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【旅】セカオワ「深海」とSLさくら号

1.セカオワを追いかけて

我が家は揃って「セカオワ」のファン。
中高生になった子供たちは、親とは旅行に行きたがらないお年頃。
けれども「セカオワのツアー」は別みたい。
そこで、今回は、セカオワの2024年アリーナツアーを「鼻先のニンジン」になぞらえれて、ちゃっかり、家族旅行をしてしまうという計画。
受験モードの我が子は、日程的に、ツアーでは、宮城、新潟、静岡の三択。
そこで、今回は、我がファミリーの初見参「静岡」に決定。

2.ローカル空港歳時記

セカオワをはじめとするロックファンの私。
実は「鉄道ファン」でもあった。
セカオワのライブを行われる「静岡エコパアリーナ」の周辺地図を見ていたら、「大井川」に近いことがわかった。
折しも、大井川鉄道では、桜の花の見ごろを迎えた「SLさくら号」が運転されている。
これを期に、午前中は、大井川鉄道に乗って「SLさくら号」を堪能。
午後にエコパに移動して、ツアーに備える計画を立てた。
新金谷駅出発が10時28分。
事前に「さくら号乗車券」をネット予約していたので、遅刻はできない。
早起きして自宅を出発、ところが、思いのほか、ドライブが順調で、8時台に「新金谷駅」に到着してしまった。
当然、周辺の「お店」はやっていない。
どこかで「みどころ」はないものかと思案していた。
「静岡空港」という聞きなれない言葉が道路標識に見られた。
カーナビで検索すると、大井川鉄道の起点「新金谷駅」から、20分ほど。
これは、行くしかない、と思い、一路、「富士山静岡空港」へ。
一応、貿易関係の仕事に就いている私でも、失礼ながら「静岡空港」なんて聞いたことがなかった。
旧東海道を脇に見て、くねくねとした山道を登る。
本当に、この先に「空港」なんてあるのか?
そしたら、ありました。
静岡”富士山”空港が…。
ターミナルの近くは有料駐車場だったが、奥には、無料駐車場を完備。
そこにクルマを止めて、空港見学。
FDAという聞きなれないピンク色の機体をした飛行機を目撃した。
ターミナルは、茨城空港や福島空港のそれに近い。
それでも、国内線、国際線と、毎日、運行されているようである。
静岡の人たちが北海道や九州・沖縄へ観光するアクセスや、近隣のアジア諸国からの「富士山」をはじめとするインバウンド観光のため、それなりに需要があるようだ。
我々の到着が、朝早かったため、海産物やお茶屋といった「グルメ系」の売店はまたオープンしていなかったが、ぜひ訪れたい。
「静岡に空港?」という純粋な驚きを体感する旅のはじまりであった。

偉大なる「ローカル空港」


3.大井川鉄道・SLさくら号

家族4人で「セカオワ」を追いかけての旅。
実は、鉄道ファンは私だけなので、家族からは、鉄道観光といっても「爆睡されること必至」と思いきや、そんな杞憂は無用だった。
新金谷駅で目撃した「本物の蒸気機関車」に、すっかり妻子は魅了していたようだ。
古き良き昭和の時代を彷彿させる、レトロな客車もココロをつかんだ。
固めの窓を空け、SLの汽笛を鳴らして、ゆっくりと出発。
沿道でSLを見送る人たちに「手を振って」応える私たち家族。
桜のシーズンともあって、7両編成の客車はほぼ満員。
車内販売では、SL車内でしか販売されていない、あんこのたっぷり入ったSLどら焼きを購入。私たちは「3両目」に陣取っていたが、販売のおばさんは、「これから7両目まで売りにいかなきゃいけないんだよね」と、手際のよい営業活動をしていた。
山側の車窓に陣取る家族だが、反対側の大井川ビューも侮れない。
終点の家山駅での「桜の満開トンネル」は、山側車窓から堪能できた。
ツアー客が多いから、家山駅で下車する客がほとんどであった。
私たち家族は、新金谷駅にクルマを置いてきたので、トンボ返りで、同じ車両を使った「ELさくら号」で、折り返す。
新金谷駅でのコイン駐車場は料金400円。
大井川鉄道の有料駐車場は1日千円なので、コイン駐車場の方がおトクだと、駐車場スタッフのおじさんが、事前に教えてくれた…。
本当ならば、自分の駐車場を使わせる「営業トーク」であってもいいのだが、なんて親切なおじさんなんだ…。
このおじさんも、SLの出発時、我々の乗る「さくら号」を見送るため、手を振ってくれた。
こうした細かいサービスが、とても嬉しい。

大井川鉄道「SL急行さくら号」
大井川鉄道の車窓から

4.エコパ静岡で「セカオワ」を観た

新金谷駅から、エコパ静岡へ車の移動。
エコパアリーナに隣接する駐車場は無料。
「帰りは混みます」というアナウンスがあったが、無料なので致し方ない。
13時に到着。
まずは、今回のセカオワ「深海」ツアーのグッズ販売。
スターライトリングとスポーツタオルを購入。
その後、家族4人で「ガチャ」に挑戦。
私と息子は「ステッカー」、娘は「クリアファイル」。
一方、妻は、「サングラス」だった。
これに、気を良くしたのか、もう一回、ガシャに挑戦した妻は「エコバック」を当てていた。我が家のセカオワ・ガシャの戦況は、妻の「ひとり勝ち」の様相。
娘と息子はセカオワ・ファンクラブに入っているので、ファンクラブグッズを引き換えた。
その後、エコパ周辺で食事処を「徒歩」で探したが、ほとんど良い店が無かった。JR愛野駅の方まで歩いてみたものの、食事状況は「トホホ」感。
コンビニで弁当を買って、クルマで食べるという、寂しい限り…。
(旅の醍醐味は、ご当地グルメもひとつだけにこれは残念)
エコパアリーナという立派な「ハコモノ」があるのでグルメ事情にも、チカラを注いでもたいたいというのは、「県外者」からの小言である。
そして、クルマの中で小休止して、17時、いよいよ、セカオワのアリーナ―ツアー「深海」に向けて、我々家族は、エコパアリーナに入場した…。
そして…、彼らのパフォーマンスに大満足。
まだ、観ていない人のために、ライブ内容は割愛するが、とにかく、家族それぞれ「ささるところ」が違うエンタメ。
これからも、セカオワを追いかけて、私たち家族は、各地を飛び回りたい。


セカオワを追いかける旅はまだまだ続く…

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