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マイネット経営方針

第1項 パーパス

マイネットの創業理念たるパーパスは「会いたい時に会いたい人に会える社会の実現」です。

これは我々が創業から変わることなく掲げている、人々がいつも豊かな繋がりに囲まれ、心理的安全性が保たれ、生きる意味を実感できる、幸福な社会の姿を表しています。

人にとって最も大切なものは「人」です。「会う」とは「人と人とが繋がり響き合う瞬間」です。

人と人とが繋がり響き合う瞬間に生まれる共鳴・共感・感謝・感動といった感情価値は、自己が世界の繋がりの中にある実感をもたらし人の孤独を払拭し生きていく意味をもたらす、何より尊い価値です。

そんな感情価値が生まれる「会う」の機会を誰しもがいつでもどこでもオンラインでもフィジカルでも手にすることができる社会を実現すれば、この世は人々の繋がりと生きる意味で満ち溢れた幸せな世界になります。

マイネットは日々の企業活動を通じてこの「会いたい時に会いたい人に会える社会」の実現に向けて邁進する会社です。

第2項 ビジョン

マイネットは自社のありたい姿をビジョンとして定義します。そのビジョンが「100年成長し続ける会社」です。これもまた2006年の創業から変わることなく掲げているマイネットのアイデンティティです。

100年成長し続ける会社とは、幾重もの世代を超えて持続的に成長し続けるDNAを持つ会社のあり方です。社会や技術、政治や経済といった環境の変化を半歩先んじて読み取り、変化に柔軟に適応しながらその先に社会から求められる価値を生み出し続けます。環境適応と価値創造を重ねて変化し続けながら、持続的な成長構造を組み上げ磨き続ける姿です。

100年成長し続ける会社であるためには、会社のあり方そのものが環境や社会のサスティナビリティに適合したものであることはもちろん、社会の中でそれを牽引する側であることが必須の要件になります。企業体として収益を生み成長を続けることとESG(環境・社会・ガバナンス)を両立させることは、我々の経営意思決定においてビジョンと直結する重要な軸として位置づけるものです。

ビジョンに向かう姿であるためにマイネットは「多数精鋭」の会社でなくてはなりません。精鋭とは、自分自身に嘘をつくことのない「誠実」さを持ち、高い成果を出すために「努力」し続ける能力を持ち、自己実現のために「成長」し続けたいという意欲を持つ人間です。精鋭たる価値観を底流に持ちつつ、様々な背景・人種・性別・年齢を持つ多様な人材が一つのパーパスに向かう姿が「多数精鋭」の会社です。

マイネットの精鋭は共通のバリューを持ちます。誠実に真摯に社会価値と向き合う「Integrity」、賢く行動し理にかなった解を導き出す「Be Smart」、変化を楽しみ進歩し続ける「Progressive」、圧倒的当事者意識でコトに向かう「Ownership」。精鋭はこの4つの行動指針をバリューとして体現し、周囲により良い影響を与える人物でなければなりません。

第3項 経営方針

パーパスを成しビジョンを実現するために、そして精鋭が精鋭たり得るために、その足場となるマイネットは以下の3つの経営方針を持ちます。

1. 人を大切にする会社であること
2. 価値を創造する会社であること
3. 成長し続ける会社であること

1. 人を大切にする会社であること

まず最も大切なのが「人を大切にする会社であること」です。

「人を大切にする会社」ということは、給与水準と福利厚生の水準が高く、社員にとって成長のための土壌があり、人が人を大切にし合う風土がある会社ということです。これによって、より多くの精鋭が集まり、成長し、幸福となり、また精鋭が精鋭を呼ぶ姿となります。

このような会社であろうとするためには、社会に高い価値を提供することで高い利益水準を得られる事業を為していなくてはなりません。高い利益を得られる事業とは、すなわち活動する市場においてナンバー1の状態であることです。高いシェアをとりつつ、しかも絶えず筋肉質の運営が行われていることが必要です。

そして市場のナンバー1を取るためには自ら市場を創出することが第一の方策です。市場創出の手法には、ゼロイチ・市場分割・位相ずらし、といったものがあります。それらを理解し駆使して市場を創出し、ナンバー1の事業を生み育て守る経験が精鋭にとっての最高のキャリア機会となります。マイネットは精鋭のキャリア機会を創出し続けることによって人のキャリアを大切にします。

精鋭たる人物は元来どんな会社に行っても通用する人材です。それが敢えてマイネットを選ぶ姿であるためには、精鋭がパーパス・ビジョン・バリューに共鳴共感し、ミッションの遂行そのものがキャリア機会として魅力的であることが重要となります。マイネットは一人一人の精鋭がよりよいキャリアを築けるよう、創出された機会を最大に駆使して精鋭の成長を促します。

2. 価値を創造する会社であること

次に「価値を創造する会社であること」です。

自ら市場を創造してナンバー1となることを所与とするマイネットが取り組む価値創造の領域は、小さく短期に独善的にまとまるものではなく、社会により広く正しく大きなインパクトを与えるものでなければなりません。テクノロジーを通じた社会の変化を牽引する事業や、時代に合わせて産業構造を変革する事業のような、ポジティブかつスケールの大きな価値創造が求められます。

この21世紀の前半、我々はインターネットが社会を進化させる時代を過ごしています。マイネットは創業時からこの「インターネットによる社会進化」にベットして事業を創出してきました。今から5年分インターネットが浸透して進化した社会で必要とされる価値を予見し、それを事業とすることがマイネットの勝ちパターンです。

インターネットが進化させた社会での価値創造の三原則があります。一つは、相互接続とシェアの仕組みを備えた「オープンアーキテクチャ」。二つ目が参加者が増えるほどに参加価値が高まる「ネットワークエフェクト」。三つ目がデータに基づく意思決定を重視する「データドリブン」。マイネットの生み出す事業は須くこの三原則を組み込むことでインターネット浸透を味方につけた価値創造を行います。

なお「価値の創造」は聞き心地のよい言葉ですが、実際にそれを行う折には想像を超える困苦があります。それまでの社会の常識になかったものを世に送り出すのですから、社会の人々から、時には社内の人々からも否定されたり、無視されたりすることにもなります。精鋭には、自らの信じる価値が常識の海に飲み込まれてしまいそうなときにも、決して心折れることなく価値を創造し切れるように、より絶対的な思想と慧眼と行動が求められます。

3. 成長し続ける会社であること

最後に「成長し続ける会社であること」です。

企業が成長し続けるためには成長ドライバとなる成長事業が存在していなければなりません。一つの成長事業が生まれるためにはいくつもの市場創造のチャレンジが行われている必要があります。幾多のチャレンジの末に一つの市場創造事業が見出されたとしても、その事業が成長事業となるまでには長い時間と資金が必要となります。そのお金がどこから出てくるかと言えば、すでに成立した利益事業が生み出す利益が源泉となります。

そのような利益事業にも必ず栄枯盛衰があり、インターネット産業のような成長産業においては一つの利益事業に頼れる期間は短いものになると考えておくべきです。となると、企業が成長し続けるためには成長事業が既存し、成長事業予備軍となる市場創出事業が複数存在し、それを育むための利益事業が短期複層的に存在している必要があります。

1. 市場創出事業
2. 成長事業
3. 利益事業

精鋭はそれぞれの領域で価値を生み出し、会社全体がこの市場創出・成長・利益の回転を内包して持続的な成長構造を形成していきます。この3つの領域とそれぞれの領域を担う精鋭は、決して分離して考えられない存在であり、どれ一つとして欠かすことのできない存在です。

精鋭は成長のためにより大きな責任・新たな仕事を求めます。会社が成長し続けるということは、会社の中に発生する責任と仕事とが増え続けるということです。つまり会社が成長し続けることで、精鋭は後に続く者が責任と仕事を得るのを遮ることなく、自らの成長の土壌を手にすることができるのです。

第4項 総論

こうした「人を大切にする」「価値を創造する」「成長し続ける」の3つの経営方針の実践を通じて、多数の精鋭が「会いたいときに、会いたい人に会える社会」の実現に一丸となって向かう。その精鋭集団がマイネットである。

2022年10月1日
株式会社マイネット
代表取締役社長 上原仁

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