【ロック】ストーンズが観たい!⑩アメリカ備忘録・海外編
50代のおじさんが、海外ロック鑑賞をデビューする話。
いよいよ最終回。
20年前に取得した「英検2級」の語学力を携え、いざエンタメの本場へ。
ザ・ローリング・ストーンズのライブを観に、単身シアトルで飛ぶ。
滞在中の「気づきの点」をまとめていきます。
1.命の次に大切な「スマホ」
今回、ストーンズのチケットを国内のPC端末から「チケットマスター」で取得。スマホに格納させるEチケットであった。
チケットマスターのアプリは日本では、入手できないものの、アカウントがあれば、ネット経由でアクセスできる。
問題なのは、現地アメリカで、日本のように「スマホ」が使えるか?
モバイルWIFIをレンタルして「常に持参」しているのも、悪くないが、極力、現地行動での「荷物」を減らしたい。
私のスマホのキャリアは「ドコモ」であったので、「世界ギガ放題」というローミングサービスを利用した。
ドコモ窓口で頼ることなく、パンフレットのとおりに操作した。
操作はいたって簡単、滞在中も困ることはなかった。
WIFIルーターの持参する「わずらわしさ」がないので、これはおススメである。大手携帯キャリアでは、各社、海外ローミングサービスが提供されているので、「お守り代わり」に利用したい。
2.アメリカはクレカ社会
アメリカは日本以上にクレジットカード社会。
スーパーで「新聞」を買うのさえ、現金不可であった。
クレカ必須といっても、別に新しくカードを作る必要はない。
私も銀行カードに提携しているVISAと、Dカードに付いているマスターカードだけで十分であった。
万が一のため、2社以上のカード会社があったほうがいいかも。
たとえば、VISAカードが使えず焦ったものの、マスターカードに切り替えたところ、難なく買物が出来た、ということが多々あった。
デビットが使えるのならば、使った直後、日本円の利用明細が、スマホのメールで来るので、こちらもおススメ。
野球場で「ハンバーガー」と「ドリンク」を注文した際、デビットカードを利用。すぐに「利用明細」が来た。約4,000円という支払い料にびっくり!
カードだと、つい使い過ぎてしまう不安があるので、デビットだと「シビアな現実」に直面するので、海外で浮かれて、まひ気味の金銭感覚をしっかりと保つことができる。(ハンバーガーとドリンクに4,000円も使ってしまった!と、その場で反省!)
3.現地で使える交通系カード
北米はクルマ社会。
慣れぬ地でのレンタカーは、高リスク。
なので、ストーンズの北米ツアーの選定については、クルマ無しで移動ができる都市、バンクーバーかシアトルの「二択」であった。
結局、仕事の都合と諸々の事情(大リーグも観たい!というよくばりな欲求を満たす)ため、シアトルに決定。
日本のスイカやパスモの相当する、交通系のICカード「オルカ」が販売されていて、これは便利であった。
シアトル・タコマ空港のライトレール乗車駅の自販機でも購入できる。
現地に着いたら、すぐにでも購入しよう。
日本のような改札はないが、ひんぱんに検札が来るので、無賃乗車は絶対にやめよう。駅に設置してある「黄色いカードリーダー」で、記録するクセをつけておこう。
ライブ観戦、スポーツ観戦終了後は、深夜近くなるので、ホテルまでの移動が心配だったが、シアトルの電車(ライトレール)は、遅くまで営業、特に、ライブや野球といった「ビック・イベント」があると、臨機応変に「臨時電車」も運行されていた。
4.エンタメ二刀流(ライブ前日に野球観戦)
渡米した目的は、ローリング・ストーンズのライブ。
せっかくアメリカまで来たのだから、メジャー・リーグも観戦したい。
シアトル選定のひとつに、ライブの実施周辺日に、野球観戦も併せてできる日程が組まれていたからである。
音楽とスポーツ。趣味の二刀流。
私の場合、単身での渡米だったので、本当にライブが観られるのか、最後まで不安だった。
ライブ前日に、大リーグ観戦をして、「電子チケットの動作確認」や「夜のホテルまでのアクセス」などがシュミレーションできたのが大きかった。
もちろん心から「本場の野球観戦」は楽しめた。
渡米の際、ライブ・オンリーだったら、きっと「最後まで」ライブのことで頭がいっぱいになっていたはず。
コンサートだけでなく、野球観戦という「保険」をかけておいたのが、今回の旅で功を奏した。
5.グッズはスタジアム内でも販売
今回のツアー。ストーンズの「ベロ・マーク」のおみやげを買うのがミッションのひとつ。
おみやげは外せないので、前日、スタジアム前の特設販売所が設置される情報を聞きつけ、足を運んだ。
ライブ当日、スタジアム(ルーメン・フィールド)内でも、ストーンズの「ベロ・グッズ」は、至るところで売られていた。
東京ドーム公演では、いったん入場してしまうと、グッズ購入は「帰路」まで不可能な場合が多い。(グッズ販売所は外に設けられている)
今回のグッズ販売は、中でも売られていた。
アメリカでのスタジアムでのエンタメの催しでは、持ち込み制限が厳しいものの、ちゃんと制限エリアをクリアすれば、グッズが販売している仕組みになっている。
ただし、これは、ストーンズの北米ツアーに限ったことなのか、たとえば、イギリスのロンドン・ウエンブリースタジアムなどでは「グッズ販売状況」がどうなっているのかが、わからない。
おみやげ好きの日本人にとっては、気になるところである。
6.おひとり様は「荷物少なく」
いまさら言うまでもないことだが、荷物は極力「少なく」した方が良い。
とくに「おひとり様」の旅行の場合、荷物を観てくれる「相棒」がいないので、自分の荷物は自分で守ななければならない。
私が、海外旅行で、いつも気になっていたのが、機内預けのバゲージ(荷物)が、空港のターンテーブルに出てくるのが「遅い」という問題である。
今回は、荷物を機内持ち込みだけで「完結」させたので、このストレスがなかった。
行きの便では、リュックすら「機内持ち込みトランク」に収納。おみやげで荷物が増えた帰りの便では、トランクの他、リュックにおみやげを詰めたものの、特に「とがめられる」ようなことはなかった。
ホテルの部屋着なども、極力、軽量化(がさばらないもの)を選んだ方が良い。私の場合、フォーマルなジャケットなども持参したが、これも「一度たりとも」使わなかった。
なんとかななる、ので、万が一に必要だと思われる荷物は置いていこう。
7.旅の記録
私は、普段から、日記を書いているので、海外旅行でも、そのルーティンを守ることにした。
書くことが習慣になっているからこそ、旅の思い出を、いったん「日記」に書き留め、note投稿などに「展開」する場合、日記を基軸にしている。
約20年ぶりの海外旅行であったが、スマホをカメラ代わりに利用した。
スマホは、エンタメのチケットや航空券、地図、辞書、そして、カメラにもなるので、つくづく「いい時代になったな」と思う。
極端な話、旅の記録は、鉛筆とノート、そして、スマホがあればいい。
もともと普段から「日記を書く」ことが習慣になっているので、海外であっても「その日のあったことを書きとめる」ことは苦にならない。
普段、日記を書いていない人が、海外旅行という「ハレ舞台」で、いざ紙を前にしても、筆が進む…、なんてことは未知数である。
「旅の記録」をウェブ上なので発表したい方なら、直のこと、普段の日常生活で「日記」をつける習慣をおススメしたい。
8.最後に…
夢を叶えるためには、勇気が必要である。
アメリカでローリング・ストーンズのライブを観るのがずっと夢であった。
けれども、なんとかなる。
本当に、なんとかなるものだ。
さあ、ここまで読んでくれた方は、世界へ飛び出してみよう!
夢は、持った瞬間から実現への第一歩がはじまる。