TEAL組織への第一歩
今週は、〇〇さんと考えるシリーズの四回目で、ティールの解説者である嘉村賢州さんをゲストに迎えて、ティールのその後ともいう様な、最新状況のお話をして頂きました。
予定していた内容とは違って、ほぼレクチャー式になりましたが、これだけの内容を無料で教えてもらっていいの?という濃い内容で、全く時間が足りませんでしたが、気づきというのか、これもTEALの感覚なのでしょうか?分かった!ということではなく、感じれたということに近い気がします。
内容については、又、担当してくれているアサイがレポートしてくれると思いますし、映像自体もJimukinouedaチャンネルでUPしていきますので、ここで説明はしませんが、TEALは生命体、生態系と考えていくと、どこまでいっても分からないことだらけになるのかも知れません。
ただ、その神髄の様なことを聞いていくと、それを欲していることを感じるのではないでしょうか?
それこそ、自分の魂に聞いていく様なもので、本来の自分や、組織(集合体)の有り様との違和感を感じるから、何か欲している感覚になるのだと思います。
TEALが生まれてくる背景で、狩猟採集の時代から産業革命、情報革命の時代となり、新しいパラダイムが生まれ出しているという話の中で、農業でも共生や自然農法の話があり、そこでは”まぜこぜ”というキーワードがありました。
それぞれに補完する役割のものを組み合わせていくと、一切、農薬などを使わずに強い作物ができるということですが、以前、自然農法をやっておられる方から、雑草というものは、そもそもその作物の足らない要素を補完する為に直ぐ横に生えてくるものだから、”そのままが良いのです”という話を聞いたことがあるのですが、それを生産者、綺麗さなどを求める消費者、その消費者を大量に獲得し販売しようとする流通業者の都合で、雑草どころか、作物自体も自然ではあり得ない、均一の形やサイズに仕立てられているのです。
本来、自然界、生命体ではあり得ないことを、産業革命以降の人間の都合で捻じ曲げて来て、組織、会社も、人間という生命体の集合というものではなく、工業的な生産物を生み出す装置となり、そこで働く人もそのコマとして使われて来たのと共に、働く人の方も、個々の生命体としての個性を押し殺して、効率的、均一的に働いて生産性を上げ、そこで評価され、その対価で支払われるお金を求めて、それを大きくすることを目的化して来たので、およそ本来の生命体の感覚など失くしてしまうところまで来たのだと思います。
そんなところにある組織でTEALをと言っても、理解できないところだと思いますし、理解したとしても、どうしてそこに進めていけばいいいのか?とモヤモヤするのは当然だと思います。
TEALで言われているパーパスというのは、日本語の、特にビジネスシーンで使われている”目的”とは明らかに違います。
目的を掲げる!というのではなく、”パーパスとつながる”という感覚、一人一人がそんなところに向かう為に、まず深呼吸することから始めるのがいいのではないでしょうか?
深呼吸?って馬鹿げたことを言っている様に思いますが、会社の中で仕事中に深呼吸することってあるでしょうか?
或いは会社として、今突入していっているビジネス、プロジェクトにおいて深呼吸したことなんて無いのではないでしょうか?
WITHコロナというのは、深呼吸して、そもそも人も会社(私は会社も生命体と捉えているので)も、生命体としての存在を思い出す、感じるということから改めたら?と人類が問いかけられた時代なのではないか?と思います。
均一化、効率化ばかりを追いかけるのではなく、それぞれにある”まぜこぜ”を大事に、補完、共生に向けていくことがTEAL組織への第一歩だと思います。
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