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1型糖尿病①~序章~

マガジン『うえこの糖尿病レポート』

病気の話からしていこうかと。

自己紹介にも書いたけれど、2018年の夏に発症した。
発症してから2年半になる。
つまり、病歴2年半。
ぺーぺーの新米だ。
そんな新米が、何を語れるというのか。
それは、発症時の状況と、入院体験。
そして入院直後の生活について。
コレに尽きると思う。

例えば何か病気になったら、このネット社会、とりあえずこの病気ってぶっちゃけなんなん??
て検索すると思う。
「どうしたらいいの?」
「どういう生活を送ればいいの?」
「医療費ってどのくらいかかるの?」
知りたいことだらけ。
それを補えるのが、ネットの世界の先輩たちの体験談。
いろんな先輩がいる。
参考例は大いに越したことはない。

そういうわけなので、何回かに分けて投稿できればと思っている。
まだnoteの感じに慣れていないので、
目次とかどうすればいいんだ?
シリーズものってどういう感じで投稿するの?
他の投稿者さんがやってるあれってどうやってるの?
という状態なので、記事内で変なことになってたら、
あ、こいつ戸惑ってるな(笑)
って生暖かい目で見守っていただければ幸いです。

病気になる前のこと

病気になる前。
つまり、発症前のこと。
私は健康体であった。
体格的には、身長159cm、体重は48kg(44~48をウロウロ)の、やや痩せ気味で、強いて言うなら下半身はしっかりしてるが上半身はガリガリという感じ。
これは思春期からずっと変わらず、40手前になるのに20代の頃に着ていた服が余裕で着られる変わらない体型である。
会社で受ける健康診断は毎年オールA。
体重だけ、標準より少ないぞ、と表記されるくらい。

食生活だって、野菜、肉、魚、きのこ、豆腐、好き嫌いなく何でも食べるし、米を爆食いするなんてこともなく、バランスの良い食事を摂っていたと思う。
あ、でも胃が小さく、ごはんをたくさん食べられないので、おかずをたくさん食べたくて、夕食では米を抜くという生活が続いていた時もある。
発症前の半年から1年くらいそうだったかもしれない。
お米でお腹が一杯になってしまって。
一人暮らしを高校卒業後からずっとしていて、ずーっと自炊だったので、自分の味というものがあり、私はそれが嫌いではなかった。
自分の作るものは美味しい、と。
だからおかずもたくさん食べたかった。
色んな野菜と、お豆腐と、お肉や魚の缶詰をただ炒めただけみたいなものでも、美味しいのだ。
だから最初は米の量を減らしていたが、白いご飯も普通に美味しいのでついついもう少し、と食べてしまう。
結果食べすぎてお腹が苦しい。
じゃあもう米を抜こうと。

食生活

は、5枚切りの食パンをトーストして、バターを塗ってスライスチーズを乗せて、牛乳と一緒に食べる。
これは幼少時からずっと。
時間に余裕があれば、フライパンでチーズを打ち込んだとろとろスクランブルエッグ的なものを作り、トーストに乗せた。
これはね、うまい。
チーズの塩気が良い感じなので調味料を足す必要がない。
ほんとうまい。
次の休日の朝に作ろう、久々に。
食べたくなった。

は会社で、なのでお弁当だったが、とにかく野菜をたくさん食べたいぜ、と常日頃から思っていて、
保温容器に具だくさん野菜スープと、コンビニで鮭おにぎりを買っていた。
具だくさん野菜スープは、大きな鍋にたくさん作って、保温容器に入る量ピッタリのジップロックの密閉容器に入れて、冷凍していた。
だいたい6食分。
一週間分だ。
人参、大根、時にはカブ、青梗菜もいいな。
しめじやマッシュルーム、もやしを入れることも。
野菜は全部1cm角くらいにさいの目に切り刻んで、鶏肉もおんなじくらいに切り刻んで、フードプロセッサーでやっつけたこともあるが洗うのが面倒で手動に戻った。
鶏肉は胸肉を使うことが多かった、鶏皮うまいよね。
絹豆腐も入れる、3個パックで100円くらいのやっすいやつ。
切り刻んだそれらを、でかい鍋にぶっこんで、オリーブオイルを垂らして適当に炒める。
コンソメの固形キューブや、鶏鍋のキューブ、創味シャンタンなどを、その都度使い分けて、塩で微調整して、お水を適当に入れて煮込んだら具だくさんスープの完成。
あとは小分けに冷凍しておいたそれを、朝、電子レンジで加熱したら保温容器に移して、会社でお昼に、ポットのお湯を少し入れて食べていた。
一度作ってしまえば一週間楽なのでとても良かったが、仕込みが結構大変なのでやめてしまった。

そしては前述した通り、米を抜いて肉野菜炒めだったり具だくさんシチューだったり、野菜たくさんの適当なものを食べていた。

夜に食べていないとはいえ、朝日食パン、昼はおにぎりと、炭水化物はまあまあ摂っていた。
野菜は一連の文章を読んでいただければわかるように、もしかしたら一般に比べると量は食べている方なのではないかと思っている。
肉や魚、豆腐といったタンパク質も摂っている。
正直、これほどまでに不摂生という言葉が当てはまらない食生活はないと思う。

ついでにいうと間食も少ないほうだと思う。
平日はデスクワークなので、頭を使うことが多く、疲れるとやはり甘いものが欲しくなる。
明治のビターチョコが好きで、小さい個包装のやつを常備して、つまんでいた。
チョコは好きだ。
チョコをやめろと言われたら、泣くだろう。
1日1個くらいいいじゃないか。
お菓子は好きだけれど、スナック系は食べすぎると口内が切れたりするので、あまり食べない。
どうしても食べたくなって買ったポテトチップスは、3日くらいかけて食べる。
クリップは偉大だ。

保護猫カフェでボランティアをしていると、たまに支援者さんから頂いた差し入れを、もらうことがある。
週に1度のことなので、そういうのは遠慮なくその場でいただくことにしている。

そんな、食生活だ。
それでも、なる時はなるのが、病気なんだと多い知った。

日常生活

6時半に起きて、
朝食を摂ったら7時に過ぎに家を出て、
地下鉄で30分かけて移動して、
8時頃には会社に着く。
定時は9時で、それまで自分の珈琲を入れたり、受付前の花壇に水をやったり、応接室や事務所内のある観葉植物に水をやったり。
入れた珈琲を飲みながら、自分のデスクでパソコンを立ち上げ、始業までぼんやりと過ごす。

9時から17時半まで、昼休み1時間を挟んでデスクワーク。
ほとんど座ってる。
ほとんどパソコンの間で、キーボードを打ってるか、経理システムのデータを確認したり、給与計算業務をしている。
たまに銀行や郵便局へ行く。
17時半には、お疲れ様と言って、一時間弱かけて帰路につく。
私の勤め先はちょっと変わっていて、1日7時間半の就業時間だ。
一般的な企業なら8時間のところ。
その代わり、土曜日は第2と第4が休みで、その他の土曜日は基本的には出社して平日と変わりなくお仕事をしなくてはいけない。
更には祝日も仕事だ。
つまり休日は、毎週日曜日と、第2第4土曜日、後は年末年始とお盆。
年間で言うと90日くらいしかない。
後は仕事に支障のない範囲で有休を取ればいいんじゃない?というスタンスの会社だ。

正直言って平日に有休を取りにくい会社だ。
なので出勤土曜日や祝日にとってみたりする。
そんな日常。

休日の過ごし方

そんな少ない休日の過ごし方。
正直、充実しまくっている。
猫だ。

偶然にも、自宅から徒歩数分のところに、猫カフェがあった。
私はこの猫カフェで、お掃除ボランティアをしている。
6年くらいになると思う。
店舗がそこからあまり離れていない場所に移転するタイミングだったので、移転のお手伝いもした。
そこで「うえこ」と呼ばれ、仲良くしてくれるボランティア仲間もできたのだけど、病気を発症したときに、この仲間たちがなんとも頼もしかった。
ああ、私、ボランティアやってて良かったなと、心からしみじみ感じたのだけど。

日曜日はだいたい、お掃除ボランティアをしている。

保護猫カフェ、についてはまた別の記事に書くので詳細は省くけど、カフェは正午オープンなので、それに合わせて各猫部屋の掃除をしなくてはいけなくて、それはだいたい二時間ほどかかるから、他のボランティアさんも、猫カフェのスタッフさんも、10時から掃除を開始する。

猫トイレや、ケージや、床や、キャットタワーや、壁をきれいにする。
そしたら掃除中、フリーになってる猫たちが、邪魔をしてくる。

「はやくごはんごはん、掃除なんかよりごはんをおくれーーー」

と、騒がしい。
そしてかわいい。
せっせと掃除を済ませ、猫たちのごはんを用意して、新しい水をセットして、開店準備に間に合わせる。
それが終わると人間たちの昼食となる。
もたもたしていると正午オープンで予約していたお客さんが来店してきてしまう。

二時間は戦いだ。

この戦いが終わると、ボランティアは報酬として猫部屋で猫と遊んだりする事が出来るのだ。
これが充実の休日の秘密なのだけど。
猫たちと遊び、猫たちの写真を撮り、たまに猫たちの爪を切ったりブラッシングをしたりケアのお手伝いをしたり…
そうこうしている内に、夕方になる。

そう、休日はほぼほぼ猫なのだ。
あいた時間に買い物に行ったりするけれど、日曜日は猫に費やされる。

残りの土曜日の休みは、遅くまで寝てたり、ボランティア仲間とカフェに行ったり、レザークラフトしたりして過ごしていた。

運動量

ところで通勤時だが。
30分ほど地下鉄に乗り、家と駅、駅と会社は徒歩で、だいたい1時間弱なのだけど、
徒歩は往復で30分程度になる。
丁度いい運動量だけど結構疲れる。

1日一万歩は、ギリ、いく。

序章なのにめちゃくちゃ長くなってしまっている。
蛇足が多すぎる…
でもまだまだ書きたいことがあるけど、
ひとまず序章はこの辺で切り上げておこう。

とりあえず発症前は、健康で元気だったぞ!という事を書きたかった。

さて次は②になるんだけど、
予兆、がいいかな。
なるべく毎日更新したいけど、まあ、頑張ります。
序章はこの辺で。

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