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【資格】技術士 第一次試験(技術士補) 基礎科目・適正科目 効率的な勉強方法・独学・おススメの参考書

▶技術士とは

技術士(Professional Engineer)は、日本の科学技術における最高位の国家資格で、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者を言います。

▶技術士第一次試験の基礎科目・適正科目とは

技術士の第一次試験(技術士補)で実施される科目は以下の3科目です。
(1) 基礎科目=科学技術全般にわたる基礎知識。
(2) 適性科目=技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性。
(3) 専門科目=受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識。
・このうち、「基礎科目」「適正科目」については、各部門で共通して実施される科目で、具体的には、以下のような特徴があります。

(1) 基礎科目

●出題分野:科学技術全般にわたる基礎知識のうち、次の5分野から出題。
 ①設計・計画に関するもの〔設計理論、システム設計、品質管理等〕
 ②情報・論理に関するもの〔アルゴリズム、情報ネットワーク等〕
 ③解析に関するもの〔力学、電磁気学等〕
 ④材料・化学・バイオに関するもの〔材料特性、バイオテクノロジー等〕
 ⑤環境・エネルギー・技術に関するもの〔環境、エネルギー、技術史等〕
●出題形式: 五肢択一式(マークシート)
●出題数 : 30問中15問回答(①~⑤の5分野で6問中3問を選択し回答
●合格基準: 50%以上の正答
●特徴  : 出題範囲は広いですが、
 ○過去問と同一、類似の問題が一定割合で出題される。
 ○各分野で6問中3問を選択し回答する方式なので、自分が自信のある問題だけを回答すればよい。

(2) 適正科目

●出題分野: 技術士法と技術者倫理。
●出題形式: 五肢択一式(マークシート)
●出題数 : 15問回答
●合格基準: 50%以上の正答
●特徴  : 技術者倫理は「常識・社会通念」に照らし合わせるとそれほど難しい問題ではないが、一方で、技術士法、その他法律(不正競争防止法、知的財産権、情報セキュリティ、内部通報制度など)は、知らないと解けない

▶技術士第一次試験「基礎科目」「適正科目」の問題集・参考書

・私は過去、技術士第一次試験を色々な部門で何度も受験していますが、どの部門であっても、共通して勉強しないといけないのが「基礎科目」と「適正科目」です。
・できるだけ「基礎科目」と「適正科目」を効率的に学習し、「専門科目」の勉強に時間を回したいところですが、さすがに「基礎科目」と「適正科目」の勉強時間がゼロでは合格点は取れません
・そこで以下では「いかに少ない時間で合格点以上を取るにはどうするか?」といった観点で、問題集(過去問)・参考書と勉強方法をご紹介します。

(1) 技術士教科書 技術士 第一次試験問題集 基礎・適正科目パーフェクト ★★★★★

【メリット】 レイアウトが見やすい解説が充実している。書籍とWebで10年以上の解説がついている。これ1冊で十分対策が可能これ以外に問題集・参考書を買う必要はない)。
【デメリット】書籍代がかかる。
【使い方】 問題集・参考書を1冊だけ買うのでしたらこの1冊を選べば間違いないです。

(2) 技術士一次試験 過去問題(日本技術士会)★★★☆☆

【メリット】 平成23年度~最新年度まで、10回以上の問題と解答が掲載されている。
【デメリット】解答しかない(解説が全くない)
【使い方】  5年以上前の過去問から同一問題、類似問題が出題されることもありますので、最低限5年分、できれば10年分の過去問を解いておくことが望ましいです。

(3) 技術士試験ナビ(資格部)★★★☆☆

【メリット】 無料で勉強できる。1問ずつ解いていく形式で使いやすい。
【デメリット】解説があるものとないものがある。広告があり少し見にくい

(4) 技術士一次試験 基礎科目 解答(アルケミストの小部屋)★★★★☆

【メリット】 :無料で勉強できる。解説が詳しい(手づくり感は強い)。
【デメリット】:レイアウトが、1問ずつ次へ、次へとテンポよく解いていく形式にはなっていない
【使い方】  :無料で勉強を済ませたい場合はこのサイトの解説を見ながら過去問を解くという勉強方法でも良いかもしれません。

以上です。

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