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【朗報】美術館女子企画中止。女性差別の助長と芸術への冒涜だった。当然のこと。

こちらのnoteの主張に効果があったわけでは無いでしょうが、厳しく批判していた読売新聞社と美術館連絡協議会の共同企画・「美術館女子」が今日づけで公開を中止するとの速報が飛び込んできました。朗報です。女をバカにするなと言いたい。

「美術館女子」公開終了 「指摘を重く受け止め」

朝日新聞の記事によると、

『作品を背景に女性アイドルを撮影したプロジェクトで、ネット上では「若い女性を“無知”の象徴として扱っている」「女の子を鑑賞する人間の目線でしかない」などの批判が上がっていた。

 企画のウェブサイトからは写真がすべて消え、「本ページは公開を終了しました。次回以降の連載については、さまざまなご意見、ご指摘を重く受け止めて、改めて検討していきます」』

だと。

問題は女子が主体では無いこと

刀剣女子や山ガールは良くてなぜ美術館女子はいけないんだというツィートがあったのでここで反論します。

刀剣女子や山ガールは女子が主体です。刀剣を楽しむ女子、山歩きを楽しむ女子。そこには山屋が新たな販路を開きたいという商魂も感じますが、あくまでも女子が能動的に文化を取り込んで楽しく趣味を楽しむ世界が共存しています。


ところがあの親父のクソバカ企画(いかにも銀座のクラブで娘くらいのホステス侍らせて親父同士が考えた企画ぽい)には女子としての「主体」が無いわけです。

若い女が作品に挑むわけでもなく、ただ被写体になって展示物が背景として使われているのが女性差別ですし、美術品そのものへの冒涜です。女性は誰からから見られるために存在してるわけでは無いですし、芸術作品は女性の背景のために作られているのでは無い。時として芸術作品と女性が美を競い合うのはあり得るでしょうが、あの企画の登場者はその価値を認められない。

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ですし、「若い女」は「芸術作品が理解できていない生物」としてあの企画には存在していたわけです。言語道断。女性蔑視、時代錯誤もいい加減しろ。

若い女性に対する深い蔑視がなければあの企画は存在しなかったと思いますし、その企画者の座視は世俗にまみれていて芸術の崇高な世界から遠い存在にいると思います。そういう人間が美術館の企画を考える役職に在ること自体が問題です。この騒動の責任を受けて、この企画を考えた人間を更迭して欲しい。

美術館連絡協議会の不見識

それにしても美術館連絡協議会とは何者なのか。公共施設なら税金の助成金で成り立つ部分もあるはず。

そこに、こういった「風俗的な企画」が持ち込まれたことを忘れてはならないし、許してはならない。









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