バイリンガルニュース  623 08.15.2024

623 08.15.2024
1-遠距離クジラ
(北海道大学北極域研究センター·オーフス大学·グリーンランド天然資源研究所 Bowhead whaleホッキョククジラが100km以上離れた仲間と潜水·浮上のタイミングをシンクロさせていることが確認:クジラ12頭にタグを付け、144日間の行動をモニターし、カオス理論を用いて解析→クジラの潜水行動が、深海での餌取りの必要性と海面での呼吸の必要性という相反するニーズをバランスさせた24時間サイクルの複雑なパターンに基づいていることが判明→100km以上離れているクジラ同士が鳴き声で連絡を取り合って、タイミングを合わせて潜水している可能性)

2-ジュラ紀哺乳類寿命
(ロンドン大学·ボン大学 ジュラ紀前期-後期の哺乳類の歯根の化石を放射光X線トモグラフィーで分析→ミクロレベルのリングの画像の抽出に成功→リングは木の年輪のようで、分析により絶滅した動物の成長パターン·寿命を解明可能→初期の哺乳類は現代の哺乳類よりも成長が遅い一方で、寿命が長かったことが判明→現代の小動物は数ヶ月で成熟し、寿命は1-2年→一方で、ジュラ紀の哺乳類は成熟まで数年かかり、寿命は8-14年)

3-新しい軟骨
(Northwestern大学 大型動物の膝関節軟骨を再生する新素材を開発:生理活性ペプチドと改良ヒアルロン酸を組み合わせ、自己組織化する糸状集合体を含むペーストを作成→関節に注入し、軟骨再生を支援するゴム状の足場として機能→時間とともに分解しながら、生理活性ペプチドがトランスフォーミング成長因子β-1と結合し、新しい軟骨細胞に置き換わり→将来的には、膝手術の減少·変形性関節症などの変性疾患の治療·スポーツ関連の怪我の治療に役立つ可能性)

4-火星の地下貯水池
(UC SanDiego·UC Berkeley·Scripps海洋研究所 NASA JPL jet propulsion laboratoryの火星探査機InSight interior exploration using seismic investigations, geodesy and heat transportの地震データを分析→火星の地下11.5km-20kmに広大な水の貯水層が存在する可能性を発見→水の量は、深さ1-2kmの海で火星全体を覆えるほどと推定されるが、地下深くにあり小さな亀裂·気孔に閉じ込められているため、将来的に火星基地で採取は困難→30億年以上前に火星の地表にあった海の消滅後、水の多くは宇宙空間に流出したと考えられていたが、実際には地殻の奥深くまで浸透していた可能性→火星の地質学的歴史を理解するための重要な手がかり→また、地球の地下では水を含む岩に生物が生息しているため、火星の地下にも生物が存在する可能性)
InSight interior exploration using seismic investigations, geodesy and heat transport→ep342(4)+456(3)
Discovery計画→ep84(4)+184(1·4)+248(4)+342(4)+435(3)+438(2)+456(3)+465(3)+609(4)
火星の水→ep4(3)+181(1)+255(6)+265(6)+322(4)+431(4)+439(3)+441(4)+460(4)+621(4)
火星の生命→ep8(7)+138(6)+311(5)+441(4)+451(4)+460(4)+621(4)

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