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この世に生まれてきた意味 母との暮らし編

こんにちは

ほぐしびとwordsです。

まだまだ私のハチャメチャ生活が続きます。読んでくださりありがとうございます。

父が亡くなり母は一人で暮らせない状態になっていた。鬱になっていた…兄から『お前が一緒に住め!俺は嫁が可哀想だから無理だから』話し合いなどない。完全に押し付けられた。私にも都合があるのに…母と同じ家にいると言う地獄のような日々を考えるだけで鳥肌が立った。『マー君と暮らしたい。』母は懇願した。だが兄は突き放したのだ…私は決心せざる得なかった。母と暮らすことに承諾したのだ。

父の会社解散のためにあちこち頭を下げ回って疲れて帰ってくる私。自宅に帰っても錯乱状態の母がいる。子供達はそんな母を見て怯える。最初から全てが混乱状態。『マー君と暮らしたい。お前なんかじゃない』わかってはいたが暴言の嵐。私が帰ってくるまで子供達を友達のところに避難させることにした。

『なんで早く帰ってこないの。私を一人にしないで。虫が足をはってくる。お前が悪い。悪魔~』もう一人で母を見ることも難しい…兄に相談するも協力はしてくれなかった。仕方なく落ち着くまで病院に入院させることにした。親戚、兄からまたドヤされた。人でなしと…

『くそったれどもが!外野でヤジ飛ばしてんならお前らがやってみろ!ふざけんなよ!』初めて吠えた。もうどう言われようといい。私が母を見てるんだ。開き直った。

母のためにも精神科の看護助手として働く事を決めた。自分のスキルアップも出来るはず。そこで資格も取らせてくれる。お金のためだけじゃなく自分のため。人を知るため。母の寂しい心を知るため。なぜに私は…母のために自分を殺しそこを選ぶんだろう。今考えたらアホすぎる。

母の行動もある程度落ち着いたので退院させ、一緒の生活をするも…母の愚痴は止まれなかった。30超えた私なのに、門限22時…仕事で夜勤でも連絡が来る。『家賃がかからないんだからお金全部預かるから』と…私の働いたお金は全て母に渡す。じゃないとパニックをおこすから…誤魔化して何とか私は貯金をした。

そんな生活をしていたせいか…私のストレスはピークを超えていた。また喘息の発作を起こす…でも今回はギリギリまで我慢してないから大丈夫!早めに病院も行ったしなんて鷹をくくっていたのだが。

病院で点滴をしていると段々具合が悪くなっていく。息が出来ない、吸うことも吐くことも出来ず意識を失った…重責発作を起こしたらしい。原因は点滴間違い…看護師が私と同じ名字の患者さんと点滴を間違えたらしい。かかりつけの病院では処置が出来なくなり、地域医療支援病院に転院させられた。

意識が戻ったのは2週間後。その間私は…また未知の世界を彷徨う。真っ黒闇を歩く…点のように見える光に向かってひたすら歩くだけ。私に『こっちだよ』と言わんばかりの光。休むことなく歩いた…光の中には白い服を着た男性が立っていた。私に聞く。『満足したのか?使命は果たしたのか?愛されたか?』全て出来ていない…顔を横にふった瞬間にこの世に戻された。

戻った世界はやはり苦しさがまっていた…13日の金曜日に出てきそうな酸素マスクにたくさんの機械が繋がっていた。人工的に息をさせられていたらしい。身体はガリガリになっていた。足の細さはルパン三世…頭を触ると頭蓋骨を感じた。筋肉も落ち一人で歩けなかった…少し動くだけで息が出来なくなる。ベッドから降りない生活が1ヶ月続いた。トイレもベッドの上。尿管には管が入っているから心配ないが、問題は便。何も食べてないから出るわけもない…だが浣腸される。地獄だ。イキむだけで息が出来なくなる。

そんな姿を娘たちが見て『なんでまた死にそうになるの?約束したのに。一人で頑張らないで』と…本当に情けない。10才と8才の子供達に迷惑をかけてる自分に腹が立つ。あんなに寂しい思いをさせないって誓ったのに…破ってしまった。子供達に言った『またこうなるかも知れない。こればかりはわからない。だけど毎日を楽しくするように辛くならないように生きていくから。だから…命ある限り、貴女達を大切にするから』と…

3ヶ月の入院を経て、ようやく自宅に戻ることになった。まだ体力的には戻っていないが、職場復帰した。職場のみんなは優しかった。でも母は相変わらずだった。入院中子供の面倒をみたから報酬をよこせと…保険金を渡した。半分だけ。誤魔化したのだ。今までのようにはさせない。

子供達と3人だけで出歩くようにした。私が楽しくないと子供達も楽しくないはずだから。私達はよく笑うようになった。本音で話せる心地好さが幸せだった。子供達もバスケを始めた。おかげで私は試合を見ることでストレスも解消されたのか、今日まで大きな喘息はおきてない。本当に子供達のおかげで今日があると思う。

読んでくださりありがとうございましたm(__)mここまでの生活が私が私を殺して生きてきた歴史です。まだまだ母との暮らし編は続きますが…自由を手に入れた私と子供達は母に悩ませられながらも何とか生きていきます。その頃を次回は書いていきます。宜しくお願いいたしますm(__)m


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