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【第11回】みんなが勘違いする?3つの軸①価値観の4つの注意点

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みなさんお疲れ様です!植木学です。

今日のテーマは、「みんなが勘違いする?3つの軸①価値観の注意点」です。


あらすじ


まず、第9回ですこやかに稼ぎ続ける3つの軸を紹介しました。価値観、才能、興味ですね。

で第10回でお話ししたように、価値観は「大事にしていること」を指します。

で、この大事にしていることを探すときに勘違いしやすいポイントがあるので、今日はそれをお話しします。

正直、理解はさっとできると思うんですが、見分けるのはかなり難しいです。
なので、繰り返し聞いたり、読んだりしてもらうことをおすすめします。

価値観の勘違いしやすいポイント


1. 「価値観」と「目標」は違う


それでは、価値観の勘違いしやすいポイント1つ目。
価値観と目標は違う。

価値観はあなたの思考の方向性を示すコンパスだと考えてください。
目標は、その方向性に向かっていく際の中間地点です。

たとえば、「愛情あふれる生活を送りたい」という価値観があったとしたら、
目標はまず「愛について本を読む」とか「生活基盤を整える」とか、「パートナーと出会う」とか。
次に「結婚する」とか「子供を授かる」とか。
いろいろ中間地点というものは作れますよね。
これが目標です。

で、これを理解するのはとても大切で、
というのも燃え尽き症候群の予防になるんですね。
燃え尽き症候群は、ある目標をクリアしたら、その後やる気がなくなるという状態です。
これは目標が価値観からずれてしまっていたり、価値観が見えないことが原因でやる気がなくなってしまうと考えられます。
なので価値観が明確になっていると、まず目標設定がずれないし、さらに目標をクリアしても、あくまでそれは価値観を満たすための中間地点であると認識できるので、燃え尽きないようになるんですね。
それよりも、価値観を満たしていきたいと、意欲に燃えるようになっていきます
そのため、この価値観と目標の違いを理解することは大切です。

たとえば、僕は「みんなに自由な発想ですこやかに生きてもらいたい」という価値観があります。
この目標として、今はライターンで保健室を運営して、コーチング業務を行ったり、こういったラジオで発信をしていくことでどれだけの人にすこやかに稼いでいってもらえるのか、というのを評価しているところです。
もちろん、将来的にお金につながるようにしたいと考えていますが、あくまで価値観を満たすことが目的なので、お金が中心ではありません。ですが、この考え方でビジネスを生み出していくことが「すこやかに稼ぎ続けるマインド」だと考えられています。
この考え方だと、ずっと自分の価値観を満たそうとやる気に満ち溢れて生きていけるので、一時的なモチベーションアップ術とかは必要なくなるんですね。

なので、価値観を明確にした上で目標を立てることがとても重要です。

2. 「内発的」な価値観と「外発的」な価値観は違う


次に、内発的な価値観と外発的な価値観は違うということです。

内発的と外発的の違いはご存知でしょうか?
内発的は、内側から湧き上がってくる感覚ですね。
それに対して、外発的は、外からの影響で生まれてくる感覚です。

お金とか地位とか名誉とか、他との比較が生まれてしまう物事っていうのは、外発的な価値観が生まれやすいんですね。
もちろん、外発的な価値観はすべての人がもっていますし、それも重要です。
ただ、一番大切なのは、内発的な価値観なんですね。
なぜなら、外発的な価値観を優先していると、自分を失ってしまうんですね。

たとえばお金は手に入るけど、自分の時間がなくなってしまって、好きな映画をみることができなくなったとか。
愛する家族と接する時間がなくなってしまったり、家族のために頑張っているのに家族にあたってしまうとか、攻撃的になってしまっているとか。
こうなってしまっていると感じているのであれば、おそらく外発的な価値観を優先してしまっているのだと思います。

外発的な価値観は、内発的な価値観とくらべて、すごく魅力的に見えます。
だから、自分には「本当は」必要ないのに、いつの間にか求めてしまっている、というのは、よくあると思います。
それは、外発的な価値観なんですね。

では内発的な価値観はなんなのか?
それは、人から言われたから自分が求めているのではなくて、無意識に自分が求めていることなんですね。
たとえば、僕は「自由」という価値観を持っていますが、昔から縛られるのが本当に苦手だったんです。
だからこのときはこう!みたいな考え方がとても苦手で、この世界に本質的な考え方というのは存在しますけど、人間の一人ひとりの考え方に対して答えって1つなわけがないんですよね。
そういった一義的なものの見方を感じるととても引っかかるんですね。
それは、僕は自由という価値観を持っているから、引っかかるんですよ。
これは誰かに言われたことではなくて、僕自身がもっている内発的な価値観なんです。

で、その価値観自身を僕はビジネスにしようとしているわけなんです。
自由という価値観を大切にしているからこそ、オンリーワンでその考えを発信できて、そしてその自由な考え方を多くの人に手に入れてもらうサポートをすることができる
で、その内発的な価値観は自分自身を満たすんです。
だから、僕はこの自由を満たすように生きて自由を満たす発信をするのはとてつもなく楽しいし、
それで周りの人が自由な考え方を手に入れてすこやかに稼いでもらえたらこの上ない喜びです。

これは、外発的な価値観で仕事をしていると、味わえない喜びです。
あなたはどちらが欲しいですか?っていう話なんですね。

でも、この内発的な価値観を見分けるっていうのが本当に難しいんですよ。
何度も僕の例で恐縮なんですけど、僕には「共有」という価値観がありました。
実は、最初「共有」は外発的と思っていたんですよ。
なんでかというと、僕は何をやるにしても1人ではなかなか実行に移せない人間なんですね。
医学部に合格したときは、センター試験で数学は両方とも満点で、合計で9割ぐらい取れてましたけど、これも1人では到底無理だったんですね。
仲間がいたから成し得たことだと思っています。
だから、最初は、僕は「勉強さえも、本当はやる気がなくて、好きではないんじゃないか?」と思っていたんですよ。
勉強も「外発的」にやってしまっていたんじゃないかって。
だけど勉強は好きだし、楽しんでいるところもあったんですよね。
じゃあなんで1人でできないのかなってめっちゃ考えたんですよ。
何日もそればっかり考えてました。

そしたらわかったんです。
僕は、人と物事を共有するっていうのがとても大切なんだと。

だから、人と一緒にやったことは大体うまくいってるし、逆に1人でやっていたことは大体うまくいってないんですよ。
つまり、僕には「共有」っていう価値観が内発的にあるっていうことなんです。

こんな感じで、内発的と外発的を見分けるのはとても難しいです。
僕はまだ見分けるのが得意な方だと感じているのですが、それでも難しいと思いました。

なので、もし見分けるのが難しいなと思ったら、僕までご連絡ください。
一緒に見分けていきましょう。

3. 「何をやるか」と「何のためにやるか」は違う


で、次に3つ目です。
これは価値観の勘違いしやすいポイントとはずれるんですが、
「何をやるか」というのと「何のためにやるか」は違うということです。

先ほどの外発的ともつながるんですけど、多くの場合「何をやるか」というお金を稼ぐ手段に目が向きがちなんですね。
一般的にお金を手に入れやすい仕事をすれば、稼げるんじゃないかとか。
自分ならできるこれをしておけば無難じゃないかなとか。

だけど結局これだと、外発的であり、価値観に沿って決められていないので、長続きしないんですよね。
それで結局お金を手に入れやすいところまで達することさえできないことはよくあることだと思います。

実際、僕が医者になったのも、「何をやるか」として決めた節が強かったんですね。
だから、医学生時代も結構迷いながら生きていたんです。
なんか違うなぁって、ずっと感じていました。
でも今、「何のためにやるか」が明確になって、その上で何をやるかを考えているので、
迷いがないしとにかく楽しい
んですよね。

なので、「何をやるか」ではなくて、「何のためにやるか」を考えることが非常に大切です。

4. 「我慢」と「耐える」は違う


そして最後4つ目に、我慢と耐えるの違いを話したいと思います。

これは仏教とかに通じている考え方なのですが、我慢と耐えるは別物なんですね。
我慢というのは、ただただ、自分をすり減らす行為なんですね。
それに対して耐えるというのは、自分の価値観を満たすために頑張る行為なんですよ。

つまり自分の価値観を満たすためにやることっていうのは、耐えられるんですね。
自分には向いていない仕事かなと感じたとしても、自分が本当にやりたいと思える、価値観を満たすようなことなら耐えられるんですよね。

大きなやりたいことがあったとして、それに向かっていく中間地点では苦手なこともありうるんです。
だけどそれを乗り越えるには、価値観が明確である必要があります
じゃないと、苦手なことやっている間になんでやっているのかわからなくなってしんどくなっちゃうんですよね。

「あの人は乗り越えられているのに、自分は乗り越えられないのは自分が弱いからだ…」と考える人がいますが、
それはただ単に、自分の価値観が明確じゃない
もしくは自分の価値観にはただ必要ないハードルなだけかもしれないんですよね。
逆に乗り越えられた人は、自分の価値観に合っているか、もしくは才能があるからとくに苦労なくできているというだけなんです。
決してあなたに能力がないからできないわけではないんですよ。
物事に耐えるためには、価値観が必要なんです。

ここで僕の例ですが、実は、僕はライターに向いていないと思っています
なぜなら、主観で物事を書きたいタイプだからです。
だけど、今僕の価値観を満たしながら生きていく選択肢として、医療ライターはぴったしなんですよ。
だから、向いていなくて少し大変なんですけど、ここに僕の才能を組み込みながら、なんとか耐えてるんですね。
つまり、価値観を満たすための苦手なことは、耐えることができるんですけど、満たせないような苦手なことは、我慢になっちゃうんですよね。
我慢でやっちゃうと、病む原因になっちゃいます
これも本当によくある勘違いで、
自分のため自分のためと思っているつもりが、ただ我慢の言い訳になっていることがあるんですよ。
本当に自分のためなのか
それをしっかりと考え直すことは非常に大切です。

ただ、考え直すことができたとしても、実際に自分を満たすような生き方を手に入れるには、
「今の自分と戦う」必要があると考えてください。
非常に重要な考え方です。(ここまで辿り着ける人は一握りだと思います)
今の我慢をしてしまっている自分から離れるのは、本当に難しいんです。
なんでかというと、我慢を無意識に正当化してしまっているからなんです。
我慢を無意識に正当化してしまっている状態だと、
本当に充実して生きる感覚のイメージが湧きにくいんですね。

だからこそ1人で抱えずに、周りの人に相談したりするのが大切です。
もちろん僕もそのために一生涯を貫こうと決意しているので、ぜひ力になります。
どうぞ勇気を振り絞って連絡してください。

まとめ


それではまとめです。
価値観の勘違いしやすいポイントは4つありました。

1つ目は価値観と目標は違うということ。
2つ目は外発的な価値観と内発的な価値観は違うということ。
3つ目は、「何をやるか」と「何のためにやるか」は違うということ。
そして最後4つ目は、我慢と耐えるは違うということ。

大変長くなりましたが、これで価値観はかなり探しやすくなったと思います。
ただ理解はできても本当に見分けるまで時間がかかります
もし路頭に迷ったら無理せずご連絡くださいね。

参考になれば幸いです。

明日は「すこやかに稼ぎ続ける」ための3つの軸、2つ目、才能について解説します。
お便りはXのフォームからお送りください。

それでは、また明日。

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