久々自作詩  忘れ物

あの日こぼした夢を

今も何故か探している

風を頼りに空を頼りに

まるで子供のように


夜の空に何を待つ

光る星が駆ける時を

涙の粒に写っていた

君を今も想う


向かい風かき分けて

高く飛ぶ夢を見る

今日も何かを求めて

忘れ物探している

夢のカバン広げ

思い出に紛れている

君を探している


笑顔で隠していた

苦い思い出それさえも

今は何故か涙あふれる

通り過ぎたあの日


過ぎた季節、忘れ物

形変える雲のような

君との日々が凪を超えて

今も胸に染みる


空想う雛に似た

今をかける僕へと

思い出は言う優しく

「いつでもここにいると」

あの日見た夢の中

懐かしい風とともに

君が歌うように


過ぎた景色に

戻れないように

ときの列車は

ボクを乗せて進む

何かを置いたまま


向かい風かき分けて

高く飛ぶ夢を見る

今日も何かを求めて

忘れ物探している

夢のカバン広げ

思い出に紛れている

君を探している

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?