やる気と本気
今週は、第18回目となる日本を元気にするセミナーに参加しました。
今年は、やる気と本気をテーマに、ネッツトヨタ南国、徳武産業、かぶらやのスタッフの方々のパネルディスカッション、元新幹線のカリスマ販売員の茂木久美子さんの講演と、経営者ではなく、スタッフとして本気で働いている方々のお話という、今までとは違う内容でした。
又、元リッツカールトン日本支社長の高野さんが、その締めくくりと、別枠となっている午前の二回講演されるという、チャレンジングな企画でした。
高野さんのお話は、これまでも何度かお聴かせ頂いていますが、米国時代の高野さんの働き方や、本社共同経営者のシュルツ氏とのやり取りを通しての、シュルツ氏のリーダーシップ、存在意義、風土の作り上げ方、高野さんの、今後の人生についてのお考えなど、私自身、モヤモヤしていた事がパッと晴れたり、全然できていない事が分って胸に刺さったり、かなり揺さぶられた有意義な時間でした。
人を育てるのには、オリエンテーション、研修(知識、スキル)、教育(人間力)の3つが必要で、リッツでのオリエンテーションの定義は、夢だけを語るということでした。
シュルツ氏は夢とビジョンを徹底的に語り、それが浸透して、スタッフの人はワクワクし、常にシュルツだったらどう考えるか?どうするだろうか?を考え、自ら行動していたそうです。
夢は語っているつもりですが、とてもスタッフをワクワクさせる様にはできていない(ともすれば嫌がられている??)し、そこには熱意と伝え方が全然足らないと感じさせられました。
そして、リーダーの仕事は、部下の可能性を引き出す事であり、力を発揮できる舞台を用意する事との事ですが、そんな事を相対しているスタッフの方が感じていたというのですから、凄いリーダーですし、心底、人が付いていくリーダーとの違いが分かり、グサリと刺さっていたわけです。
”自分の組織が全員自分だったら、日本一になれるのだろうか?”
そんな問いを自分に向けて、それぞれの人が力を発揮できる舞台を作っていきたいと思います。
やる気と本気の違いについては、色々な所で出ていましたが、スタッフ側にとっても、リッツでは、決して甘い組織ではなく、ストレスはかけないがプレッシャーはかけるという事も言われていました。
若い時の仕事のやり方は、”来た球を全部打ってみる事”というお話は、全くその通りだと思いますし、他の人がやっていない事だから力がつき、一所懸命働く事で良い出会いに巡り合うのだというお話も、是非、スタッフとも共有したいですし、ともすれば、働く事を悪いものだという感覚で、甘い方だけに流れていまいかねない若い人達には、特にメッセージとして送りたいと思います。
アマチュアとプロについての話も高野さんは、モチベーションで左右されるのはアマチュアで、モチベーションが低い時でも本気になって働くのがプロ、プロは意志の力で働き、そしてそれが、やる気と本気の違いではないか?と仰っていました。
私自身グサリとくる事も多かったですが、ワクワクして改善していこうと思ったのですから、『人に伝える』高野さんのプロの仕事を見せて頂きましたし、この会を18年間続けて来られ、今年の参加者を見ても、一般?の大企業にまで拡げて来られた西川さん、ブロックスの皆さんの本気の仕事を学ばせて頂いた様に思います。
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