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余分な脂肪を付けない。守りのダイエットについて【解説編】

こんにちは。絶賛ダイエット中のウエダです。
先日、ダイエット開始から約4ヶ月目にしてようやく『-10kg』を達成しました…!!

そんな私が声を大にしてお伝えしたい『ダイエットにおける最重要事項』は以下の2つです。

1.体脂肪を落とすためのアクション(攻めのダイエット)
2.体脂肪を付けないためのアクション(守りのダイエット)

ランニング、カロリー制限、筋トレ、などなど体脂肪を削るための攻めのダイエットを頑張られている方は多いですが、普段の食事を極力体脂肪にならないようにする守りのダイエットは意外と知らない人が多い気がします。

今回はその守りのダイエットについて解説します。

守りの鍵は血糖値にあり

守りのダイエットの結論を最初にお伝えします。

結論:極力、血糖値を急上昇させないようにすることが最重要。

血糖値の急上昇を防ぐと、体脂肪が付くことを防げるだけでなく、アンチエイジング・美容効果もあるので男性も女性も要チェックです!

まず今回は、なぜ血糖値の上昇を防ぐことが重要なのかを解説します。
そして次回は、血糖値の上昇を防ぐために具体的に何をすれば良いのかをご提案します。どうぞお楽しみに。

余った糖質は全て脂肪になる

まず血糖値を上げる要因である糖質について。皆さんはこの糖質たちが体のどこへ辿り着くのかご存知でしょうか?

糖質たちは大きく分けて以下3つの場所へと辿り着きます。
① 筋肉
② 肝臓
③ 体脂肪

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①筋肉
筋肉の中には『グリコーゲン』と呼ばれる筋肉を動かすための燃料が積まれています。このグリコーゲンの元になるものが糖質。なので皆さんが摂取した糖質たちは、この燃料が足りていない筋肉へと運ばれ、グリコーゲンという形で保管されるようになります。そして、必要になった時にはこのグリコーゲンがエネルギー源として使用されます。

『筋トレ後は糖質を摂っても体脂肪になりづらい』とよく言いますが、これは筋トレによって、燃料であるグリコーゲンが枯渇している状態になるので、そこに糖質が優先的に運ばれ、体脂肪にはなりづらいためです。

②肝臓
筋肉と同じく肝臓でもグリコーゲンという形で体を動かすための燃料を蓄えることができます。筋肉内のグリコーゲンが不足しても、この肝臓に蓄えられたグリコーゲンを使って引き続き筋肉を動かすことが出来るように人間の体は出来ています。

③体脂肪
上で説明した①②が満タンの状態になった後、残りの糖質たちは全て体脂肪として蓄えられてしまいます。つまり、運動不足がちな方は常に筋肉と肝臓に十二分なグリコーゲンが蓄えられている状態なので、同じ食事をしたとしても、運動をしている人より糖質が体脂肪に変わりやすいのです・・・

血糖値の急上昇はなぜ悪い?

さて、糖質についての理解が深まった上で、血糖値の話に戻ります。
皆さんご存知の通り、糖質を摂取すると血糖値が上昇するわけですが、なぜ血糖値の上昇が体に悪いのでしょうか?これには主に2つの理由があります。

  1. 血糖値を下げるために大量のインスリンホルモンが分泌されるため

  2. 体内で糖質とタンパク質がくっつき、終末糖化産物(AGE)が生成されるため。

難しすぎる・・・!と思われた方、ご安心下さい。ここから分かりやすく説明します。

インスリンホルモン

インスリンというホルモンは膵臓から分泌されるホルモンの一種。 糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きがあります。
つまり、食後に上がってしまった血糖値を下げてくれるホルモンです。

インスリンたちは血糖値が急上昇すればするほど、早急に血糖値を元に戻すために大量に分泌されます。

このインスリン、実は血糖値を抑える働き以外に、『細胞を大きくする働き』もあると言われています。
つまり、血糖値を下げるのと同時に、体の中にある脂肪細胞も大きくしてしまうホルモンなのです・・・!

これが血糖値を急上昇させてはいけない理由の1つ目です。

まとめ①
糖質を大量摂取して、血糖値が急上昇する
→血糖値を下げるためにインスリンが沢山分泌される
→インスリンの細胞を大きくする働きで脂肪細胞も大きくなる(太る)

終末糖化産物(AGE)

めちゃくちゃ怖い名前ですが、こいつは要は『老害物質』と呼ばれるものの1つです。
「体内のたんぱく質」と「余った糖」とが結びつき、出来てしまうと言われています。

何が怖いかと言いますと、この終末糖化産物はめちゃくちゃトゲトゲした物質でして、体内を巡りながら、皆さんの血管をズタズタに傷つけていきます。

血管が傷つくことは老化に直結しますので、美容の大敵というわけです。

さらに怖いのが、この終末糖化産物は一度出来ると数ヶ月間、無くならないということです。

まとめ②
糖質を摂取しすぎて血糖値が急上昇してしまうと、余った糖質とたんぱく質が合体して超体に悪い老害物質となり、数ヶ月に渡って体内の血管を傷つけまくる。


いかがでしたでしょうか?
血糖値の上がりすぎはよくないと何となくは分かっていたものの、なぜ悪いのかをしっかり理解していた方は少ないのではないでしょうか?

次回は、『血糖値を急上昇させない具体的なアクション』について説明します。

今回も例の如く2,000文字を超えてしまいましたが、最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。

引き続き一緒にダイエット頑張りましょう。

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