久々自作詩  故郷

僕が生まれた町の名は

もうないけど

心の奥底に

今も残っている


走れりたかったんだ

逃げたかったんだ

今なら分かる

走れという皆の声


風を受け飛ぶ鳥のように

壁に向かいながら

はるか先まで望む

まだ飽きたらず

思い出を引き連れて


君と出会った学び舎は

もうないけど

君といた時間は

心温めるよ


離れて分かること

大人になるほど

多くなるよな

あの時間に戻りたい


瓦礫もかき分けていくよ

どこかで待つ君に

笑顔で会えるために

あの日の地図は

まだ未完成だけど


遠く離れても

忘れ得ぬ思い出もある

いつか振り向いたときに

手をふってほしい

そう願う故郷


風を受け飛ぶ鳥のように

壁に向かいながら

はるか先まで望む

まだ飽きたらず

思い出を引き連れて

あの日の地図は

まだ未完成だけど

いつか書き終えたら

見せに行くよ

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