【自己紹介③】19年間の教員人生にピリオドを打つまで〜教員になってから初任校での思い出編〜
教員養成大学を卒業して、そのまま採用試験に一発合格…違和感を感じつつ、なんだかんだで19年間必死で小学校教員やってきました。…が、ついに2021年3月で退職します。
自己紹介を兼ねて、退職に至るまでの道のりを書かせてください。
今回は初めて着任した学校での思い出を…
①社会科見学のバスに置いていかれる…
教員になったら初年度は、1年間初任者研修ってやつを受けます。
20年前の初任者研修は、1日クラスを空けてバスに乗って社会科見学とか夏休みに宿泊研修とか、グループごとの研究授業とか、その他各種の講義型研修が月に一度あったかな。
とにかく毎回研修で思ったことは…
この人たちみんな教員。教員しかいないこの空間、気持ち悪っっ
でした。自分も教員のくせに。笑
そんなちょっとへその曲がった私ですので、友達の輪にすんなり入れず…。
同じバスに知り合いのいない6月の社会科見学研修の当日。
昼休憩は当然1人で…集合時間ピッタリにバス乗車位置に戻ったら
バスおらんやないかー!
バスに置いてかれてました。泣
時間に余裕をもって行かなかった自分が1番悪いけどさ…
バスガイドさんと指導主事(教育委員会の人)が人数確認したのに、置いてかれるって相当ですな。
周りに座ってた人が、誰も私がいないことに気がつかず…誰も「1人いないです!」って言ってくれなかったんだなぁ。笑笑
悲しすぎる思い出。
さすがに一年の終わり頃には数人の仲の良い友達ができましたが…
同期で今も連絡取ってるのは…2人。そのうち、1人は早々に教員辞めて、離島に移住してしまいました。
②せっかく教員になったけど、辞めていく同期達…
何の仕事だって1年目はキツいと思いますが…教員も結構明暗分かれます。
向き不向きもあるので、2ヶ月もすると、学校に行けなくなる同期がいたり、1年で見切りをつけて辞める同期がいたり。
学校教育の目指すものと、自分の良いと思うことが合わない…とすぐさま気がついた、大学の同級生は半年で退職願出してました。
精神的に病んで学校に行けなくなる同期もチラホラ。
私も、やる気満々、自信満々の同期の中で、向いてるのかなぁ…と悩む。
そんな時、指導主事が飲み会で言ってた名言は
「撤退も勇気!」
辞めるなら早いうちに踏み切れって言ってました。
でも、やはり手堅い公務員、せっかく合格した教員採用試験。すぐに辞める決断ができない。そこまでの判断もまだできないくらい経験不足。
「石の上にも三年」の呪縛
なんとなくできちゃう人は、なんとなく続けちゃうんだな。
ある程度経験積まないと、分からないこともある。そして、何より他の世界を知らないから、適してる適してないの判断基準もないのが現実。
でも、教員になると一般企業や外の世界とのつながりは意識しないとできない。
だから、辞める勇気も何も、外の世界と分断されて、感覚が鈍っていくんだろうなぁ…
と、今なら分析できます。
当時は渦中にいるので、よく分からないまま、なんとなーく違和感を感じながら日々が流れていってました。
③教員辞めて、マジシャンを目指す!?
1年をなんとか過ごすと、その学校の流れが分かるので2年目はかなり楽になります。
そんな中、授業力を上げたいと思いつつ、まだまだ子どもを面白さで惹きつけようとしちゃうのが若手の醍醐味。…私はそうだった…。
夏休みは、やはり教員にとっては休みやすい時期。明日の授業準備がないんだもの。天国です。
時間があると、人間無駄なことを考えちゃうものですよね。
私はデパートのおもちゃ屋さんにいたマジシャンを見てピンときた!!
これじゃ!!
夏休み明けに子どもたちの心を鷲掴みにするのはマジックだ!
というわけで、マジック道具買いまくって家に帰ったです。笑
当然マジックって、練習やトーク技術などが必要で極めることはできず…なんだか増えていくマジック道具。
黒板を指す棒が急に手から現れて伸びたらビックリするよね…
→盛り上がって、授業が脱線して、ある意味終わる。笑
子どもを指名して発言させた後に、耳が大っきくなったら盛り上がる!
→発言した子に謝ってほしい…発言台無しじゃないかー。今ならセンスを疑う。
皿回しできたら最高じゃん!
→それ、もうマジックじゃなくて大道芸人ですけど〜笑笑
完全に痛い教員ですよ…
でも、子どもを、惹きつけるために授業力と他に何がいるのか…と必死で考えてた、本気の試行錯誤なんですよ…
結局、教員の忘年会で披露したくらいだったけど…それなりに盛り上がったけど。笑
結局、何をやりたいか決まってない私は子どもを楽しませるために何をしたらいいのか…という観点で迷走しまくってたわけです。
長くなったので、今回はここまで…
次回は、
①線路に飛び込みたくなる教員
②結婚も妊娠もタイミングが命
について書きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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