見出し画像

【神社仏閣】湯島聖堂(ゆしませいどう):東京都文京区


▶湯島聖堂(ゆしませいどう)

▶由来・歴史

江戸時代の元禄3年(1690年)、江戸幕府5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟(こうしびょう)です。孔子廟とは、中国、春秋時代の思想家、儒教の創始者である孔子を祀っている霊廟のことで、後に幕府直轄の学問所となりました。また「日本の学校教育発祥の地」の掲示があります。
国の史跡に指定されており、湯島天満宮(湯島天神)とともに、合格祈願のために、受験生が多く参拝に訪れます。

▶史跡内

●大成殿(たいせいでん)

大成とは孔子廟の正殿の名称で、「孟子」万章下「孔子聖之時者也、孔子之謂集大成、集大成也者、金聲玉振之也。」に基づいています。

大成殿外観

殿内には中央の神龕(厨子)に孔子像、左右には四配として孟子・顔子・曽子・子思の四賢人が祀られています。

大成殿内観

●入徳門(にゅうとくもん)

聖堂内の唯一の木造建造物で、入徳とは、朱熹の「大学章句序」「子程子曰、大学、孔子之遺書而初学入徳之門也。」に基づきます。

入徳門

●孔子銅像

昭和50年(1975)中華民国台北市 ライオンズ・クラブから寄贈されたもので、丈高4.57メートル、重量約1.5トンの孔子の銅像は世界最大だそうです。

孔子の銅像

以上です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?