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バブルが生み出す新しいイノベーション

みなさんこんにちは、ウエマツです。

今回は、國光宏尚さんのコチラのインタビュー記事を紹介します。



國光宏尚さんとは、


2004年5月、株式会社アットムービーに入社。
同年、取締役に就任し、
映画・テレビドラマのプロデュースおよび新規事業の立ち上げを実施。

2007年6月に株式会社gumiを創業し、代表取締役社長に就任。
XR事業やブロックチェーン事業を牽引し、
2018年に代表取締役会長へ。

2021年7月に同社を退任し、
同年8月より株式会社Thirdverseおよび、
株式会社フィナンシェ代表取締役CEOに就任。
2021年9月よりgumi cryptos capital Managing Partnerに就任。
2023年5月、株式会社Mint Town代表取締役CEOに就任。


インタビュー要約


國光氏は2023年に、
VRゲーム/メタバースのThirdverse、
Web3ゲームMint Town、
次世代クラウドファンディングのフィナンシェ、
アメリカでWeb3ファンド運営など幅広い事業を展開。

スタートアップ経営とVCとしての資金提供を同時に行い、
12月にビットコイン以外のアルトコインや
NFTなどにも投資の熱が広がり始めたと語ってます。

2023年はビットコインの強い市場が特徴でしたが、
年末には他のアルトコインやNFTにも
投資の熱が広がり始めた年でした。

彼らは11月から投資姿勢を転換し、
投資家の間でFOMOムード(Fear of Missing Out:機会を逃すことへの恐怖)が出てきています。

今後のバブルは前回を上回る規模になると予測しており、
DeFiやデリバティブ取引の進展、
ビットコイン現物ETFの可能性により、
暗号資産市場への流入が増えると見ています。

流動性の増加により、
2024年は前例のない規模のバブルが起こる可能性が高いと述べています。

バブルとバブル崩壊


暗号資産は継続的に上昇と下落を繰り返し、
長期的に見れば右肩上がりの傾向が続くと予想されます。

バブルとその崩壊による影響が大きいが、
暗号資産・ブロックチェーンの社会実装の進展に伴い、
サイクルは短くなると考えられます。

実世界のユースケースが増え、
リアルな需要に支えられることが予想されます。

特にビットコインETFとステーブルコインの登場により、
暗号資産へのマスアダプションが進みました。

ただ、サトシ・ナカモトが描いていた
「ディセントラライズド(decentralized)の夢」が、
ETF、ステーブルコインという
極端にセントラライズド(centralized)な仕組みによって
マスアダプションを迎えつつあるからです。
そういう皮肉な切なさが
暗号資産やブロックチェーン、Web3に長く携わっている人たちにはあるようです。


セントラライズド(中央集権型)への揺り戻し


回のターンは、
「分散型(ディセントラライズド)の夢が実現されターンではない」

中央集権型(セントラライズド)の進展が主流です。

現在のゲームや暗号資産取引は中央集権的であり、
DeFiにもKYC(本人確認)が必須になると予想されています。

しかし、
中央集権型への揺り戻しの後、
分散型の夢は4〜8年後に実現する可能性があります。

暗号資産・ブロックチェーンは現在、
いわゆる「ワイルド・ワイルド・ウエスト」(Wild Widl West:アメリカの西部開拓時代の無法地帯)と呼ばれた状況から、
ウォールストリートに取り込まれる状況にあります。

ただ逆に、
潰されにくくなってきたとも言えます。
全体的にはプラスではないでしょうか。


バブルが生み出す次の新しいイノベーション


2024年のWeb3ゲームは、
プレイヤーと投資家にアピールするための新しいナラティブが重要になります。

これまでのPlay to Earnやメタバースから、
AAAクオリティや有名なIP(知的財産)の活用に移行すると予想されます。

ゲームのトークノミクスは「ゼロサム」がベースになり、
新規ユーザー依存のポンジ型から、
インフレしないトークンモデルへの進化が求められます。

ブロックチェーンを活用した価値の移転が重要で、
これを実現するゲームが成功すると見られます。

また、
日本のIPの豊富さがWeb3ゲームのチャンスを生むと述べています。

バブルにならないと、
無難なプロジェクトにしか資金が集まらない状況が続いてしまいます。

一方、バブルのときは、多少無茶なプロジェクトにも資金が集まります。

資金を集めたところが次の新しいイノベーションを生み出す一面もあって、次のターンで新たなプレーヤーを生み出すことにつながります。今回のバブルは、4〜8年後の待望の「ディセントラライズドの夢の実現」につながっていくと期待しています。


おわり


今回は國光宏尚氏のインタビュー記事を紹介しました。

日本だけでなく海外でもweb3の第一人者として走り続けている國光さんの言葉はとても興味深いですね。

ここから先の市場の動きというのも注視していき、
クリエイターや、プロジェクトへの資金調達の方法というのも
たくさん模索していきたいと思います。


以上、ウエマツでした〜

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