臨床心理学者による好奇心の重要性を謳った本。科学的根拠を元に説明がなされているが、自己啓発本みたいな内容だった。
「新しいこと」や「不確実なこと」に目を向けるにはやはり好奇心が必要だ。その後も好奇心の重要性を述べた文章が続く。
人生を豊かにするうえで人間関係は欠かせない要素だが、その秘訣もまとめられている。
最後にこの本の表題について。この本の題名は『頭のいい人が「脳のために」毎日していること』とあるが、原書のタイトルは『CURIOUS?』となっている。正直、原書のタイトルの方がこの本を的確に表現できていると思う。他の翻訳書にもいえることだが、変に本のタイトルを変えるぐらいなら、原書のタイトルをそのまま邦訳した方が良いのではないか。