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バイリンガルニュース  450-499

499 02.10.2022
1-北朝鮮ネット遮断
(北朝鮮 インターネットが2週間にわたり不安定で、KoryoAirline社のサイトから政府のサイトまで国内の全サイトが遮断される大規模障害が発生→米人ハッカーP4xが自身の仕業であることを発表:2021年に北朝鮮が行った西側諸国に対するハッキングキャンペーンでP4xが被害者となり、報復として北朝鮮のシステムの既知の脆弱性を利用し、ペネトレーションテストで自動でサイバー攻撃)
北朝鮮→ep35(1)+53(2)+204(4)+205(5)+231(5)+277(4)+286(1)

2-他人の記憶ニューロン
(東京大学・奥山輝大 自閉症スペクトラムの一部のケースでは、物·場所の記憶は正常であるにもかかわらず、他人の顔·名前を覚えられないメカニズム解明:通常のマウスは知っている相手を思い出すと脳の海馬内神経細胞集団が特定の組み合わせ、特定の順番で活動→自閉症スペクトラムを持ったマウスの場合、脳内の海馬での神経細胞の活動パターンが通常のマウスと比べて乱れ、他者を認識できなくなる可能性 睡眠時は記憶を高速再生し空間記憶・人物記憶を定着)
奥山輝大→ep67(6)+233(1)+261(6)

3-報道機関ロビイング
(米 国民のデータの大量収集を規制する法案に対し、大手報道機関が秘密裏に反対のロビー活動を行っていることが判明:CNN·NYTimes·MSNBC microsoft+national broadcasting company·Vox·WashingtonPost·FoxNewsなどデータブローカー·大手メディアを代表するロビイスト団体InteractiveAdvertisingBureauが、広告用のデータ収集に対する新たな規制に反対する書簡をFTC federal trade commission連邦取引委員会に送っていたことが確認→大手メディアはFacebookの扱うデータなど特定のプライバシー問題については報道しながらも、自身がターゲット広告に関与していることには沈黙→Ghostery社の調査によれば、ニュースサイトはオンライン上で最もトラッカーを使用し、ユーザープライバシーを最も確保していない可能性→トラッカーによってユーザーの年齢·性別·興味·関心·購買習慣·閲覧履歴·行動データなどのにユーザーデータを収集し、データブローカーに売却され、ターゲット広告に利用)
InteractiveAdvertisingBureau→ep184(5)

4-チンパンジー自己治療
(Osnabrueck大学・OzougaChimpanzeeProject 野生チンパンジーが昆虫を使って自己治療の可能性:チンパンジー22頭を15ヶ月間にわたりモニターし、切り傷76個が確認→チンパンジーが自ら潰した昆虫を用いて自己治療を行う様子が19回確認→チンパンジーは飛んでいる昆虫を捕まえ、唇で潰してから傷口の上に置く行動を確認→使用されている昆虫は未特定だが、大きさが5mm前後で、黒っぽい色の羽を持つ昆虫である可能性)


498 02.03.2022
1-人工子宮ナニー
(中国科学院蘇州バイオメディカルエンジニアリング研究所 人工子宮の環境をモニターし、胚の世話をするAIシステムを開発:マウスの胚を人工子宮容器内で培養し、24時間体制で胚をモニターし、微細な変化も見逃さずに酸素·栄養を調整可能。複数の異なるレンズを搭載しており、異なる層の鮮明な画像を撮影でき、人間には見えない現象を検知·学習可能→長期的な胚培養技術の最適化が期待)

2-批判的親
(NY州立大学 親から批判されることが多い子供は、金銭的な報酬·損失に対する脳の反応が低下していること判明:7−11歳までの子供·その母親202人を対象に、母親には子供について話し続けるよう依頼し、子供は報酬のあるドアを選択するドアーズタスクに参加し脳波モニター→子供は損失よりも報酬に高い反応→否定的な環境で育った子供は、報酬·損失の両方において反応が低下→環境経験に対する適応反応が乱れている可能性)

3-ビーム照射天体
(InternationalCenterForRadioAstronomyResearch·HurleyWalker 地球にエネルギービームを3回/時照射する新しい天体を観測:西豪州MurchisonWidefeldArray望遠鏡が2018年に収集したデータから観測し、その後天体は検知不可能。地球から4000光年の場所に位置。18分ごとに1分間ビーム放射状態→ゆっくり回転する中性子星の一種で、理論上で存在が予測されているultra long period magnetar超長周期マグネターの可能性)

4-グルメシャチ
(CetrecWesternAustralia·RobertPitman OrcaシャチがBlue whaleシロナガスクジラを襲う様子が初めて観察され、シャチがシロナガスクジラの舌を食べる様子が確認:2019年·2021年にそれぞれ2頭·1頭のシロナガスクジラがシャチに襲われ、最初のケースではシャチ5頭が連携して攻撃し、舌を食べる様子が観察され、最大50頭のシャチが死骸を食べる様子も確認。次のケースではシャチ25頭が子どものクジラを襲撃。最後のケースは、シャチ50頭がクジラを24km追跡し襲撃→全てのケースでシャチのメスが主導)


497 01.27.2022
1-プランB撤廃
(英 イングランドではPlanBと呼ばれる規制が撤廃→在宅勤務の推奨·公共交通機関/店でのマスク着用·大型イベントでのワクチン接種証明の提示が義務撤廃→2022年2月以降コロナウイルスワクチンを2回接種済みの旅行者は入国後の抗原検査·隔離が免除→2022年3月以降に陽性と判明した人の自主隔離義務も緩和される予定)

2-意気投合返し
(ダートマス大学 他者との会話中に意気投合を感じる際、会話の間に起きる変化が影響しているか調査:被験者66人が同性の相手10人と1対1で会話し、その様子を撮影→被験者は後に自身の動画を見ながら、相手との分かり合いの度合いを評価→同じ被験者が仲の良い友人を連れてきても同様の評価→相手が発言に迅速に反応する時間が短いほど、意気投合感が高まる傾向)

3-月面衝突事故
(地球接近物体の追跡に使用される天体位置測定ソフトウェアProjectPlutoGuide開発者BillGray 2015年に打ち上げられたSpaceX社Falcon9ロケットsecond stageが、2022年3月ごろに月の裏側に激突すると予測:second stageは、Falcon9ロケットがNOAA national oceanic and atmospheric administrationのDeepSpaceClimateObsevertory深宇宙気候観測所をL1 LaGrange pointに運んだ際のもので、乾燥質量は4000kgで、秒速2.58kmで月に衝突すると推定→宇宙用ハードウェアが誤って月面に衝突する初のケース)
Falcon9→ep157(5)+194(4)+297(1)+352(5)+414(3)+449(3)+479(1)+489(3)

4-美しさと道徳
(Melbourne大学 被験者504人に対して、魅力的/魅力的でない、無表情の人の顔の画像を6枚提示→その顔に関連付けられた道徳的な特性·非道徳的な特性を評価→被験者は魅力的な顔の持ち主について、魅力的でない顔と比較して道徳的な特性を持っているだろうと推測する傾向増加→顔の魅力度が道徳的特性の判断に強い偏りを誘発→過去の研究でも、身体的魅力がある人は、他人から高い社会的能力·社会的支配力·メンタルヘルス知能などの様々なポジティブな特性を持っていると推測されやすい傾向)


496 01.20.2022
1-宇宙貧血
(オタワ病院 宇宙飛行士14人が半年間宇宙で過ごしている間に収集されたデータを分析→宇宙滞在中に体内で破壊される赤血球の数が、地球にいるときと比較して54%増加していること判明:通常、地球にいる人間の体内では毎秒200万個の赤血球が破壊→宇宙にいる間は毎秒300万個の赤血球が破壊され、地球に帰還して1年が経過しても、一般人と比較して体内で破壊される赤血球の数が30%多い傾向→性別による差なし→space anemia宇宙貧血は宇宙に到着した直後に一時的に発生し、滞在中に元に戻ると考えられていたが、持続的な影響の可能性)

2-自由時間の起源
(デューク大学 人類の狩猟採集が他の大型類人猿の食料確保方法と比較してハイリスクで非効率である一方で、高いカロリーを集団でシェアできるなどハイリターンでもあり、この結果として創造的な自由時間が生まれた可能性:ゴリラ·チンパンジー·オランウータン·現代でも狩猟採集を行うタンザニアのハヅァ族·ボリビアのツィマネ族を比較→類人猿は低いリスクで低いリターンを得る傾向→一方で、人間はエネルギーを大量に費やして高いリスクを冒し、よりカロリーが高く、集団でシェアできる食料を得る傾向→集団でシェアすることで個人がリスクを取りやすくなり、それによって自由時間が生まれ、食料以外の活動·文化が発展した可能性)

3-最古の交配種
(JacquesMonod研究所 シリア北部のUmm el-Marra遺跡から出土した約4500年前の馬類の動物の骨の遺伝子解析→人の手によって交配された雑種の動物で、記録史上最も古いKungaクンガが判明:Donkeysロバのメス·Hemippesアジアノロバのオスから生まれた一代交配種。社会都市が最初に出現したシリア·メソポタミア北部で高いステータスの動物だった可能性があり、古代の楔形文字の粘土板に描かれ、その価格は当時のロバの6倍以上と判明→次に古い一代交配種は、紀元前1000年にアナトリアで作られたMuleラバ)

4-トンガ噴火
(トンガ 火山無人島HungaTonga-HungaHa’apaiで発生した大規模な噴火→日·NZ·米·露·チリなど世界各地で津波が発生し、地球を4周するほどの衝撃波が観測→噴火によって落雷·噴煙の他に二酸化硫黄40万トンが成層圏に放出され、南半球を冷却する可能性→島はほぼ完全に破壊され、5人が亡くなり、多くの行方不明者が出ている可能性があるが、海底ケーブルが切断され通信が遮断されている状態)


495 01.13.2022
野沢オークレア真珠

格闘家


494 01.06.2022
1-砂糖で健康
(コペンハーゲン大学 グリーンランドの人口の2−3%が特定の遺伝子変異sucrase-isomaltase defciencyスクラーゼイソマルターゼ欠損を持ち、糖分の代謝が異なり、糖分を摂取することで食欲が減退し、代謝が上がり、免疫機能が向上していること判明:グリーンランドの成人6551人のデータ分析→スクラーゼイソマルターゼ欠損の人々は糖分が血流に吸収されず直接腸へ摂取→子どもの時は糖分によって下痢·腹痛が起こるが、成長するにつれて症状がなくなり、肥満が少ない·血中脂肪バランスもよい·心臓病も少ないなど全体的に健康的)

2-VR性的タッチ
(ローマラサピエンツァ大学 異性愛者の人々はVR内で異性のアバターを使用時、現実の異性のアバターに触れられるより同性に触れられる方が快感を感じること判明:異性愛者の被験者がVRヘッドセットOculusRiftのVR内で異性のアバターに触れる様子を観察→現実では同性だとしてもVRの異性に触れるほうが性的に刺激を受けたと感じる傾向)
Oculus→ep123(6)+435(1)+467(3)

3-金魚運転
(BenGurion大学 台車に乗せた水槽の中の金魚の動き·位置·向きをモニター→金魚が泳いでいくと、水槽自体が動いて、金魚と同じ進行方向に進んでいくFishOperatedVehicleを開発→魚が空間の知覚·目的地への移動スキルを陸地環境でも発揮できることが示され、空間の知覚が種に依存しない普遍的性質を持つ可能性)

4-核保有声明
(米·露·英·仏·中 核保有5か国共同声明を発表:核戦争の回避·戦略的リスク軽減が最優先。核戦争には勝者がなく、戦争は絶対にしてはならないと宣言。核兵器の使用は影響が広範であり、これらが存在する限り、防衛·抑止·予防のために使用。核兵器の拡散を阻止し、軍縮·軍備管理において合意を遵守)


493 12.23.2021
特別編

ロンドン


492 12.16.2021
大前敬祥

核融合実験炉ITEA international thermonuclear experimental reactor機構 首席戦略官


491 12.09.2021
1-VR不動産
(VR不動産企業MetaverseGroup社 VRプラットフォームDecentraland内のファッション地区で約560平米の土地をVR史上最高土地購入額となる243万ドルで取得:Decentraland:非営利団体DecentralandFoundationが運営。2020年2月に公開。オークションハウスSotheby’sがギャラリーを開設し、アーティスト80組以上が参加する音楽フェスも開催され話題)
metaverse→ep472(3)+486(4)

2-米露絵本の差
(ノースカロライナ州立大学 10歳以下の子どもを持つ露·米在住の夫婦322組に対し、各家庭で読み聞かせられる本に登場する感情·その頻度について調査→露人は米人に比べてネガティブな感情が強調された本をより多く選んでいる傾向があり、米在住の露人はその中間に位置→露·米の児童書80冊の文章·挿絵を分析→米の児童書はポジティブな感情·幸せ·自尊心を強調→一方で、露の児童書は様々な感情を重視し、怒り·悲しみの頻度が高い傾向→挿絵では、露の児童書は幸せ·怒り·恐怖をより頻繁に登場)

3-犬の語彙力
(Dalhousie大学 犬を飼っている人の報告により、犬は単語·フレーズ平均89種類を理解していること判明→特に賢い犬は単語215個を理解→犬のほとんどが自分の名前·指示に使う言葉·身の回りで日常的に使う言葉を認識)

4-民間宇宙ステーション
(NASA 民間宇宙ステーションの開発において、BlueOrigin社・NorthropGrumman社・Nanoracks社の3社を選定し、総額4億1560万ドルの資金を割り当て:BlueOrigin社は長い筒状の本体スペース·短い筒状のモジュール6つから成る宇宙ステーションコンセプトOrbitalReefを発表→公式サイトで、宇宙ステーション内のオフィススペースを貸し出し、電力·冷却機能·広帯域通信·情報セキュリティ·ロボットサービス·技術者·収納·物流など必要なユーティリティ·サービスを提供することを宣伝 NorthropGrumman社はISS international space stationに似た伝統的なデザインを採用 Nanoracks社のStarlabは、広さ340立方m·電力60kW·貨物サービス用のロボットアームを搭載)
BlueOrigin→ep298(4)+471(2)+475(1)+481(2)


490 12.02.2021
1-フロー状態
(UCデービス校 高い集中力を保ちながら何かに没頭する状態を指すflow stateフロー状態を調査:被験者140人にビデオゲームをプレイさせ、アンケート·脳のモニタリング→フロー状態はゲームの難易度と被験者の能力のバランスが取れている際に生じ、程よい難しさでイライラしない状態が集中力の高まりに繋がること判明→ゲーム内の外部的な報酬よりもフロー状態自体が被験者の脳にとって大きな報酬→フロー状態の脳は特定の領域同士が密に繋がり、無駄な繋がりが希薄になるなど、非常に効率化された状態であること判明)

2-STEMステレオタイプ
(ヒューストン大学·ワシントン大学、 小学1年生−高校3年生までの2500人を対象にしたSTEM science technology engineering mathematic教育に関するアンケート→男子と比べて女子はエンジニアリングに興味がない63%、女子のほうが興味がある9%と回答→コンピュータサイエンスにおいても、女子の方が男子より興味がない51%、女子の方が興味がある14%と回答→STEM関連のアクティビティを選ぶ際、女子は男子に人気のある科目を避ける傾向があり、早い段階でステレオタイプ的な印象が影響を与えている可能性)

3-諦めない心の正体
(Vienna大学・Dusseldorf大学 男性88人に対し、テストステロンジェル/プラシーボを皮膚に塗布した状態で、コンピュータとの対戦でボタンを押して電球を点灯させるよう指示→テストステロンを投与された被験者は、自分ではどうにもできない状態であるにも関わらず、2倍の時間にわたり持ちこたえ、自身が負け続けていることも認識→自分ではコントロールできないと感じる状況において、テストステロンが持続性を高める可能性→神経リハビリなど反復トレーニングを要する環境において有益である可能性)

4-ゼノボット生命体
(Tufts大学・Harvard大学・Vermont大学·SamKriegman カエルの幹細胞を用いて、自己複製が可能な微小な生命体の作成成功→African xenopus laevisアフリカツメガエルからXenobotと命名し、少なくとも5世代にわたって生存:最初は丸い形状だったが、パックマンのような形状に変更することで、自己動的に移動し、幹細胞を収集して新たなXenobotを生成することが可能→人間の細胞を用いて同様のものを作る理論的な制約がなく、従来のロボットが利用できないような人間の体内で有益な機能を果たす可能性→複製に関する懸念に対しては、Xenobotは周囲の環境に対して非常に繊細なので安全に制御可能)
Xenobot→ep396(4)


489 11.25.2021
1-知覚生物の追加
(英 脊椎動物のみを対象としていた動物福祉法案の範囲を拡大し、タコ·カニ·ロブスターなどの頭足類·甲殻類も保護の対象に含めることを発表:LSE London school of economics and political scienceが頭足類·甲殻類に関する研究300件以上レビュー分析→頭足類·甲殻類も感情·痛みなどの感覚があることが確認 頭足類·甲殻類は中枢神経系の構造が脊椎動物と異なるが、知覚の面で劣っているとは言えず、科学的な知見に基づき長年にわたり保護対象)

2-ハグの方法
(ロンドン大学 性別·親密さ·身長の差などがハグの仕方にどう影響を与えるかを調査:知り合い同士の被験者100組に通常通りハグしてもらい、その様子を観察→左右で腕の高さを変える方法66組、一人が首、もう一人がウエストに手を回す方法34組→女性が含まれない場合、前者のハグがより頻繁であり、性別による差が見られたが、身長の差·親密さでは有意な影響なし)

3-恐竜の二の舞防止策
(NASA·LindleyJohnson SpaceX社Falcon9ロケットに搭載したDART double asteroid redirection testの打ち上げに成功→小惑星Didymosを周回する小惑星Dimorphosを目指しており、2022年9月に秒速6.6kmの速さで衝突する予定→DARTの衝突により、Dimorphosは従来の軌道から外れ、新しい軌道に乗る可能性→成功すれば、人類が初めて小惑星の進路を意図的に変更したことなる可能性)
DART double asteroid redirection test→ep182(1)+192(6)
Falcon9→ep157(5)+194(4)+297(1)+352(5)+414(3)+449(3)+479(1)

4-肉食ハチ
(UC Riverside・Massachusetts大学・Columbia大学・米自然史博物館 特定の種のハチが動物の死肉を食べるようになった過程が調査:ハチが肉をどのように消化しているかを理解するため、コスタリカで新鮮な鶏肉を用いてエサ場16か所のエサ場でハチを捕獲し解剖→肉だけを食べるハチは他のハチと比較して、体内の微生物群がVultureハゲタカ·Hyenaハイエナに近いものとなり、肉を消化するのを助けるLactobacillus bacteriaラクトバチルス菌·Carnobacteriumカルノバクテリウムが含まれていること確認 初めてのハチの肉食行動は1982年に昆虫学者DavidRoubik氏によって記録され、その後も3つの分類の肉食ハチが確認)


488 11.18.2021
久保結丸

沖縄科学技術大学院大学 サイエンステクノロジーアソシエイト
量子コンピュータ


487 11.11.2021
1-倫理的人工知能
(AllenInstituteForAI AIがみんなが幸せになるなら大量虐殺はOKといった発言をするなど言語ベースで道徳を教える可能性·限界を調査する取り組みが話題:AIは、人間の質問に対して倫理的な判断を下すもので、Redditなどのネット上のテキスト·クラウドワーカーによる倫理的判断データセット170万件を学習→人々の偏見·差別が反映→微妙な条件付けにより、人間がある程度答えを操作できる状態)

2-兄弟マッチング
(米 ニュージャージーに住む23歳の女性がDNA deoxyribonucleic acidテストを受けた結果、生物学上の父親には少なくとも50人以上の兄弟がいることが判明し、その事実に不安を感じていることをTikTok上で公開→女性の両親は女性夫婦で、匿名の精子提供を受けていたため、提供者が合計で何回提供したかなどは不明 2021年2月にはオレゴンに住む24歳の男性もDNAテストで50人以上の兄弟がいることを発見し、その中には同じ学校に通っていた人物も含まれており、今後の交際相手に兄弟がいる可能性に不安)

3-月の氷採掘
(NASA・Arizona州立大学・IntuitiveMachines社 着陸船Nova-Cを使用し、ホッパーロボットMicro-Nova·4G WiFiを月に送り、氷の採掘実験を行うことを発表:月の南極のShackletonクレーター周辺に着陸し、約10日間のミッション→月面で資源を採掘する史上初の試みとして、深さ1mまで掘削して堆積物を質量分析するPRIME-1実験、Nokia社が提供する4G/LTE通信ネットワークで小型ローバーとの通信をする実験、IntuitiveMachines社のMicro-Novaで近隣のクレーターに進出してデータを収集する実験の3つ実施予定)
Artemis計画→ep139(5)+192(6)+354(5)+419(3)433(4)+475(1)+481(2)
月の水→ep22(5)+205(1)+275(4)

4-思考ギャップ
(Pennsylvania大学 人は他人が自分のことを考えている頻度を過小評価しており、実際には相手も同様に自分のことを考えていること判明:被験者2100人を対象に行われた8つの実験で、人は他者の思考·自身の思考のギャップが広がり、相手が自分のことを思い出していないと誤解する傾向→thought gap思考ギャップと呼ばれ、会話後に他人の思考との親密なつながりが自分の思考だけになる大きな心理的変化)


486 11.04.2021
1-サイバーフラッシング
(マッチングアプリBumble AirDrop·チャットなどオンラインでの露出行為cyberflashingを対面と同様厳しく処罰するよに、social media上などのOnlineFlashingisFlashing活動を通じて、英政府に働きかけ→国連女性機関と連携して、刑罰化に関して英議会にも働きかけ:18−24歳の女性の48%が過去1年間に同様の被害を経験し、被害者は恐怖·ストレスから行動を変えざるを得ない状況)

2-パンデミックミーム
(ペンシルバニア州立大学 被験者748人を対象に、コロナウイルスパンデミック下でのインターネットmemeの役割について調査:被験者を2つのグループに分け、一方にはパンデミック関連のmemeを提示し、もう一方にはニュースの文面などを提示→かわいさ/おもしろさの度合い·パンデミックを連想させる内容などを評価→memeを見たグループは、パンデミック関連の内容であるにもかかわらず、ポジティブな感情を抱き、パンデミックに対処できる自信があると回答する割合が高い傾向)

3-スマホ119番
(Apple社 2022年iPhone·AppleWatchに衝突検知機能を追加予定:一部の自動車と同様に、センサーを使用して重力加速度の急上昇を測定→衝突事故が発生した場合に素早く検知し、事前に設定されていれば自動で救急に連絡可能)
iPhone→ep7(6)+17(2)+26(1)+297(3)+337(2)+397(1)+402(3)+457(3)
AppleWatch→ep122(4)+375(1)+381(2)

4-Metaバーグ
(MarkZuckerberg·FacebookConnect 社名をFacebookからMetaに変更すると発表→social media·VR·ARなどを活用して物理的な世界をデジタル拡張するmetaverseの構築に注力)
metaverse→ep472(3)


485 10.28.2021
1-マンモス絶滅原因
(セントジョンズカレッジ・ケンブリッジ大学・コペンハーゲン大学 マンモスの絶滅原因に関して、人間の乱獲ではなく急激な気候変動が原因であった可能性:shotgun sequencingショットガンシークエンシングを用い、北極の535ヶ所から収集された過去20年間の古代の植物·哺乳類のDNA deoxyribonucleic acidを解析→氷河期に順応し続けていたマンモスが、急激な気温上昇·湿度の変化によって生息地である草原が失われ、餌を探すことが難しくなり、約4000年前に絶滅した可能 マンモス:従来説では12000年前の最後の氷河期であるPleistocene epoch更新世に絶滅→実際は、Holocene完新世になっても北極で生存可能性)

2-生理免疫機能
(アルバータ大学 ひと月のうち10−25%の間、生理で血液を失っている女性は、男性に比べて免疫機能に大きな影響を受けていること判明:妊婦·新生児·がん患者と同様に、女性は血流中に未熟な赤血球が多く見られ、これが免疫機能を抑制していることが判明→未熟な赤血球の数は生理後に急増し、感染症·がん·自己免疫疾患·ワクチンの効果に影響を与える可能性)

3-ガソスタ攻撃
(イラン EbrahimRaisi大統領が、サイバー攻撃により国内の全ガソリンスタンドが使用不能と発表:政府発行のガソリン購入カードが突然機能しなくなり、ガソリンスタンドが一時的に停止する事態が発生→給油機のスクリーンにはサイバー攻撃64411というメッセージが表示され、イランの最高指導者の事務所の電話番号であるという情報→2021年7月に発生した鉄道システムへの攻撃と関連性がある可能性)

4-宇宙総情報量
(Portsmouth大学·MelvinVopson この世界に存在する目に見える物質の総情報量を数値化:情報は過程に含まれる不確実性を定量化するエントロピーと相関関係にあるという、ClaudeShannonの情報理論を応用し、観測可能な宇宙に存在する各素粒子にコード化された情報が1.509ビットと推定→宇宙全体の情報量は6にゼロが80個ついたビット分と推定)


484 10.21.2021
1-傍観者チャレンジ
(ランカスター大学 公の場での暴力などの問題に対する通りすがりの人々の反応において、bystander effect傍観者効果を調査:蘭·英·南アフリカで監視カメラ映像の分析→少なくとも1人が助けに入る91%、平均で3.76人が助けに入っていたこと判明→3カ国で同様で、傍観者が多いほど、誰かしらが助けに入る確率が高まる傾向 bystander effect:緊急事態を目撃時自分以外の誰かが助けるだろうと責任感が薄れ他人を助けなくなる現象)
傍観者効果→368(6)

2-現実の共有
(コロンビア大学·ペンシルバニア大学 被験者1571人を対象に、初対面の人と気が合うと感じる場合·恋人/友人と自分が似ていると感じる場合、それがどういう意味を持つかを調査→現実の出来事に対する感情·信念·懸念を共有しているという主観的な体験が、他の心理学的概念よりも親しい関係性を定義する要素となっていること判明→現実を共有していると感じる出来事が共通する場合、初対面でも親しみを感じる傾向)

3-ベッドに隕石
(加 女性宅の天井を突き破って1.3kgの隕石がベッドに落下するという出来事が発生→WesternOntario大学のPeterBrownによると、自宅に隕石が落ちてベッドに着地する確率は約1/1000億分)

4-AVモザイク改変
(日本 43歳の男性がAIを使用してアダルト動画のモザイクを改変したとして、日本で初めての刑事事件として逮捕:男性は無修正のヌード画像で訓練された機械学習ソフトウェアを利用→動画のモザイク部分を変更したとして著作権法違反·わいせつ電磁的記録媒体陳列の容疑で逮捕)


483 10.14.2021
大丸拓郎

NASA JPL jet propulsion laboratory サーマルエンジニア
→ep421


482 10.07.2021
1-気まずさ過大評価
(米心理学会 被験者1800人に実験12個を行い、2人組のペアに対し、深い質問/浅い質問から選ばせ、見知らぬ他人同士で話をさせ、会話前後に気まずさ·幸福度·つながりなどを評価→被験者は初めは気まずさを過大評価していたが、会話後は気まずさを感じず、むしろつながりを感じ、楽しかったと回答→深い話をした人ほどこのギャップが大きい傾向→他人が自分に興味を持つかについては過小評価していたが、実際には高く評価されたと回答→実験結果を知らされた被験者は、深い質問を選ぶ傾向が増加)

2-心の理論
(アリゾナ州立大学 他者の心を類推・理解する能力であるtheory of mind心の理論は通常、4歳ごろに習得されると考えられていたが、誤信念の理解/見ているものによる心的差異の理解については6−7歳まで理解できないこと判明:従来の実験では、青い箱にチョコレートを入れた男の子が部屋を出ている間に、母親がチョコを緑の箱に移し替え、戻ってきた男の子がどちらの箱を選ぶか予測させると、子どもは4歳から青い箱と回答→今回は、男の子が青い箱に入れたチョコレートが緑の箱に移し替えられる様子を見せ、その後に赤い箱が追加されたところ、青い箱/赤い箱と回答する確率が同じ→子どもは誤った信念を持っていると理解するのではなく、単に勘で空箱を当てる傾向があり、男の子はチョコの場所を知らない=男の子は常に誤った選択をするという初歩的な論理的思考)

3-AI格闘技
(SebastianStarke 20時間のボディトラッキングデータから、高度な格闘技動作を学習し、斬新なテクニック·フットワークを持つバーチャルAIキャラクターを作成成功:ガード·パンチを別々に学習し、同時に行うことを自動で習得→ニューラルネットワークが身体の関節関係を学び、ボディトラッキングデータに基づいて自然な全身動作に新しい軌道を加えること可能→ユーザーがリアルタイムにコントロール可能→ゲーム応用も可能)

4-パラソーシャル増加
(コロナウイルスパンデミックの影響で、有名人·架空のキャラクターを相手に強い社会的絆を感じるparasocial関係が大幅に増加したこと判明:被験者166人に対し、友人との会話の頻度·有名人/架空のキャラクターを見る頻度·それぞれの親しみ度合いに関する調査→パンデミック前後で友人に対する親しみに大きな変化なし→一方で特に対面でのコミュニケーションが少ない人の中で、有名人·キャラクターに対する社会感情的な結びつきが有意に増加)


481 09.30.2021
1-TikTokサンプル
(米 フロリダの高校生がTikTokに投稿した動画で、行動研究のサンプル収集プラットフォームProlificが紹介され、1ヶ月で410万回以上再生→動画の拡散により回答者が急増し、大半が10代から20代の女性で構成され、代表サンプルとしての機能を喪失→科学研究約4600件が一時停止する事態発生)

2-アルテミス計画
(NASA 有人での月飛行・着陸計画Artemis計画に関連して、BlueOrigin社が契約の正当性を巡り提訴したことで、BillNelson長官が記者会見で2024年のタイムラインについて問われ、連邦裁判所の判事に聞いたらどうですかと回答し、話題:Artemis計画の第3フェーズでは、SpaceX社が月の軌道から月面に宇宙飛行士を運ぶ着陸船の開発を受注→BlueOrigin社の提訴により、NASAは裁判の迅速な進行を条件にして開発を一時停止→BlueOrigin社が勝訴した場合は契約が破棄され、コンペが再実施される可能性)
Artemis計画→ep139(5)+192(6)+354(5)+419(3)+433(4)+475(1)
BlueOrigin→ep298(4)+471(2)+475(1)

3-Astroロボット
(Amazon社 大きなスクリーン·2つの車輪を備え、家中を移動しながら様々な角度から家の様子を確認できるハウスロボットAstroの動画を公開:高さ44cm。表示された目の付いたスクリーン·タッチスクリーン·1080pのペリスコープカメラ·5MPのベゼルカメラ·無線LAN·収納スペース·カップホルダー2つ·USB-Cポート·マイク·スピーカー·自己充電式ドックを搭載→収納スペース·カップホルダーを使って、家の中で物を運ぶことが可能→2021年内に1450ドルで発売予定)

4-テスラ自動運転ベータ版
(Tesla社 EarlyAccessProgramのメンバー向けにFSD full self driving完全自動運転のベータ版を公開→YouTubeに投稿された危険な運転動画が物議:YouTuberのGalileoRussellが、モノレールの線路の柱を検知せずに横断歩道に向かって曲がるTesla車の動画を投稿→メディア·批評家が、EarlyAccessProgramのメンバーがTesla社との守秘義務契約に縛られ、自動運転中の危険な出来事を公表しないよう誘導されている可能性を指摘→FSDベータ版は、アルゴリズムによって各運転手の安全な利用を評価し、今後は選択的により多くの人に公開される予定)
TeslaFSD full self driving computer→ep360(4)+476(3)


480 09.23.2021
1-Inspiration4帰還
(SpaceX社 Inspiration 4ミッションは、目標を超える約585kmの軌道高度を達成し、民間人宇宙飛行士4人が3日間宇宙で過ごし、無事に大西洋に着水→St.Jude小児研究病院への寄付は2億1000万ドルに達し、さらなる寄付のため宇宙での私物·NFT non-fungible tokenがオークションにかけられる予定 クルーの宇宙滞在の様子はsocial mediaで随時公開されているが、ElonMuskはTwitterで飛行中にトイレのトラブルがあった可能性を示唆)
Inspiration4→ep449(3)+479(1)
NFT non-fungible token→ep453(4)

2-意思決定予測
(サンタフェ研究所 集団の意思決定の際に生じる様々な相互作用を同時に考慮し行動·結果を予測する数学的フレームワークが構築→自己情報獲得者·他者情報獲得者が混在する集団では、後者の数が一定以下で結果の質が維持され、それを超えるとより良い/悪い結果を予測→集団内で自分の意見を変えない人々committed minority傾倒する少数者が大きな影響を与えることが予測され、他者からの情報獲得者との相乗効果で差異がさらに強化される可能性)

3-ハバナ症候群
(米 CIA central intelligence agency職員が印を訪れていた際に頭痛·難聴·めまい·視力低下·鼻血·認知障害·脳の炎症·バランス喪失などの症状があるHavana syndromeハバナ症候群にかかった可能性:謎の疾患は2016年に初めて報告され、キューバのハバナに滞在していた米·加の大使館職員が奇妙な音を聞いた後に発症→原因は未だ解明されておらず、指向性エネルギーパルス兵器の可能性が高いとする研究·神経画像診断で異常が見られたことから心因性である可能性は低いとされる研究など、複数の調査が進行中→同様のケース200件以上が調査中で、半数以上が米情報機関職員→ベトナム·ハノイでのハバナ症候群を懸念しKamalaHarris副大統領がフライトを順延)

4-ソドムとゴモラ
(UC SantaBarbara 紀元前1650年頃のヨルダン渓谷にあった青銅器時代の都市が、隕石の衝突によって破壊され、これが聖書に登場するSodom and Gomorrahソドムとゴモラの物語の起源となった可能性:青銅器時代の土壌分析→鉄·シリカの粒だけでなく、隕石衝突によってのみ作られるshocked quartz衝撃石英が検出され、爆風によって舞い上がったと考えられる多くの塩分が含まれていることも判明)


479 09.16.2021
1-Inspiration4
(SpaceX社 民間人のクルー4人のみで構成されたInspiration4ミッションの打ち上げに成功→宇宙船CrewDragonは地球の軌道に無事に入り、Falcon9ロケットも地上への帰還に成功→ISS international space stationの高度420km·Hubble宇宙望遠鏡の高度540kmより高い575kmの軌道高度を目指し、3日間の宇宙滞在中に人体の状態·認知機能の分析をする科学的な調査を行った後、地球に帰還する予定→ミッションは2億ドルの寄付を集め、小児がん·白血病の研究治療のためにSt.Jude小児研究病院に提供)
Inspiration4→ep449(3)
CrewDragon→ep96(5)+254(4)+414(3)+449(3)
Falcon9→ep157(5)+194(4)+297(1)+352(5)+414(3)+449(3)

2-アストロクリート
(マンチェスター大学 人間の血液から抽出したタンパク質であるヒト血清アルブミンと、尿·汗·涙から抽出した化合物を組み合わせて、月·火星で土·塵を接着し、通常のコンクリートよりも強力な素材であるAstrocreteを開発→通常のコンクリートの20-32メガパスカルを上回り圧縮強度最大40メガパスカル達成→将来の火星ミッションでは、クルー6人が火星上で生活の場合追加クルー分を含めたAstrocrete500kg以上製造し、居住地を拡張できる可能性 地球から建築用レンガを火星へ運搬した場合費用200万ドル/個)

3-史上最大シミュレーション
(英国立天文台天文シミュレーションプロジェクト·JuliaFEzera 史上最大の宇宙コンピュータシミュレーションUchuuを発表:コンピュータコア40200個を使用し、2000万時間のコンピュータ稼働で生成され、最終的にデータ量3000TBとなり、100TBに圧縮→130億年の宇宙進化をモデル化し、96億光年にわたる21億個の粒子を網羅→ダークマターの進化を調査中)
ダークマター→ep239(6)+243(4)+277(6)+286(6)+340(4)+377(5)

4-気候変動意識
(Bath大学 世界10カ国の16−25歳の1万人に気候変動に関する質問→気候変動に非常に/極めて心配約60%、未来に対して恐ろしいと感じる77%、約56%が人類は終わっている56%、気候変動への対応に失敗している65%と回答)


478 09.09.2021
KimSiangKhaw

上海交通大学 李政道研究所 准教授


477 09.02.2021
1-ジーニー研究
(ウォータールー大学 被験者2231人の対象に、被験者は善悪いずれかに割り当てられた人間/架空のキャラクターが人間の望みを聞くシナリオを読み、善悪の存在がどのような行動をとるかを予想→多くの被験者が、善の存在は望みの裏にある意図·本質を理解すると予想→一方で、悪の存在は意図を理解せずに文字通りに捉えると考え、他者の意図に無関心であると回答→この傾向は人間·架空のキャラクターの両方で一致)

2-ガス探知
(メルボルン大学·ローレンスバークレー国立研究所·UCバークレー校·TMOS 薄い層状の黒リン結晶を柔軟な基盤に接着し、波長を調節する技術を用いて新しいガス検知デバイスを開発→サイズが小さく安価な赤外線分光器が可能→冷蔵庫に設置して食品のバクテリアが放出する特定のガスを検知、消防·救急ドローンに搭載して遠隔で危険なガスを検知、スマートフォンに搭載してガスの種類を分析するなど様々な応用の可能性)

3-卵の方程式
(Kent大学・EnvironmentTreanment研究所・VitaMarket社·MichaelRomanov 卵の長さ·最大幅·縦軸の偏位·卵の長さ4分の1地点の直径の4つの特性に基づいて卵の形を表す普遍的な数式を発見)

4-内受容トラッキング
(MountSinai医科大学·藤本淳 霊長類のデータを分析した結果、脳の意思決定領域に存在する特定の神経細胞が、身体の内部の動きをモニターする可能性:ジュースの選択行動を通じて行われた実験では、意思決定を司る眼窩前頭皮質·背側前帯状皮質の電気活動を測定→神経細胞の17%における活動と心拍数との相関が観察→一定のラインを超えると神経細胞の数が増加し、意思決定から体内プロセスのモニタリングに切り替わること確認→身体の興奮度が意思決定に影響を与える可能性が、細胞レベルで支持され、神経細胞の一部は、身体の内部状態をトラッキングする役割を果たしている可能性)


476 08.26.2021
1-アフガニスタン食料問題
(アフガニスタン 駐留米軍が撤退し、タリバンが首都を制圧・政権掌握し、カブール空港の封鎖により、医療器具·医薬品·食料品の支援が滞り、国連WFP world food programmeが陸路を利用して物資を搬入中→深刻な食料品不足の可能性 政権の混乱·コロナウイルスパンデミック·干ばつにより農作物40%が喪失し、小麦価格が5年平均の24%上昇→半数以上の国民が貧困に苦しみ、1400万人が十分な食料を得られず、今年だけで55万人が住む場所を失っており、5才以下の子どもの半数が栄養失調状態)

2-刻印フィルタリング
(TheCitizensLab Apple社の刻印サービスで中国本土の法的義務に対応するためのフィルタリングが、台湾·香港にも一部適用されており、特定のキーワードが弾かれている可能性→中国本土では1045個·香港542個·台湾397個·日本192個·米170個のキーワードがフィルタリングされており、中国本土·香港ではほぼ半数が、政治·民主潮·人権·抵抗などが含まれる政治的なもの)

3-テスラボット
(Tesla社 AI Dayイベント·ElonMusk 人型ロボットTeslaBot・AIチップDojo・AI関連研究技術を発表:TeslaBot:身長173cm。体重57kg。荷物20kgを運搬可能。時速8kmで走行する設計。電気機械式アクチュエーター40個·カメラ8個·触覚フィードバック·FSD full self drivingコンピュータが搭載→危険で繰り返しの作業·退屈な作業を人間が代わりに行うことを目的とし、友好的であり、人間が逃げ切れるレベルの速さに設定され安全)
TeslaFSD full self driving computer→ep360(4)

4-サムスンスイッチ
(Samsung社 南アフリカ現地法人は、暴動で略奪された自社テレビ製品を、遠隔操作で無効にしたと発表:TVがネットに接続されている際に製造番号を照合し、盗難の報告と一致した場合、全機能を無効にする仕組み)


475 08.19.2021
1-NASA 提訴
(BlueOrigin社・JeffBezos NASAに対して訴訟を起こし、Artemis計画での月面宇宙船のコンペにおいて、NASAがSpaceX社を選定し単独契約を結んだ判断が不適切·不公平であると主張:当初3社中2社が選ばれる予定が、NASAは予算の都合上SpaceX社のみ29億ドルで契約→BlueOrigin社から政府監査院に異議申し立て→異議が却下された後に、SpaceX社のStarshipを批判する内容のインフォグラフィックを公開)
BlueOrigin→ep298(4)+471(2)
Artemis計画→ep139(5)+192(6)+354(5)+419(3)+433(4)
Starship→ep232(5)+285(6)+332(1)+342(2)+377(6)+416(3)

2-気候変動規模
(IPCC intergovernmental panel on climate change気候変動に関する政府間パネル 地球上の全ての地域で観測される気候変化は、少なくとも過去数千年間で前例のないものであり、海面上昇などが今後数百年−数千年にわたって不可逆的である可能性があると警告:今後10年で気温上昇1.5度が予測され、即座で大規模な温室効果ガスの削減が行われない場合、気温上昇1.5−2度を制御不可→熱波の増加・暑い季節の長期化・寒い季節の短縮化・豪雨・洪水・干ばつ・海面上昇による洪水・海水の酸素濃度の低下による海洋生物への影響などの可能性)

3-リリパット幻視
(JanDirkBlom 小さい人間の幻覚を見る症状lilliputian hullucinationリリパット幻視症状の特徴・メカニズムを研究:1990年前半研究144件・個別事例226件のシステマティックレビュー→小さい人間は、子ども·ノーム·妖精·小人·アルレッキーノ/ハーレクイン·ピエロ·ダンサー·兵士·農民などの姿で現れる傾向。身長が10−30cm。大量に出現し、実世界の法則に従った動作をする傾向→幻視原因は統合失調症·アルコール依存症·シャルルボネ症候群を伴った視力の低下が約半数、神経系の病気に関連が1/3→患者のうち最終的に回復し、幻視を経験しなくなった62%)

4-リアルアルマゲドン
(NASA 探査機OSIRIS REx origins, spectral interpretation, resource identification, security, regolith explorerの2年半にわたる観測データを太陽からの放射線·他の小惑星の重力·Yarkovsky効果などを考慮して分析→小惑星Bennuが西暦2300年までに地球に衝突する確率は1/1750分=約0.06% Bennu:NASA JPL jet propulsion laboratoryのsentry risk tableにおいてPHO potencially hazardous object潜在的危険天体の地球衝突確率と運動量の関数であるpalermo technical impact hazard scale最高ランク→地球に衝突した場合、直径約490m·重さ約800億kg·時速46000kmでの突入により約1400TNTメガトンのエネルギーが放出され、半径50km内のものを全て消滅させる可能性)
NewFrontiers計画→ep170(5)+220(6)+229(6)+284(4)+346(5)


474  08.12.2021
恐竜くん

古生物学者
→ep217


473 08.05.2021
1-ナノ粒子避妊
(南通大学 磁性のナノ粒子を使用した新しい男性用避妊法を開発:マウスにクエン酸でコーティングされた酸化鉄の磁性ナノ粒子を注射→磁石を使用して陰嚢に誘導→粒子によって精巣に58度の熱を加え精子の生産を一時的に停止→効果は1週間持続後、使用後は体内で自然に分解)

2-無神論者偏見
(オハイオ大学 キリスト教·イスラム教·ユダヤ教·無神論者の同僚が職場にいるというシナリオにおいて、信仰を示すシンボルを自身の机·洋服につけることに対する反応が検証→人々は無神論者に対して最も厳しい反応を示し、宗教を信仰する人々は自分の信仰を職場に押し付けようとしていると感じやすい傾向)

3-地球の傾き
(Dartmouth大学 伊の地層石灰岩を分析→白亜紀後期8600万年-7800万年前において、地球が12度傾いた後に元に戻ったこと判明→true polar wander / planetary reorientationという現象が発生し気候·太陽の日射量にも大きな影響を与えた可能性→地球の地軸が過去1億年間安定していたという通説に疑問 true polar wander / planetary reorientation:月·他の惑星でも同様の現象が起こるが、地球の場合は、外核の周りのマントル·地殻が回転し、磁極·自転軸が一致→最大のプレートであった太平洋プレートが西側のプレートの下に沈み込み、地球のバランスが変化したことによって起こった可能性)

4-架空文明拡散
(JasonTWright·JonathanCarrollNellenback 銀河の中心に文明が存在すると仮定し、仮想文明KardashevType2が広がる様子をシミュレーションで可視化→保守的なパラメータが設定され、宇宙船の打ち上げは10万年に1度、技術の維持は最大1億年、宇宙船の航続距離は10光年に制限→KardashevType2は技術的進歩を遂げ、数千もの恒星系を短期間で植民地化可能)


472 07.29.2021
1-ストーカー熊
(米 アラスカ州ノームから64km離れた僻地で、米沿岸警備隊がSOSサインのある小屋の横で白旗を振って助けを求めていた男性を保護:男性はGrizzly bearハイイログマに1週間毎晩襲われ続け、胸·足に怪我を負い、銃の弾もわずかしか残っておらず、数日間は睡眠も取れていない状態)

2-人工雨
(UAE国立気象センター・英Reading大学 人工的に大雨を降らせる様子を捉えた動画を公開:ドローン4機を使用し、センサーを使って雲の中の気温·湿度·電荷をモニター→雲に電流を放出することで水滴同士を結合させ、雨を降らせることに成功 UAE:人口約1000万人。年間の降水量が10㎝と少なく、国内で使用している水のうち海水淡水化水42%)

3-メタバース
(Facebook社CEO MarkZuckerberg metaverseの構築に取り組むプロダクトチームを発表→social media企業イメージからmetaverse企業イメージへ転換 metaverse:1992年NealStephensonの小説SnowCrashから派生した、social media・VR・AR・インターネットなどを含むデジタル拡張バーチャル空間概念)

4-スケール水素
(Texas大学 太陽光を活用して水から酸素分子を分離する新しい方法を開発→燃料としての水素製造の可能性:二酸化ケイ素の層にアルミニウム製ナノサイズ導電路開発→酸素側の反応において光電気化学プロセスを改善 WorldEnergyCouncilによれば、水素は広範な使用用途·地域で競争力なしと発表→米エネルギー省によれば、再生可能エネルギーを使用して作られる水素のコストは約5ドル/kgで、火力エネルギーで作られる水素の約5倍)


471 07.22.2021
1-アンチセックスベッド
(日本 東京五輪の選手村では再生利用を考慮し、ダンボール製のベッドが提供されているが、一部でコロナウイルスパンデミック対策のアンチセックスベッドとして勘違いされる情報が拡散→実際にはダンボール製でも200kgまでの負荷に耐える仕様となっており、アイルランド代表の体操選手がベッドで飛び跳ねる動画を公開し、アンチセックスベッドはフェイクニュースと指摘)
東京五輪→ep22(1)+262(1)+371(5)+405(3)

2-宇宙旅行
(UCL·EloiseMarais VirginGalactic社・BlueOrigin社の有人宇宙飛行が成功し、商業宇宙旅行の競争が激化している中、宇宙飛行の環境への影響について分析:BlueOrigin社は推進剤として液体水素・液体酸素、VirginGalactic社は固体炭素・HTPB・亜酸化窒素、SpaceX社はケロシン・液体酸素を使用→推進剤の燃焼により発生する温室効果ガス·大気汚染物質は、排出の2/3が成層圏·中間圏に放出され、2−3年の間残留する可能性→VirginGalactic社の宇宙旅行年400回の計画により、乗客1人当たりのCO2排出量は飛行機の長距離便と比較して50−100倍に増加する可能性)
BlueOrigin→ep298(4)
VirginGalactic→ep44(6)+107(2)+135(1)+469(4)

3-FIFAボットファーム
(宇 電気窃盗の疑いで摘発した巨大倉庫において、初めは暗号通貨の採掘作業とされてたが、FIFAゲームディスクが飛び出しているPlayStation4約3800台発見され、実際にはゲームFIFAUltimateTeamゲーム内通貨を稼ぐためのボットファームである可能性→押収物はIT企業MMIEngineering社の所有物であるとされ、同社は合法的な運用であると主張し法的措置 2020年のFIFAUltimateTeamのゲーム内課金売上は16億ドル)
PlayStation→75(4)+262(2)
暗号通貨→ep30(4)+44(6)+69(6)+82(5)+265(1)+266(1)+283(4)+284(5)+299(4)+338(1)+367(5)+465(4)

4-エンケラドス生命
(Arizona大学 土星の衛星Enceladusで検出されたメタンの数値は地球化学的な説明が難しく、地球の熱水噴出孔周辺に生息するようなメタン生成生命体が存在する可能性:2015年に探査機CassiniがEnceladusの水蒸気プルームを調査→化学組成を分析し検出した二水素・CO2・メタンのデータに基づいた数学的な確率モデルを作成→二水素·二酸化炭素を消費してメタンを排出するメタン生成生命体の存在を仮定し、その個体群の変動を予測)
Cassini→ep111(1)+261(4)+389(3)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)+451(4)+458(3)
Enceladus→ep111(1)+261(4)+387(5)


470 07.15.2021
藤原麻里菜

むだづくり発明家


469 07.08.2021
1-陰茎折症
(英 40代男性が性行為中に突き指のような状況で陰茎折症を起こし、MRI magnetic resonance imaging検査で縦にまっすぐ3cmの断裂が初めて確認→手術後6ヶ月で回復 陰茎折症:通常は横向きの傷が見られ、性行為が陰茎折症の発生原因88.5%)

2-リモート生命探知
(ベルン大学·スイス連邦研究能力センター 生体物質に光が当たると電磁波が時計回り/反時計回りに回転するrotary polarization回転偏光を特殊なレンズ·カメラで検知し、無生物との違いを明確に捉えることが可能な分光偏光計FlyPolを開発→上空2kmを時速70kmで飛行中のヘリコプターを使用し、地球上の生命の痕跡を検知成功)

3-Alexa問題
(英 いじめ・からかい・アイデンティティの消去が引き起こされることを理由に、Alexaという名前の子どもを持つ親がAmazon社のAlアシスタントAlexaの名前変更を要望)

4-ユニティ22
(VirginGalactic社 初の有人飛行ミッションUnity22で、創業者のRichardBranson含む乗客4名·クルー2名が搭乗し、宇宙航空機VSS Unityを打ち上げ予定:母艦WhiteKnightTwoによって15kmまで運ばれ、その後ロケットエンジンで時速3700kmまで加速し、最終的に高度80kmに到達して地球に帰還予定→座席の価格は25万ドルで、商業的な宇宙旅行サービスは来年開始予定)
VirginGalactic→ep44(6)+107(2)+135(1)


468 07.01.2021
1-未確認飛行物体
(米政府国家情報長官室 2004−2021年までの間に軍が確認した未確認飛行物体144件に関する報告書を公開:巨大な気球の可能性1件→残りの143件については、空中を浮遊するゴミ·自然現象·政府/企業の開発プログラム·他国が送り込んだシステム·その他の要因の可能性→目撃情報の中には、パイロットが飛行物体とニアミスした11件、通常の飛行機とは異なる動きをする物体18件などがあり、国防総省は他国·潜在的な敵対組織による画期的な技術の可能性に対する分析を進める予定)
政府とUFO unidentified flying object→ep56(6)+197(6)+296(4)+371(4)

2-バイオセキュリティ
(キングスカレッジロンドン・ジョージメイソン大学·FilippaLentzos·GregoryKpblentz 世界中のBSL4 bio safety levelバイオセーフティーレベル4の研究所について懸念を表明:世界23カ国59ヶ所に点在→規制基準を満たす国1/3、低い基準に留まる国40%→豪・加・米以外の国はデュアルユース研究に関する規制が不足 BSL4:生死にかかわる重篤な症状を引き起こし、ヒトヒト感染し、治療法·予防法がない病原体を扱うリスクグループ)

3-新しいヒト属
(TelAviv大学 イスラエルの古代遺跡で発見されたヒト科ヒト属の骨を分析→約50万年−10万年前の新しい先史時代の人間Nesher ramlaであることが判明→ホモエレクトス·ネアンデルタールに類似した特徴を持ち、ネアンデルタールの祖先であり、ホモサピエンスとの交流の可能性)
人類祖先→ep10(4)+43(4)+48(4)+104(5)+179(1)+195(2)+227(6)+268(6)+270(5)+352(2)+407(2)+408(3)+436(3)+450(4)+451(3)

4-丸出し地球
(米自然史博物館 エイリアンが存在する場合、子午線通過を観察することで地球の存在を容易に検知できる恒星系1715個を特定→その中で、約100年前からの人類のラジオ·TVを傍受できる距離に位置に46個→子午線通過を観測でき、地球からの無線信号を検知できる位置にある居住可能な惑星29個と推定)


467 06.24.2021
1-ドローンパーティー
(DARPA defense advanced research projects agency 人の多い地域での爆発物使用のリスクを考慮し、輸送車両がドローンに襲われた場合などに巻き添えリスクを最小限にするための対ドローン防御技術の動画をYoutube公開:防御ドローンは、レーダーを活用して自動的に敵ドローンを検知し、自律的な意思決定システムにより自らを打ち上げ→敵ドローンの方向まで飛んで行き、confetti長い紐状の紙吹雪を発射して対抗)

2-破滅スクロール
(ワシントン大学 自分で防ぎようがない悪い出来事を知っておきたい/知りたくないというような、人々の未来の出来事に対する好奇心·回避行動の傾向に、脳の前帯状皮質·腹外側前頭前野が関与していること判明:サルに顔に空気を吹きかけられるかもしれないという記号を提示し、その後、絶対に吹きかけられる記号/絶対に吹きかけられない記号を提示→サルの反応は人間と同様に、ネガティブな情報に対しては興味を示す/意図的に無視するなど個体差あり→一方で、ポジティブな情報には一貫して興味を示す傾向→未来の出来事に対する情報処理が脳の特定の領域によって制御されている可能性)

3-VR広告
(Facebook社 ResolutionGames社のゲームBlastonでの広告展開をOculusVRプラットフォームで試験的開始→数日後にはゲームに対する批判が相次ぎ、特に有料ゲームであるにもかかわらず広告が表示されることへの不満が噴出→プレーヤーのフィードバックを受け、試験的な広告の実装は中止と発表)
Oculus→ep123(6)+435(1)

4-重大イベントサイクル
(NY大学·MichaelRampino 地球には地質学的パルスが存在し、2750万年ごとに大変動イベントがクラスターとして発生している可能性:過去2億6000万年の、絶滅・海の低酸素化・火山噴火・プレート間火成活動・海抜変化など地質学的イベント89個に関する放射性同位体年代測定データを分析→2750万年ごとに10日間の間に集中して発生し、その合間はほぼゼロであるというサイクルを発見→ランダムに発生するのではなく、地質学的イベントクラスター同士が相関して発生している可能性 最後の地質学的イベントクラスターは約700万年前に発生)


466 06.17.2021
平野耕志

農家


465 06.10.2021
1-大規模システム障害
(Fastly社 CDN content distribution networkサービス問題発生→世界中で大規模なシステム障害が発生し、日本政府·英政府の一部のウェブサイト、CNN·BBC·日経などの主要メディア、Amazon·Paypal·Hulu·Pinterest·Spotify·Reddit·GitHubなどの様々なオンラインサービスが一時的に利用不可→約1時間後復旧完了)

2-VR親密ポルノ
(ハンブルクエッペンドルフ大学 18-60歳の異性愛者の男性がアダルトビデオを通常の画面とVRを使用して視聴した場合の差に焦点を当て調査:1人称視点で女性2人とプレイする動画を視聴→VRで視聴した場合は通常の画面に比べて、観察者が参加している感覚が高まり、女優に対する親密度も増加。女優との視線の交わり·心理的なつながりを感じる錯覚があり、女優のIQを通常の画面での視聴よりも高く推測する傾向→VR内で女優との目があったと感じることが唾液中のオキシトシンのレベルと関連しており、VRが親密な行為を思わせる幻想を引き起こす可能性)

3-金星ミッション
(NASA 第9回DiscoveryProgramContestで選定された金星探査の新しいミッションDAVINCI+ ·VERITASを発表→両ミッションは合わせて開発費5億ドルを得て、2028−2030年の間に開始予定:DAVINCI+ deep atmosphere venus investigation of noble gas chemistry and imaging:1978年探査機Pioneer以来金星の大気を降下中に分析し、軌道衛星機を使用して様々なスペクトルで画像を撮影予定 VERITAS venus emissivity radio science insar topography and spectroscopy:レーダー搭載の軌道衛星機を送り、地形図の作成·熱分布をマッピング予定)
Discovery計画→ep84(4)+184(1·4)+248(4)+342(4)+435(3)+438(2)+456(3)

4-FBIおとりアプリ
(FBI federal bureau of investigation 2018年に買収した通信会社ANOMが作成した暗号化メッセージングアプリを搭載したデバイス12000台以上を、100か国以上の犯罪組織300以上に配布→容疑者たちはFBIが管理するアプリを知らずに利用→世界中で800人以上が逮捕され、コカイン8トン·銃250台·各国通貨·暗号通貨の総額4800万USドル押収)
暗号通貨→ep30(4)+44(6)+69(6)+82(5)+265(1)+266(1)+283(4)+284(5)+299(4)+338(1)+367(5)


464 06.03.2021
1-アイコンタクトAR
(Apple社 2020年9月iOS14では、ビデオ通話中に相手の目をまっすぐ見ているかのようにリアルタイムで自分の目が編集加工されるFaceTimeEyeContactが導入:AR技術を使用して目の動きを加工→複数人数が1つのカメラの前にいる場合でも対応)
iOS→ep5(5)+7(6)+77(5)+297(3)+375(1)+418(2)

2-性差別存在否定
(NY大学 米在住の成人6000人以上を対象にした調査で、性差別の存在を否定する人は、そうでない人に比べて女性の場合は人生における満足度が高く、男性の場合は低くなっている相関関係が判明→同様の調査を23カ国で行った結果、どの国でも性差別を否定する女性は人生の満足度が高い傾向→世界価値観調査で性差別の度合いが強い国ほど、性差別の存在を否定することと人生の満足度が強く相関)

3-自立型兵器
(国連 2020年3月、リビアのハフタル関連部隊の輸送隊が、無人戦闘機/トルコのSTM savunma teknolojileri mühendislik ve ticaret A.Ş.社が製造したAI自律型戦闘ドローンKargu-2/その他の致死的な自立型兵器によって遠隔で追跡·攻撃を受けていたことが判明)

4-科学崩壊ストーリー
(Buffalo大学 メディアが科学関連のニュースを報道する際に、科学が危機に瀕している/崩壊しているといったストーリーに持っていく傾向があること判明→心理学の再現性の低さ·論文の撤回増加·査読の失敗·統計の乱用などに関する報告の影響を受けている可能性:被験者4497人に科学に関する異なるニュース4つを提示→科学に否定的な話を読むと科学者への信頼が低下し、危機·崩壊といったストーリーの場合にその影響がより大きくなることが判明 信頼度が高い被験者は、問題に焦点を当てた記事を読むと科学が自己修正するという信念が強まる傾向→一方で、信頼が低い被験者では逆の傾向)


463 05.27.2021
ShaneGu

Google Brain シニアリサーチサイエンティスト


462 05.20.2021
1-夢の新説
(タフツ大学·Erik Hoel 人間が非現実的な夢を見る理由について、脳が現実の認識を調整している可能性が提唱:ニューラルネットワーク深層学習において特定のデータセットの過学習によってデータの一般化不可→訓練時にランダムなデータを注入することで未知のデータに対する一般化を促進→人間の夢が奇妙な内容になる仕組みと同様の可能性)

2-手書きテレパシー技術
(スタンフォード大学 脳内でペン·紙をイメージしスクリーン上に手書き文字を生成する新しいbrain machine interfaceを開発:脳の運動皮質に電極を移植している首から下が麻痺している65歳男性の文字ごとの脳の活動をパターン認識→脳内でカーソルを動かしタイプする以前の方法と比較して、この手法では90文字/分をタイプすることが可能になり、2倍以上の速度向上が確認)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)+447(4)+457(3)

3-動物素手バトル
(Yougov社 米国の1224人を対象に、素手で勝てると思う動物についてオンライン調査:ヒグマ6%・ライオン8%・ゾウ8%・ゴリラ8%・オオカミ12%・カンガルー14%・キングコブラ15%・チンパンジー17%・大型犬23%・ワシ30%・中型犬49%・ガチョウ61%・飼い猫69%・ネズミ72% 動物同士が戦った場合どの動物が強いかについては、上位:ゾウ・サイ・ヒグマ、下位:非武装の人間・ガチョウ)

4-歌詞単純化傾向
(Arizona州立大学 過去60年間の米国の歌14661曲を分析→人気の曲の歌詞が時間とともに単純化していること判明→斬新な音楽が生まれると歌詞の圧縮性が高まることに起因しており、文化的·社会的影響を考慮してもその傾向を確認→ビルボードランキング上位の曲でも、シンプルな歌詞ほど人気がある傾向→単純なコンテンツが記憶·伝達において有利であり、単純な表現が情報の学習可能性を高めるという文化的進化理論と一致)


461 05.13.2021
1-ロケット落下
(NASA BillNelson長官は、2020年5月にコートジボワールに落下した機体と同様に、2021年4月大型ロケットLongMarch5B長征5号Bの残骸が、大気圏で燃え尽きずにインド洋に落下したことに対し、中国はリスクを最小限に抑え、情報透明性を確保するという責任の基準を満たしていないとして批判→中国外務省は残骸が地表に落下する可能性は低いと主張し、米は中国の宇宙技術の発展を妬むと批判)
中国宇宙開発→ep7(5)+47(1)+83(4)+174(6)+221(1)+336(4)+339(4)+395(3)+449(4)

2-森林復活
(NPO TrillionTrees 世界29カ国124ヶ所の30年分の衛星画像データ分析→2000年以降、森林約5890万ヘクタールが復活していたこと判明→仏の国土面積に相当し、米の年間CO2排出量に相当する約5.9ギガトンを吸収·貯蔵可能→一方で、1度失われた森林·生態系を完全に復活させるのは現実的に難しく、ある程度の回復にも数十年−数百年の歳月が必要)

3-サメ磁場
(Florida州立大学 Bonnethead sharksシュモクザメが地球の磁場をナビゲーションに利用して海を泳いでいるという証拠発見:これまでサメが電磁場に敏感であることは知られていたが、シュモクザメ20匹を本来の移動先から数百キロ離れた場所の磁場にさらし、南の磁場にさらされるとサメが北を向き、北の磁場にさらされると南を向いて泳ぐ傾向→サメが普段狩りをする場所と同じ磁場にさらすと、向きの好みは個体によって異なる様子観察)

4-インフラサイバー攻撃
(米 東海岸でガソリン·ディーゼル·ジェット燃料の約45%を供給する米最大の精製石油パイプラインシステムColonialPipelineが史上最悪のランサムウェアサイバー攻撃でシャットダウン→複数の州でガソリン・ジェット燃料が不足し、航空スケジュール変更→JoeBiden大統領は非常事態宣言→FBI federal bureau of investigationはハッキング集団DarkSideの関与を確認し、犯行前にはデータ100ギガバイトが盗まれていたと判明→DarkSideはお金を稼ぐ目的との声明を公開)


460 05.06.2021
1-動物近親交配
(ストックホルム大学 動物のinbreeding近親交配について理論·実際の結果を比較調査:過去40年間にわたり動物88種を対象にした実験的研究139件を分析→人間社会では近親交配が忌避される傾向がある中、多くの動物は様々な状況で兄弟·いとことの近親交配を避けず、血縁のない相手と同様に扱っていること判明→絶滅危惧種の保全活動においては遺伝的多様性の維持が重要視されてるが、動物に交配相手の選択を任せる際には慎重である必要)

2-ツイート少数派
(ピューリサーチセンター 米の成人1万人調査によれば、social media上で政治·社会問題に投稿·シェアをよくする9%、時々する20%、ほとんど/全くしない70%と回答→ほとんど/全くしないのうち、自分に不利に使われる恐れ·攻撃される可能性があることを懸念1/3、政治·社会問題にあまり関心がない·他人の気分を害したくない1/5)

3-稲妻空気清浄
(Pennsylvania州立大学·WilliamBrune 雷発生時には稲妻·大気中の目に見えない放電により、化学物質hydroxyl radical・hydroperoxyl radicalが生成され、メタンなどの温室効果ガスの分解に寄与していること発見:コロラド州·オクラホマ州上空の大気調査データのOH·HO2信号の分析と、暴風雨活動との相関関係の検証→目に見えない電気的活動がこれらのガスの生成に関与していることが確認)

4-火星生命環境
(NASA JPL jet propulsion laboratory·JesseTarnas 火星の地中に地球と同様に生命が存在する可能性:火星の隕石の化学組成分析→水と接触すると微生物の生命に必要なエネルギーを生成する可能性が発見→硫酸塩還元微生物が存在する場合、岩の中でトリウム・ウラン・カリウムなど放射性元素を触媒に水を閉じ込める細孔空間持つ硫化物内で発生する放射線分解により水が分解され、水素が生成され、これを摂取する可能性)
火星の水→ep4(3)+181(1)+255(6)+265(6)+322(4)+431(4)+439(3)+441(4)


459 04.29.2021
1-出産進化
(テキサス大学·ウィーン大学 人間の出産が他の霊長類よりもリスクが高いのは、産道の狭さによるものとし、進化の理由を解明するためにモデルを作成し、コンピュータシミュレーションを実施→骨盤底筋を大きくすると産道が広がるが、母親の内臓と赤ちゃんの重みで負荷がかかり、骨盤底筋が降下→一方で、骨盤底筋を強化すると硬くなり、出産時に十分な力を発揮できず、赤ちゃんを押し出す必要)

2-環境問題啓発
(ジョンズホプキンス大学 環境問題に対する関心を喚起する際、事実を淡々と述べるかストーリーとして伝えるかで、どちらが効果的か調査:水質汚染のある場所に住む参加者1200人を2つのグループに分け、汚染を除去する商品オークション実施→1つのグループは環境汚染の被害を受けた個人のエピソード動画、もう1つには環境汚染を科学的に説明する動画を提示→個人的なエピソードの動画を見た参加者が全体的に汚染除去商品に対してより多くの資金を提供する傾向→政治的傾向によりリベラルな人は商品の購入確率が17%増加し、一方で保守的な人は14%低下)

3-ディープタイム実験
(HumanAdaptationInstitute DeepTimeディープタイムと呼ばれる実験を実施:被験者15人が仏のロンブリベス洞窟で40日間、テント·椅子·食料は提供され、電気は自転車で発電し、水は井戸水で滞在→日光·外界とのコミュニケーションを遮断し、ウェアラブルセンサーで睡眠パターン·体温·参加者同士のコミュニケーションをモニター→被験者は時刻を確認できず、1日の感覚は40時間増加し、実際より10日短く感じ、3分の2がもっと長く滞在したいと希望)

4-携帯チェック波及
(Pisa大学·ElisabettaPalagi 人が携帯電話をチェックすると、周囲の人の約半数がわずか30秒以内に同じ行動をする傾向があること判明:公園·レストラン·公共交通機関などでの実験で女性88人·男性96人を観察し、サクラの女性が携帯電話を見ると30秒以内に50%が同じ行動を取り、触れただけの場合は0.5%→普通の行為に追従する欲求によって、人々は自動的に周囲の行動に合わせる傾向)


458 04.22.2021
1-ティラノ群れ
(米政府土地管理局 2014年にユタ州で発見されたTyrannosaurusティラノサウルス科Teratophoneusテラトフォネウスの化石群は、4−5頭のテラトフォネウスが季節的な洪水の影響で一緒に死亡したことが判明→集団には若い個体から成人した個体まで含まれ、これまでの1頭での狩りのイメージに対し、ティラノサウルス科は群れで社会性を持って活動していた可能性)
ティラノサウルス社会性·群れ活動→ep110(2)

2-顔認証訴訟
(米 ミシガン州の男性が、米史上初めての顔認証技術による誤認逮捕で憲法·公民権違反の訴訟を提起:2019年の万引き事件容疑者として、防犯カメラ映像を顔認証技術で分析された結果、誤って一致し逮捕→30時間後に保釈金1000ドルを支払い解放→警察では内部調査が行われ、捜査員が降格処分)

3-火星ヘリコプター
(NASA·NASA JPL jet propulsion laboratory 火星ヘリコプターIngenuityが、火星での動力飛行を達成→地球以外の惑星で初めての航空:火星の地表を離陸し、高度3メートルで30秒間ホバリング後、急速に降下·着陸→JPLは成功データを受信し、ヘリコプターが総計39.1秒間空中を飛行していたことを確認→16分の通信遅延のため、飛行は完全自動で制御)
Ingenuity→ep449(4)+451(4)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)+451(4)

4-サルヒトキメラ
(Salk研究所・PompeuFabra大学 Cynomolgus monkeysカニクイザルの受精卵にヒト多能性幹細胞を注入し、サル·ヒトの初のキメラ胚を生成→各胚内で異なる割合の劣化をもたらし、19日間にわたる観察を実施→類似した種の細胞間の相互作用を理解するために寄与可能性)


457 04.15,2021
1-壁画ハイ
(テルアビブ大学 洞窟の奥深くで壁画が描かれる理由について、新しい仮説が検証:後期旧石器時代の人々は真っ暗な洞窟内で松明を使用して壁画を描いていたが、洞窟内で火を使った際の酸素量の推移シミュレーション→火を使うことで酸素が急速に低下し、15分で18%まで低下することが判明→hypoxia低酸素状態が脳内のドーパミンの増加を引き起こし、幻覚·多幸感·眠気·臨死体験·幽体離脱のような感覚を誘発する可能性 最古の洞窟壁画44000年前)
洞窟壁画→ep11(5)+32(3)+107(6)+202(4)

2-レビュー問題
(ノースウェスタン大学 映画·CM·本·レストランの成功を、レビューの星の数ではなく感情的なコメントから予測できることが判明:映画2400本·本1万6千種類·レストラン1000店の予測件数とレビューの相関関係を分析→Amazon・Metacriticなどプラットフォームのレビューの星の数だけで成功度合いを判断するのは難しいが、ポジティブな表現が含まれるコメント·ツイートの内容は実際の成功度合いと強い相関性を確認→感情的なコメントが星の数よりも成功の度合いをより正確に反映している可能性)

3-ニューラリンク猿
(Neuralink社 9歳のMacaqueオナガザルがテレパシーを使用してビデオゲームをプレイする様子が映っている動画MonkeyMindpongをYoutubeに公開:オナガザルの頭蓋骨にはインプラントが埋め込まれ、脳の神経活動をリアルタイムで読み取り、ワイヤレスでコンピュータに送信→iPhoneと脳のインプラントがペアリングされ、バナナのスムージーを報酬にしてゲームを操作するオナガザルの脳の神経活動が記録→ケーブルを抜いた状態でも脳だけでゲームを操作することに成功→麻痺のある人が脳の活動だけでコンピュータ·携帯電話を操作できる可能性)
Neuralink→ep259(6)+371(1)+427(3)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)+447(4)
iPhone→ep7(6)+17(2)+26(1)+297(3)+337(2)+397(1)+402(3)

4-宇宙自体の進化論
(Perimeter理論物理学研究所 宇宙を学習コンピュータとして説明する新しい宇宙論を査読前論文で提案:人間の生物学的進化·個体としての学習も含む学習を、システムがエネルギーを永続的に向けて内部プロセスを変更していく方法と定義→人類が観察している物理法則が宇宙を支配する唯一の法則ではなく、むしろ宇宙の進化·いくつかの基本的な原始法則から導かれた学習の結果である可能性→内部で記録が存在しない場合宇宙全体の理論を確立することが難しくなる可能性 自己学習的に反復する機械学習アルゴリズム内の因果関係において、量子化された場がどのように対応するかを数学的に説明)


456 04.08.2021
1-三葉虫足呼吸
(UCリバーサイド 約4億5000万年前の海に生息していたtTrilobites三葉虫は、足で呼吸していたという証拠が発見:保存状態の良好な個体を用い、CT computed tomographyスキャンを活用して化石を掘り出さずに3Dモデルを作成→三葉虫の足は上部·下部の2重構造で、特に上部の足の構造は、カニ·ロブスターのエラに似ており、足を動かすことで酸素を取り入れていたこと判明)

2-痛み性別バイアス
(マイアミ大学 男性·女性が同程度の痛みを訴えた場合、女性患者の痛みが少なく見積もられ、薬ではなく心理療法で治せると判断される割合が増加することが判明:被験者200人に性別に関するステレオタイプのアンケートを実施→事前に顔認識コーディングシステムで痛みの度合いを客観的に分析した、肩の痛みを訴える患者の動画を提示→痛みの度合い·治療法を評価→性別に基づくステレオタイプが影響している被験者は、被験者の性別にかかわらず、男性の痛みが過大評価し、女性の痛みを矮小化する傾向)

3-火星地震
(NASA JPL jet propulsion laboratory 火星探査機InSight interior exploration using seismic investigations, geodesy and heat transportが、火星のCerberus Fossaeケルベルス地溝帯でマグニチュード3.3·3.1の2つの強い地震を検知→2020年にも同じ地域で発生したマグニチュード3.6·3.5の2つの地震と類似→地震の原因は未だ不明だが、火星には活発tectonics plateはないが、火山活動による地震の可能性→地震計を提供したInstitut de Physique du Globe de Parisの川村太一によれば、これらの地震は月のものよりも地球のものと似ており、これまでにInSightは火星の地震を500回以上観測)
InSight interior exploration using seismic investigations, geodesy and heat transport→ep342(4)
Discovery計画→ep84(4)+184(1·4)+248(4)+342(4)+435(3)+438(2)

4-脳オルガノイド大発見
(MRC LaboratoryOfMolecularBiology サルのbrain organoids脳オルガノイドが人間の脳オルガノイドのように成長を促進する分子スイッチを発見:ヒト·ゴリラ·チンパンジーの脳オルガノイドを作成→ヒトの脳オルガノイドは円筒状の神経前駆細胞を維持することで長さを保って複製を続け神経細胞を増やし成長、その後細胞が成熟すると円錐形になり複製活動が緩やかになる様子確認→一方で、ゴリラ·チンパンジーの脳オルガノイドは遺伝子ZEB2の活性化がで早期に起こり、前駆細胞の制限を引き起こしていることが発見→活性化を遅らせることでゴリラ·チンパンジーの脳オルガノイドをヒトのものに近い発達させることに成功 ヒトの脳はゴリラ·チンパンジーの約3倍の神経細胞が存在)
脳オルガノイド→ep175(4)+450(4)


455 04.01.2021
林眞理

京都大学 / IFOM the AIRC institute of molecular oncology 伊分子腫瘍学研究所 医学研究科 先端·国際医学講座 IFOM-KU国際共同ラボ グループリーダー


454 03.18.2021
1-アファンタジア研究
(ニューサウスウェールズ大学の研究 視覚的に物事を思い浮かべられない状態aphantasiaの人とそれ以外の人に対し、怖い話·画像に対する反応を比較調査:aphantasia被験者22人·非aphantasia被験者24人に電極を取り付け、暗い部屋で怖い話を読ませる実験→物事をイメージできる被験者は、怖い話により即座にストレスが上昇し、読むほどにストレスが増加→一方で、aphantasia被験者はストレスレベルが一定で上昇なし→ストレスを与える画像を見せると、被験者全体のストレスレベルが上昇)

2-ディープフェイク見破りAI
(バッファロー大学 確率94%でdeepfake画像を検出できるAIを開発:顔写真をマッピング→目を観察して目玉の反射をピクセルレベルで分析→GAN generative adversarial networksによって生成される偽の顔写真において、複数の画像が組み合わさっていること·目の反射が一貫していないことから検出)
GAN generative adversarial networks→ep330(4)+345(4)+355(4)+361(5)+401(4)+453(2)

3-死海文書新発見
(イスラエル 新たに数十個のDeadSeaScrolls死海文書の断片数十個を発見→約1900年前にユダヤ人がハドリアヌス皇帝反乱時ローマから逃れる際に砂漠の洞窟に隠されたものの可能性:死海文書には聖書の古いバージョンが含まれており、放射性炭素年代測定で西暦200年のものであることが確認→この地域の発掘では、2000年前のコイン·6000年前のミイラ化した子供の骨·1万500年前のバスケットも発見)
死海文書→ep415(4)

4-目の色の遺伝子
(KingsCollegeInLondon・Erasmus大学 人間の目の色を決定する新しい遺伝子50個が特定:アジア人·欧州人19万5000人分のDNA deoxyribonucleic acid解析→アジア人の茶色い目の色合いが、濃い茶色から明るい水色まで変化に富んでいる欧州人の目の色と遺伝的に類似していること判明→目の色の変化は遺伝子数個が関連し青い目より茶色い目のほうが遺伝されやすいという従来の考え方を補完し、色素レベルに関連する目の疾患への理解が深まる可能性)


453 03.11.2021
1-ウミウシ切断
(奈良女子大学 Elysia marginataコノハミドリガイ·Elysia atroviridisクロミドリガイの2種類のSea slugウミウシが、自ら胴体を切断し、頭部だけの状態になった後に、心臓などを含む胴体を再生できる能力を発見:観察によれば、全体の80−85%に及ぶ切断された胴体は数時間後には頭部だけで活動し、数日後には傷口が閉じ、1週間以内には心臓が再生し、3週間ほどで元の姿に戻ったと確認→寄生虫がいる場合にこの自己切断行為が確認され、切断後には寄生虫なし)
ウミウシ→ep147(4)

2-タイプの顔AI
(ヘルシンキ大学·コペンハーゲン大学 各個人の好みに合わせて、魅力的と感じられるような他人の顔をAIで生成成功:GAN generative adversarial networksを使用して顔写真を生成し、被験者に提示→被験者の脳波データを解析し、その情報をもとにニューラルネットワークが新しい顔写真を生成→被験者が魅力的だと感じるかを予測すると、正解率80%以上)
GAN generative adversarial networks→ep330(4)+345(4)+355(4)+361(5)+401(4)

3-人工昆虫
(MIT カーボンナノチューブでコーティングされた人工筋肉を使用して、昆虫のように機敏な空中ロボットを開発:プロトタイプは昆虫サイズでわずか0.6グラムの重さ。カーボンナノチューブに電流を流すと、ゴム製の人工筋肉を素早く収縮·伸長し、500回/秒近く羽を動かせ、飛行中にたかれた場合でもバックフリップをして持ち直すこと可能→電源につながれていない状態での飛行を可能にするための電力効率の向上に焦点を当てて研究を進める予定)

4-NFT
(英 オークションハウスChristiesで、アーティストBeepleによる作品5000点のNFT non-fungible tokenセットが1000万ドルで落札 歌手GrimeのデジタルアートNFTは600万ドル売上 ミームアニメーションNyanCatのNFT60万ドル売上 NBA national basketball association LebronJamesのダンクシュート動画NFTは20万8000ドル売上 NBAハイライト動画NBATopShotsのNFTは総売上高2億8000万ドル NFT:ブロックチェーン技術を使用し、デジタルアート·コンテンツの唯一無二性を示す非代替可能暗号デジタル証明書)


452 03.04.2021
小川奈美

東京大学 VR教育研究センター


451 02.25.2021
1-娯楽のための狩り
(ヘルシンキ大学·フリンダーズ大学 娯楽のための狩猟についての研究1000件以上レビュー→娯楽のための狩猟について生物多様性·社会的影響を調査→狩りのための土地を保護することで生態系の保護·土地の保存が一部で確認→アフリカのトロフィーハンティング専用の土地の具体的な生態系保護·地元の利益についての研究が不足しており、賛否が分かれる議論)
娯楽狩猟→ep36(2)+42(4)

2-明晰夢計算
(ノースウェスタン大学 夢であると自覚した状態で見る夢lucid dream明晰夢において、外部からの質問に被験者が答える可能性を調査:被験者36人に対して脳波をモニターし、深い眠りの段階で計算問題·はい/いいえの質問·点滅するライトの数などを質問→被験者は目の動き·顔の動きで答えるよう指示され、57回のセッションの結果、被験者6人が29回のセッションで正確に質問に答えたことが確認)

3-寒さ遺伝子
(寒さに強くなる遺伝子変異を持っている人間1/5人→遺伝子変異はタンパク質a-aktinin-3の欠如に関連し、特にアフリカから中央·北欧州への移住時に増加の可能性:18-40歳の男性被験者の体温が35.5度になるまで摂氏14度の水に待機→EMG electromyographyを使って筋肉の電気的活動をモニター→筋肉の線維タイプを分析のため生検→筋繊維の遅い収縮·速い収縮の比率が高く、体を効率的に温められるため、寒さで震えることが少ない傾向)
人類祖先→ep10(4)+43(4)+48(4)+104(5)+179(1)+195(2)+227(6)+268(6)+270(5)+352(2)+407(2)+408(3)+436(3)+450(4)

4-パーシー火星到着
(NASA·NASA JPL jet propulsion laboratory 火星探査車Mars2020Perseveranceを火星の表面に着陸させ、探査車の降下·着陸の高解像度カラー画像·動画を送ってきたことを発表→探査車はハードウェアチェック·ソフトウェア更新を実行し、火星の地表に配備されるヘリコプターIngenuityを充電→探査車の主な目的は微生物の調査·生命の兆候の検出·岩石土壌のサンプル収集·MOXIE mars oxygen ISRU experimentを使用した酸素生成のテスト)
Perseverance·Ingenuity→ep449(4)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)


450 02.18.2021
1-肥満治療薬
(UCL 世界16カ国で実施した大規模な治験では、肥満の成人1961人を対象に、栄養管理士とのカウンセリング·運動に加え、毎週2.4mgのセマグルチドを注射→実験群が17ヶ月間で平均15.3kgの減量を達成し、コントロール群の平均2.6kgとの差確認→実験群のうち体重の10%を減少3/4、体重の20%を減少1/3以上。血中脂質·血糖値の低下、生活の質の向上も確認 セマグルチド:糖尿病治療に用いられ、食欲を抑制する効果あり 肥満:コロナウイルス感染後の死亡率上昇·心疾患·糖尿病·特定のがんなど様々な病気のリスク因子)

2-悪魔のささやきAI
(アムステルダム大学·マックスプランク研究所 AIからのアドバイスが非倫理的な行動に与える影響を確かめるための実験:被験者はペアを組み、事前に人間/自然言語処理アルゴリズムGPT-2 generative pre-trained transformer-2から正直さを推奨するアドバイス/嘘を推奨するアドバイスを受け取り、嘘をつける状況下でサイコロの目の合計値が高いほど報酬が増える仕組み→どのケースでも多くの人が嘘をつき、平均3.5であるべきサイコロの目が平均5.01→AIから嘘を推奨するアドバイスされた場合、アドバイスを作成したのがAIであると知っていてもいなくても、嘘をつく確率が18%高い傾向→一方で正直に答えるようアドバイスされた場合は、通常の結果と同じ)
GPT generative pre-trained transformer→ep351(4)

3-アメリカ大停電
(米 polar vortex極渦と呼ばれる北極上空の強力な気流の渦により、米国全土に寒冷前線が押し寄せ、テキサス北部を中心に数百万人が大規模停電/計画停電の影響→多くのエネルギーインフラが停止し、油井·石油・ガス精製所·風力発電所なども影響を受け、テキサス州の発電所の70-80が停止→暖房のためにエネルギー需要が急上昇したため、一部地域ではエネルギー価格が過去最高に上昇し、燃料不足も発生→一部の地域では水圧不足で水道水の飲用が困難となり、電力喪失者は車内で過ごすしかない状況)

4-脳オルガノイド
(UCSanDiego·AlyssonMuotri 現代人·デニソワ人·ネアンデルタール人のDNA deoxyribonucleic acidの違いをカタログ化→CRISPR clustered regularly interspaced short palindromic repeatsを使用して遺伝子NOVA1の差を導入し、ネアンデルタール人のような脳オルガノイドが作成→培養された脳オルガノイドは、ヒトオルガノイドとは異なる形状で発達し、細胞の増殖·神経結合·シナプス形成に関与するタンパク質も異なり、初期段階で高い電気的活動を確認)
脳オルガノイド→ep175(4)
人類祖先→ep10(4)+43(4)+48(4)+104(5)+179(1)+195(2)+227(6)+268(6)+270(5)+352(2)+407(2)+408(3)+436(3)
CRISPRCas9 clustered regularly interspaced short palindromic repeats−associated protein 9→ep250(4)+263(4)+269(3)+362(6)+418(3)

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