山口敬之氏が有田芳生議員と有識者数名を提訴。
2021年5月13日、伊藤詩織さんと現在控訴審で争っている山口敬之さん(元TBS記者)が自身のFacebookで立憲民主党参議院議員の有田芳生氏を提訴すると明らかにしました。他、筑波大学准教授の掛谷英紀氏、立憲民主党大阪12区総支部長の宇都宮優子氏などが提訴された模様。
なお、今後住所がわかれば、映画評論家の町山智浩氏、永添泰子氏なども提訴するとの宣戦布告。
提訴の理由は根拠ない言説で山口氏の名誉を繰り返し毀損させたこと、で名誉毀損の損害賠償請求事件でしょう。
2021年5月16日現在、現在訴えられた方々は一審判決が詩織さんの勝訴で終わっていることを元にして、正当性を主張していますが、伊藤詩織さんと山口敬之さんの裁判は今東京高等裁判所で控訴審が続けられており、自判になった可能性が高いのです。(この控訴審の説明は②に示してあります)
これらの提訴は刑事事件で不起訴処分が出たのにもかかわらず、証拠も少ないのに「山口敬之氏から性被害・性暴力を受けた」と公表行為、表現活動をしてきた詩織さんに第一次責任があります。
①詩織さんが一審判決で騒ぎすぎた結果、玉突き事故発生
今回訴えられた人は、詩織さんの記者会見等の公表行為や洗脳報道を信じ、山口氏を口撃した。そして一審勝訴を絶対視した。なので民事の裁判で一私人を犯罪者呼ばわりしたことに対して、その責任を取る日が来たようです。
また、この裁判の起因は詩織さんの一連の公表行為と一審判決で「性被害が認められた」として「性被害を告発した勇気ある女性」と活動した詩織さんにあります。上訴されたのですから、裁判が終わるまでは自己主張を控えるべきでした。
伊藤詩織VS山口敬之裁判で玉突き事故が発生しました。
今回のネット関連の提訴は、あくまで第一弾です。今後も悪質な名誉毀損行為に対しては、例外なく民事訴訟を提訴し、ケースによっては刑事告訴も行います。
第二弾もあるとのこと。浮かぶ名前はあの人とこの人...お知り合いの記者でないといいなと思いつつ...
BBは犬笛か
民事裁判と刑事裁判の区別くらいつけましょうよ。そこは基本でしょう。
民事は私人同士の争いを裁判所に判断してもらうもの。民事訴訟法に触れる行為は不法行為として賠償責任が発生しますが、犯罪行為が認められることはあり得ません。裁判所は捜査機関ではないからです。
民事の不法行為を犯罪、と認識して山口氏を叩いている人たちはいつか痛い目にあいますよ。自分が民事で訴えられて負けたら、犯罪者呼ばわりされてしまうことになります。
さらに、控訴審で詩織さん側の弁護団は「詩織さんの主張した山口氏から受けた性暴力の被害は詩織さんが疑った事への事実でした」みたいな訳のわからない事を言い出してます。
つまり詩織さんの公表行為は「疑った事を書いた」。それで「(山口氏から)レイプ被害(刑事事件)にあったジャーナリスト」と公表したらただの「犬笛」でしょう。
裁判はあくまでも法廷で証拠と事実に法って行われるもですから疑いを証拠にするなら中世に行って下さい。
疑いで人を断罪するのは魔女狩りと同じです。
「こいつはレイプ犯だ!攻撃せよ!」犬笛に踊らされた人々 運命やいかに。
被告となった掛谷英紀氏の私へのリプ?
”裁判で双方に争いがないことは覆らない。”ってどういう趣旨ですか?
どうして泥酔した私人の男女が、どのような関係を持ったか、性交渉があった、なかったとか、全世界の人にこれが知れ渡ってSNSで論評されないといけないのでしょうか。
この掛谷准教授のツィートこそが、詩織さんが山口氏のプライベートを著しく侵害し、名誉を毀損させ、社会的評価を低下させた証と言えます。
掛谷氏のこのリプライ、意味不明なんですが ...
教授の椅子、ぺしゃんこですねぇ。
②伊藤詩織VS山口敬之氏控訴審の流れ~自判か
控訴審の弁論準備の争点整理手続きは次回の指定期日が5月28日に決まったようで、5回目を迎える事となり、控訴審はほぼ自判として進行してると見て差し支えないと思います。
自判とは高等裁判所が、原審(一審ともいう)の判決を不当として取消または破棄したうえで、差戻しをすることなく判決することです。
ですので、伊藤詩織さんの裁判は一審判決が不当であったという前提のもとで、新しい訴訟方針で裁判が進行することが予想されます。
よしりん裁判で大西達夫弁護士が「控訴審は損害賠償の請求原因を事実認定のレベルから見直す(やり直す)という訴訟指揮を取ると裁判体から明示されている」と裁判長に向かって毅然と述べたのはハッタリでもなんでもなく、裁判長に事実を報告したまでだと思います。(傍聴記事リンク)
五回もの弁論準備手続という事は、詩織さんの訴え、山口氏の訴えを事実認定のレベルからやり直す、もう一度、裁判を根底から見直す、そういう認識で間違い無いと思います。
当然、判決も一審とは全く違う結果が出ることも予想の範囲内になりました。私は伊藤詩織さんとも山口敬之さんとも面識がなく、どちらも応援しておりませんので、冷静にお伝えします。
私のこの裁判のウォッチポリシーは「双方に落ち度があり、軽率な行動・判断で世論に悪影響を与えた事は認め、真実を明らかにしていただきたい」というもので、「嘘を言って人の人権を踏みつけにして商売するような人は日本からでて行って欲しい」という気持ちもあります。
「どちらが裁判で嘘を言ってるのか」に興味があります。
伊藤詩織さんが山口氏との性被害を告発した『ブラックボックス』には嘘がいくつか書いてあり、また筆者に都合が悪い部分のメールは削除しているのにもかかわらず、「これでメールは全てだ」と書き、「真実はここにある」などと帯書きしているので、詩織さんは裁判で嘘を言っている、との疑いを今深めています。
カルテの開示について
詩織さんの裁判をウォッチしているTwitter界隈では「#医療カルテの開示を求めます」というハッシュタグをよく目にすると思います。
それは何故なのか、と言いますと、詩織さんは山口氏との行為の後に産婦人科でモーニングアフターピル(MAP)という緊急避妊薬を処方してもらっています。これは避妊に失敗した性交渉後、何時間後までに飲まなくては効果が出ない、と言う時間経過が必要な情報なので性行為の時間をカルテに書かなければなりません。
診察の時に詩織さんは行為の時間帯を「(深夜帯)午前2時から3時」と言ってるんですね。何故ならカルテにそう書いてあるからです。しかしこれを詩織さんは医師が勝手に書いた、ということにしています。
カルテの記載時間2時から3時だと何が問題なのか?
詩織さんが裁判所に提出している事件のあったホテルの防犯カメラは部屋への入退出の時間が記録されていますが、退出時間は5時50分頃です。
つまりカルテの記載の行為の時間が2時から3時だとすると、その後数時間は山口氏と一緒にいたことになります。
それの何が問題なのか?と言いますと、詩織さんの主張する準強姦は全て創作だった、ということになってしまいます。
詩織さんはホテルから出る時に、警察やフロントに被害の通報をしていないのですが、その理由は「一刻も早く安全なところに行きたかった」みたいなことを言ってるんですね。
なので「行為があっても数時間一緒にいた」ことが本当ならば、フロントや警察に通報しなくてもいい通常の性行為だった、つまり、詩織さんと山口氏の行為は同意だった。詩織さんが本でも記者会見でも公表した準強姦事件は詩織さんのデッチ上げだったということになってしまいます。
一審で裁判長はカルテの記載よりも詩織さんの「夜明け頃」の主張を認めていますから、証拠主義に反した裁判の進行があったようですね。
のちに詩織さんが出した告訴状には被害の時間帯を午前5時と大きく引き伸ばしていますから、防犯カメラの退出時間に合わせたと推認できます。
『伊藤詩織氏 乙94号証でチェックメイトか』
フリー記者の松田隆氏が主幹するネットメディア「令和電子瓦版」に控訴審で出された乙94号証についての分かりやすい解説があります。
乙号証とは、訴えられた方(被告)が出す証拠書類の事で、ナンバリングされた数字は出した書類の順番のことです。つまり乙94号証は山口氏側が94番目に出した証拠書類ということですね。(原告は「甲」になります)
号証は紙の書類だけではなくビデオ映像やスクショ画像あり、昨今ではLINEの写しが証拠として提出されて、話題になることが多いようです。
乙94号証は詩織さんが緊急避妊薬をもらいに行った医療法人社団プラタナス イーク(以下イーク)から山口氏の代理人に送られたメールで、「カルテに記載のある内容が医療行為の全て内容が医療行為のすべてである〜」と返信した内容のものです。
詩織さんが山口氏との性行為をした時間は深夜2時から3時だと記載されたカルテ。(乙7号証)山口氏も行為のあった時間は2時から3時頃のこととして警察に取り調べを受けた、と手記に書いています。
この乙7号証を詩織さん側の弁護士が閲覧制限したため、この事件の真相を究明したい、と思っている人たちは「#医療カルテの開示を求めます」とハッシュタグで抗議しているわけです。
真実はここにある、と社会問題を告発しているテイで色々な裁判資料を閲覧制限しているのは、実は詩織さん側なのです。
そして、カルテに残された時間から数時間後に退出している詩織さん。空白の3時間が詩織さんを追い詰めます。これが”94号証チェックメイト”の所以。
今明らかになっている状況証拠は詩織さんに不利なものが増えています。
詩織さんは怪我の治療代を山口氏に請求しているが証拠がなければそれは単なるユスリである
社会通念上そうですよね。詩織さんは山口氏から準強姦行為を受けた時に膝を負傷していて、その治療費を求めて付帯控訴しています。しかしその怪我の物証、写真がないんですね。
https://note.com/774weco/n/ne070220ea929
さんなどが再三訴えているように、山口氏から怪我させれていたら未遂でも強姦致傷で非親告罪で逮捕できます。準強姦で密室だから、なかなか警察は動いてくれなかったというその主張すら信憑性を疑います。
怪我を見せて、傷害で逮捕してくれ、でも警察は動きますし、無理やりホテルに連れ込まれたら監禁罪、監禁致傷罪でも逮捕できます。(誘拐もOKかも)彼女は当時、25歳で子供でも未成年でもない。
詩織さんを応援してる記者の中には元司法担当キャップや警察事情や刑事事件に詳しい方がいっぱいいるのに、このことを詰めて、頑張って勉強して、研究して発表して疑義を告発しているのが一般の方たち、というのが今の現状です。
詩織さんは裁判だけではなく、読者に説明責任が発生している
詩織さんは裁判で盗撮や傷害について「疑った事実」を書いただけだ、と主張していますから、「ノンフィクション」として本を出した詩織さんには説明責任が発生します。
読者がノンフィクションの本に払ったお金はお布施でもなんでもなく、その本の事実関係を知ろうと購入したわけです。
なのに「詩織さんが書いたことは疑いでその疑ったことは事実です。だからノンフィクション」とは理論が破綻しています。
あの本の内実はジャーナリストを名乗りたい伊藤詩織という当時無名タレントが書いたエッセイ本です。ノンフィクションを名乗るには余りにも被害を証明する証拠が少ない。
詩織さんは性被害告発の信用性を担っている
しかし、相手の実名を出し、その目的が「公益性」を謳っているから問題で、性被害の被害が、本当か疑わしいことに「公益性」を出されたら今後本物の性被害者が声をあげても信用されない大きなリスクが生じます。
公益性?本当は私利私欲じゃないの?
今や世界的有名人の詩織さんが虚偽の告発で売名を目的に山口氏を訴えたと仮定し、詩織さんが敗訴したら、この「性被害者が声を上げること」の行為に対する社会不信・信用毀損は是正不可能でしょう。
女性の文化史、女性解放運動の歴史の中で、重要な裁判になると思いますので控訴審は見守りたいですし、山口氏が起こした新しい裁判も、民事裁判の結果を気軽にツィートしてしまう危険性をやっと世論が知ることになって、これも興味深いです。
【お詫び】
下は私の詩織さんのお誕生日を間違えたツイートです。ついでに山口さんの誕生日も間違えていました。事件の根幹に関わることではないとはいえ、お二人とても失礼なことをしました。各関係者にお詫びします。(恥)
追記
もうあまりこの事件は追及しないと思います。先が見えた、と言うか、控訴審でひっくり返りそうですからね。
なんども書きますが、私は双方に落ち度あり、社会を騒がせたので真実を語ってほしい、と言う一点だけを主張します。