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「メンタルヘルス」を考えるきっかけについて、つらつらと。

こんにちは、上原です。



今回は久々に個人としての発信なので、uehasuではなく上原にしてます。普段はインサイドセールス組織の採用〜育成をしている人間です。

突然ですが、人生いろいろあって個人の"心の健康"に興味を持っております。



先日この分野について体系的に勉強しようと思い「メンタルヘルスマネジメント検定」にチャレンジして、2種に無事合格しました。3種は前回の受験で合格していたのですが、同日に同時受験できることを後から知りました...(笑)



同僚から「なんで勉強してるの?」と訊かれたり、池袋の「かるまる」のサウナと水風呂に感動している今、いいタイミングかと思い、頭の中をまとめてみます。



本noteでは、メンタルヘルスについて



・自分が興味を持つようになった原体験

・時代背景/職務との関係性

・興味を持ってほしい方

・自分が取り組んでいることと


とった流れで書いていきます。

そんなに狙いがあるnoteでもなく、「少しでもやさしい世界が増えればいいな〜」くらいのテンションです。もしよろしければ最後までご覧ください。

(主観が混ざる内容なのでその点ご了承くださいませ。)

家族がうつ病に


自分の人生において、一番のインパクトといってもいいかもしれません。私が大学受験〜合格くらいの時に発覚しました。最初にその事実をきいた感想は「え、(別に普通だったのに)なんで?」でした。



詳細はここでは伏せますが、どうやら「新型うつ病」とのこと。実際には"新型"という名称はマスコミ用語で、現代風な気分障害のようなものらしいです。時間が経つにつれて、本人が外に出る機会が減っていくのを目の当たりにしました。当時17歳くらいの私には結構な衝撃だったのを覚えてます。



そして本人と最後に会話をしてから10年が経とうとしてます。「心の病は誰にでもやってくる」ことを身を持って実感しました。



その後も、当時お付き合いしていたパートナーがストレスで耳が聞こえなくなったり、身近な人が休職したりと色々ありました。そうして気がついたらメンタルヘルスについて自然と興味を持っていた、という感じです。

リモートワークとメンタル


これは言わずもがな、でしょうか。コロナウイルスが蔓延し、リモートワークをせざるを得ない企業が増えました。

私の所属する企業もそのひとつでした。

自宅でずっと働くという経験がなかったので、最初は新鮮に感じた人も多かったと思います。私も最初こそ楽しんでいたのですが、緊急事態宣言下においては外にも出にくい状況だったので、徐々にメンタルに変化を感じました。「なんかモヤッとする」「あれ、いまのSlackちゃんと伝わったかな」「腰いてぇ...」



ZoomでのオンラインMTGも象徴的ですよね。次誰が話し出すかを一瞬で考える時間、MTG間のお手洗いいけない問題、人数多すぎて画面オフからのリアクションなし。こういった小さな積み重ねが大きなストレスになっていたのではないでしょうか。

別に「出社最高!」と言いたいわけではないのですが、顔を見合わせて仕事をする尊さを改めて実感しました。こうした時代背景と個人のメンタルヘルスは強く紐付いているように感じます。



実際に、withコロナになってからメンタルヘルスに関するサービスもよく見るようになりました。私の所属する組織でも「オンラインカウンセリング」についてのサービスがリリースされています。よかったらこちらもぜひ!


営業職とメンタル


私は2019年10月に現在の企業に転職し、インサイドセールスという職種に携わっています。電話やメールでのアプローチがメインで、お客さまの顔をみる機会は前職の人材営業よりも確実に減りました。

何が言いたいのかというと、「営業、ラクじゃないよね」ということです。他の職種ももちろん大変ですが、営業職はストレスを感じやすい仕事かなと思います。特にインサイドセールスは非対面なので、「やりがいを感じにくい」と考える人も少なくないとよく耳にします。

先述した時代背景もあり、自宅で黙々と新規開拓をしているとどうしても滅入ってしまう人も出てきそうです。自分自身も「しんどいな〜」と感じることがよくありました。

つまり営業に関わる人間として、メンタルヘルスやストレスといったことにはアンテナを高くしておく必要がありそうだ、ということを常日頃から考えています。

どんな方に興味をもってほしいか?



大きく3パターンあります。私も下記3つすべてに該当します。

  1. メンタル不調の経験がない方

  2. マネジメントに関わる方

  3. 広くHR領域に興味がある方

メンタル不調の経験が"ない"方

メンタル不調にかかっていない方あるある(と勝手に思う)のが、「なんでメンタルを崩すのかが想像できない」ことです。私も先述のエピソードの通りで、「自分なら大丈夫なのになぜ…?」と思ってそこから思考が停止していました。

人生において成功体験が多かったり、自己肯定感が高い方ほど他人を想像するのに時間がかかります。我慢強い人もそうです。「それくらい我慢すればいいのに」と思ってしまいます。

自分の"当たり前"を押し付けないためにも、メンタルヘルスについて勉強しておいても損はないかなと。

マネジメントに関わる方

上記の延長ですね。主観モリモリで恐縮ですがマネジメントしている人間は成功体験が多く、比較的"強い"方が多い気がします。またこうしたリモート時代において、チーム作りに悩むリーダー/マネージャーも多いのではないでしょうか。メンバーの健康状態は自宅からはなかなか分からないものです。

私が受験したメンタルヘルスマネジメント検定では、3種「セルフケア」と2種「ラインケア」の2つに分かれており(1級は専門的なので省略)、2種までチャレンジしてみても面白いです。

広くHR領域に興味がある方

私の所属する企業が提供するサービスがHR領域で、そこも興味関心が高い理由のひとつです。普通に勉強していて日々の業務に繋がってきます。面白いです。

組織人事の方は言うまでもなく、採用に関わる方も学んでおくと面白いと思います!

自分が取り組んでいること

セルフケアとラインケア含め、計3つほど紹介します。

  1. サウナ

  2. 斜め1on1

  3. Slackのスタンプを誰よりも早く押す

サウナ

突然どうした(笑)と思われたかもしれませんが真顔です()。セルフケア、ストレス解消の手段を複数持っておくことをオススメします!

現代ではサウナーの方がたくさんいらっしゃるのでサウナの効用について語るのは省略しますが、定期的に通って整ってます。自分の機嫌は自分で取ります。

斜め1on1

こちらはラインケアとしての具体例です。現在所属しているのが採用〜育成をなめらかにする部署で、今期から新しい取り組みとして始めてみました。

詳細は相方のKenpyoさんが鋭意note執筆中ときいているので割愛しますが、評価者以外の第三者の相談相手をつくり、部署のいろんな方の日々の悩みをきいてます。

相談相手が複数いると、働くひととしても安心ですね。

Slackのスタンプを誰よりも早く押す

これはオンライン時代のハック(?)でしょうか。自分の仕事のこだわりでもあり、とても意識をしているので紹介します。

Slackで自分の投稿にスタンプがつなかいのって不安じゃないですか?特に全体発信系のもので"無風"だと結構気になります。「え、何かズレた発信だったかな…」という不安は、思ったよりも脳みそのキャパを占めていることが多く、生産性を下げることに繋がります。

こうした状況をつくりたくないので、率先してスタンプを押します。最初のひとつが押されるとあとは早いので、「一発目のスタンプ」が超大事。減るものではないので押していきましょう!笑

さいごに

心の健康は本当に大事です。その一方で「一度でもメンタルを崩したらダメ」など誤解を生みやすい領域でもあります。

多様性が徐々に認められつつある現代において、メンタルヘルスについての認識や理解も様々です。メンタルヘルスについての知識は、「令和版の"簿記"」のようになる気がしてます。あらゆるビジネスパーソンにとって必須になるはずです(私簿記持ってませんが)。

そして「メンタル」「ストレス」などについてアンテナが高い人間が、組織に何人かいるとなんとなく安心できる組織になるんじゃないでしょうか。

身のまわりの大切な人がアラートを上げているときに、気がついてあげられる。そんなやさしい世界が増えるといいなと思います。


あ、あと今更ながら「かるまる」がすごく良かったので、ぜひ整いにいってみてください!

GW残りも楽しみましょう〜〜〜👋

おわり

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