を下げ手続きをして何とか私から手が離れていった。

だけど私が出来ることは小さ過ぎた。悔しかった…どんなに頑張っても責められ、けなされる。私は何をしたら認められるんだろう。苦しかった。

父に言い放った。たくさんのお荷物置いていきやがって後処理しっかりしてから死ねや!バカ野郎って。だが父の返答はない。まだ死んだことわかってないんだろう…父を私の中に入れ、私は15年間も父を解放することなく閉じ込めていた。私の生き様見ておけよ!私は驚くような人間になってやる!気合いを入れた瞬間だった。

読んでいただきありがとうございます。気合いのみの行動でした。周りを考えず突っ走りました。みんなの為と思って勝手に動いて墓穴を掘る。そんな時期でした。

次回は母との暮らしを書いていきます。宜しくお願いいたしますm(__)m


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