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【神社仏閣】若一神社(にゃくいちじんじゃ):京都府京都市下京区


▶若一神社(にゃくいちじんじゃ)


▶由緒・歴史

若一神社は熊野三山の神々を祀る小さな祠でしたが、平安時代中期に平清盛が別邸・西八条殿を造営した際に、現在の場所に移されました。そして、仁安元年(1166年)に清盛が熊野詣での際に、「土中に隠れている御神体を探せ」との神のお告げがあり、若一王子の御神体を発見し、別邸内に社を造営して祀ったのが始まりとされています。その後、たびたび火災に遭いましたが、その都度再建され、現在に至っています。
また、若一神社は開運出世の神として広く信仰されています。

案内図

▶境内

●鳥居

鳥居

●御本殿

御本殿

●手水舎

手水舎

●平清盛像

平清盛像

●平清盛公ゆかりの御神水

古くから銘水として知られる地下水で、開運出世の水として、新生児誕生に際しての産湯としても有名だそうです。運が開けたなど御神水による様々な奇跡が広まり、水を汲む人々の跡が絶ちません。水は持ち帰り自由です。

御神水

●大楠と楠社(くすやしろ)

樹齢800年を超す大樹で、平清盛公が太政大臣に任ぜられたのに感謝して西八条殿にお手植えされたものです。若一神社の目印で象徴となっており、大樹の下には楠社が建てられ大楠を祀っています。
1939年(昭和14年)に京都市が京都市電を延伸させて当社の境内の西に通そうとした際、この楠を切れば清盛の祟りがあるとされたため、楠と当社を避けるようにして市電が通されました。市電が廃止された現在でも西大路通はそこの部分だけ蛇行しています。

大楠と楠社

●御神蹟

御神蹟

以上です。


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