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集団討論について

全て無料です。

正解、というのは難しいですし1人1人の性格に合ったやり方が良いと思いますので1つの参考にご覧ください。

集団討論は市町村や特別区、警察などで実施されるケースがあります。
コロナにより減ったところもありますが、そのまま続けていたり再開したりしたところもあります。

詳しくは受験先の受験案内をご覧ください。

まずは記事の流れをざっくりと。
必要だと思う項目だけでもご覧ください。

1.そもそも集団討論って?
2.何が見られるの?
3.役割について(注意点)
4.基本的な流れ
5.よく使えるワード
6.Q&A

ここではあまり誤解したイメージがつかないよう「話し合い」という表現を多く使うようにします。  

1.そもそも集団討論って?

集団討論とはある議題に対して時間を決め数人で話し合うものです。
「討論」というと相手を打ち負かして自分の意見の正しさを主張するもの、と思いがちですが就活での討論は違います。
論破するのではなく、皆でより良い方向に進んでいくことが目的です☺️
自分の意見を出すのはもちろんですが、相手の意見もしっかり聞き入れて話し合いを進めてください。
イメージとしては会社の会議や話し合いをイメージしてください。

どれだけ自分が頑張っても全体が悪ければ、全員が悪い点になることもある試験です。
個人試験というよりはチームでの試験と考えた方がいいかもしれないですね✨

人数としては4人程度のものから10人程度のものまで様々あります。
また、形式も小さい部屋で小ぢんまりと会話ベースでするものから、大会議室でマイクを使って行うものまで様々聞いています。


集団討論の議題例(民間含む)
・〇〇市でもっと観光客を増やすためにはどうすればよいか
・投票率を上げるためにはどうすればよいか
・働きやすい環境をつくるには
・食品ロスを減らすためには
・年功序列について賛成か反対か意見をまとめよ

2.何が見られるの?

厳密に見られる点は受験先によって変わりますが、ざっくりと言うとコミュニケーション能力です。
討論の中でも全体を見渡して話せているか、1人よがりになっていないか、ちゃんと意見を出せているか…。
最初に書いたように、どれだけ優秀な意見を出す人でもせっかくの会議で自分が絶対だとして他人の意見を聞かない人は組織として採用するには少しリスクがありますよね。

同じように、せっかく会議しているのに全く意見を出さない人も組織としてはもの足りません。

そこの具合を見られるのでバランスを考えながら、人を蹴落とすというよりも助け合いながら話し合いを進めてください✨


3.役割について(注意点)

役割はその試験やメンバー、人数によっても変わってきます。
試験によっては「役割は決めずにやってください」と注意が入ることもあるそうです。

役割を決める場合は
〇司会
〇書記
〇タイムキーパー
あたりを決めることが多いです。

〇司会
その名の通り全体の進行役ですね。
注意点としては

・自分の意見もしっかり言うようにする
進行を頑張りすぎて自分の意見を言えない人もいます。
全体を最優先にしつつも自分の意見も入れていきましょう。

・自分1人で進めすぎない
司会は話す機会が多いため、1人よがりになるケースもあります。
リーダーシップと1人よがりは微妙なラインですのでちゃんとみんな発言できているかな?と随時気にしてください。

・苦手ならしない
「司会が絶対有利!」
という意見も目にしたことがありますが、私はそんなことはないと思います。
司会でボロボロにしてしまった人はどうやっても点数は低いでしょう。
他の方の点数も下げることになりますし、自信がないのであればしなくても良いと思います。

〇書記
議論の内容やそれぞれの人の意見をメモする係です。
最後に話し合いで出た意見を司会から聞かれることもあるのでわかりやすくメモしておきましょう。

・発言もしっかりする
司会同様仕事に集中しすぎて自分の発言が減るケースがあります。
意識的に自分の意見も出すようにしてください。

・下ばかり見ない
メモに集中するとずっと書いている人もいます。
書記なのでそれも大事なのですが、話し合いなので顔をあげて発言者の顔を見ることも大切です✨

・メモの取り方を工夫する
これは練習を重ねて自分に合った方法を探すしかないと思います。
普通に全員の意見を漏らさず書いていたら書ききれません。
要所だけでもしっかり抑えたメモをとれるようにしてください。

・気付いたことは発言する
書記をしているからこそ気付けることもあります。
「今出ている意見は大きく3つのグループに分けられるな」
みたいに。
その際は書記だからと一歩引くのではなく、発言して全体の流れを良くしてみてください。

〇タイムキーパー
時間をはかる係です。
話し合いの終了までの時間はもちろん、途中で細かく区切る話し合いもあります。
Aについて10分、Bについて10分、5分でまとめましょう。
みたいなイメージですね。
その際も細かく時間を全体に伝えてください。

・終了より早めに教える
「終わりです」と急に言われても終われないですし少し延長してしまいますよね。
終了の少し前に全体にアナウンスすると助かると思います☺️

・時刻でメモしておく
Aについて10分、と決めても何分から始めたかわからなくなる、ということももちろんあります。
10分とメモすると同時に「11時〜10分(11時10分まで)」のように時刻でメモしておくと時計をチェックする際に便利だと思います✨

4.基本的な流れ(深めるポイント)

議題にもよりますが基本的な流れとしては

・個人の意見の検討時間

・自己紹介、自分の意見発表

・役割決め

・全体の流れ決め

・議題の原因を探る

・議題の解決策

・意見のまとめ

・意見の発表

細かく書くとこんな感じです。
意見の発表がない受験先もありますし、役割なしの受験先もありますのであくまで1つの例だと思ってください。

原因や解決策と書きましたが議題によっては意見を出すことが目的なこともありますのでこちらも必ずではありません。
自分の受験先の過去の議題などを把握して想定してみてください☺️

細かい話ですが、意見の発表については討論時間に入れる場合と別の場合があるのでそこの確認も必要だと思います!


話し合いを深めるポイントとしてはやはり原因まで考えることだと思います。
例えば
「投票率を上げるためには?」
という議題だったとします。
その際に
投票率を上げるための施策を次々出していくパターンが多いです。

ただ「そもそもなぜ投票率って低いの?」
という原因から探るとより深い話し合いができると思います✨
原因から考えると、「じゃあその原因を解決するための策を考えよう」という道筋が立ちます。

最初から施策を羅列するだけだと、それって効果ある?
というものも多くでるので、この原因から探るというのは思った以上に大切です!!


また、時間が余った場合などにはその施策をより具体的に詰めたり、デメリットを探したりするのも良いと思います。


5.よく使えるワード

これは、「これさえあれば大丈夫!!」
なんてものではありません。
そもそもそんなものがあったら苦労しないので見かけてもあまり信用しないでください🙇‍♂️

ただ、そういうワードなら使えそうだな、と思った方は採用して使ってみてください。

文字で見るとパッと見きつそうに見えるものもあるかもしれませんが、そこらへんは発言の際、言葉を変えたりトーンを工夫してみてください✨

・「Aさんはどう思いますか?」
ど定番です。
定番すぎてみんな狙ってます。
発言の少ない方のために話を振る時に使う言葉ですね!
こういうものは司会者がするものだと思う方もいるかもしれませんが、誰でも展開して良いので気になる方が居たら話を振ってあげると良いと思います☺️

・「Aさんの〇〇という意見が非常に良いと思いました。」
これは話を振られてパニクった時や、自分の意見が思いつかない時に使えます。
他の人の意見も聞いていたことがわかりますし、他の人に賛同できる人というのもわかりますね。

・「Aさんのおっしゃった〇〇について、非常に良いと思ったのですが、もう少し詳しく教えてください」
聞き方によっては感じ悪くなってしまうのでそこは若干言葉を変えてください。
これは責めているのではなく、深掘りしている、深掘りしてあげているワードです。
単純に面白い意見だからもう少し聞きたいなと思った時はもちろん、自分が知らない話が出てきた時にも使えます!
勘違いされる方も多いのですが、わからないものは聞いても大丈夫ですよ✨
「知識不足で大変申し訳ないのですが…」など前置きして。
説明の分時間はとられるかもしれませんが、意外と他にもわかってない方はいますし。
知ったかして話を進める方がリスクがあります。

・「〇〇については〜という認識でよろしいですか?ご意見を聞かせてください。」
これは議題がアバウトだったり、少し考えがそれぞれでズレてそうだな、と思った時の定義付けで使えます。
道筋を示すという意味合いで非常に重要な発言となる場合もあります。

・「〇〇は非常に良い意見だと思うのですが、今回の議題は〜なのでもう少しそちらを深掘りしませんか?」
話が脱線した時です。
どれだけ脱線しようと切り捨てるのは雰囲気的にあまり良くないと思います。
結局切り捨てる形にはなりますが、その意見は認めつつ、今回の内容としては向いていないから置いとこうね、としていけたら良いですね☺️

6.Q&A

ここでは実際に受験生の方から聞かれた質問をまとめてみます。

Q.司会をすべきですか?
A.得意で練習を何度もしていればしても良いと思います。すべき、というものではないです。

Q.練習の際に気をつけることはなんですか?
A.まずは発言数ですね。どれだけ良い人だろうと発言が少ないとどうしようもないです。積極的に発言するよう練習から取り組んでください。練習のために発言数をメモしても良いと思います。
練習、という面からもう1点挙げると、テーマを持って臨むと良いです。
「原因からしっかり探ろう」「発言を増やそう」「他の人の意見に乗っかってみよう」
みたいに。

Q.どんなテーマがありますか?
A.これは本当に試験によって方向性が全然違います。
テーマを公開しているところも多いのでそちらを確認してください。
ただ話し合いにならなければ意味がないので、めちゃくちゃ難しいテーマ、というのはあまり見かけないです。

Q.何が大切ですか?
A.簡単に言うと空気を読むことですね。
発言しろとは言いましたが、逆に発言しすぎて場が乱れてないか、発言していない人はいないか、さっき手を挙げてた人がいたから振ってあげようか…
みたいにその場全体を見渡して進められると良いと思います✨



以上、集団討論の記事を書きました。
いずれもっと細かく書く予定です。取り急ぎ。

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