web3.0、DAOとは

みなさんこんにちは、ウエマツです。

前回のNFTに引き続き、今回はDAOについて解説していきたいと思います。

まず

DAOとは


というところから解説していきます。

DAO・・・Decentralized Autonomous Organization
      自立分散型組織。

DAOは一般的な会社などと違い組織の代表者などがいない組織形態となります。その言葉の通り、中央集権的な管理者がいなく参加者全員が平等であり、自由にその活動へ参加することが可能です。

そして国籍、性別、年齢に縛られることなく実名を明かさず匿名で誰でも自由に参加し、意見を交換したり仕事をするというのが実社会の会社とは大きく異なるところの1つと言えると思います。

DAOの良いところはお金がなくても、人のために頑張って動いてくれる人がプロジェクトの株主になれるという点ではないでしょうか。

そして所有者は、自分が持っているプロジェクトの株価が下がるような不利益になる行動はしないと考えられるため、運営側も安心と言う点にあると思います。

プロジェクトへ貢献して人気、知名度が上がれば自分が持っている株の価値も上がる、という形になり共に成長していけるというのがweb3.0のひとつの理想像であり、トークンエコノミーの目指したい形なのかと考えています。

現在どのような人達がDAOに参加しているか、
というと、

・そのDAOのプロジェクトの活動や作品、理念に共感した人。
・そのプロジェクトに参加して、自分ができること(例えば、プログラミングができる、イラストが描ける、3DCG制作ができる等)で貢献や、腕試しがしたい人。
・コミュニティの活動が好きな人。

などがあげられるかと思います。
他には、web3.0の勉強のためにDAOに参加しているという方や、そのプロジェクトがしっかりとした運営のもと動いているものか知るために見ている投資家の人達というのも少なからずいるかと思います。

このように色々な考えのもと「人が集まる場」としてDAOというものが存在し、そこでやりたいことや、できることを持ち寄り新しい仕事が生まれる「新しい株式会社のカタチ」と言えるかと思います。

そこで気になるのが、

どこまでが非中央集権なのか


ではないでしょうか。
自立的、分散的な組織としてのDAOではありますが全てが非中央集権で動いているわけではなく、フェーズによっては中央集権の方がいい場合というのも間違いなくあると思います。

例えばプロジェクトの立ち上げ当初などは独裁的、中央集権的にはじめていかないとプロジェクトが進んでいかない、コミュニティが育っていかないなどはあるかと思います。

非中央集権的で、進めるというと聞こえはいい気もしますがやはり運営側が時に中央集権的に動かしていかないと健全なコミュニティは保てないという場面は多くあるかと思います。

例えば、コミュニティに対して明確な悪意のある書き込みをするユーザーというのは間違いなくいます。
それは誹謗中傷というだけでなく、詐欺を行う人というのも少ない数いるというのが今のNFTだけでなく、仮想通過の現実です。

コミュニティ内で他のユーザーに悪意のあるDMを送ったり、詐欺のサイトに誘導するURLを投稿するなどをする人には、運営側が素早く対処し、そのような投稿を消す作業というのも、他のユーザーを守るという意味でも必要なことだと思います。

実際に海外のコミュニティではリンクを貼り付けた投稿は内容に関係なく即時BAN(運営者が利用停止処置や、アクセス禁止処置を行うこと)されるというのは多くみられます。

これに対して中央集権的だと文句を言う人もいますが、コミュニティ運営にとってはこういうことも必要だと思います。

そしてDAO運営や、プロジェクトの意思決定に対しても中央集権的に進めていく方が早いと言うのは間違いなくあると思います。

特にプロジェクトの立ち上げ当初などはスピード感を持ってどんどん進めていき、安定して資金を集められる段階まで早くプロジェクトを育てていくというのは実社会のベンチャー企業や、新しい会社でもよく目にすると思います。

何よりプロジェクトの立案など何から何まで多数決でみんなで決めようとするのは何も決まらない危険性も多く含んでいるように思います。

最初は少数の創業メンバーから始まるため、独裁的、中央集権的に進めていき、プロジェクトが育ち参加者が増えていくのに合わせて多数決で決定するところが増えて行ってもいいのかと思います。

そこからわかることとしてDAOでは、意思決定を多数決みたいに民主的にするということが重要ではなく、インセンティブ(報酬や、株式)の分散化が重要になるように感じています。

プロジェクトごとでもいいですが、明確なリーダーがいてその人が中央集権的に決定していき、そこに貢献してくれた人達にトークンや、NFTを配るというのがこれからのトークンエコノミーにとって大事になってくるように思います。

DAOというものが誕生してからまだ日が浅くまだ多くの人達が手探りで進めていっているというのが現状です。

これからどんどんDAOでの成功事例や、斬新なアイディアというのが生まれてくるかと思います。

そのようなものも実例も交えて今後紹介できればと思っています。お付き合いいただきありがとうございました。
 
ウエマツ。

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