2022.09キャンプ 美笛キャンプ場
北海道は残暑もありつつ、日中の暑さとは裏腹に、
朝晩の寒さに油断する。
そう、秋です。
00.有給休暇
基本的に平日に有休をとる場合は、病院とか、体調不良とか、そういった「やむに已まれぬ事情」がないとダメ、みたいな風習がある。
うちの会社にもある。
今回思い切って、金曜と土曜(休みは隔週なのでその日は出勤土曜日)に有休をとってキャンプに行こうとしたのだけど、
もちろん理由は「私事」で。
上司から、平日じゃないといけない理由は?とか言われて差し戻されて、
感じ悪!!と思いつつ、詳しい理由は伏せて、1泊で出かけるので、とだけ言って何とか押し切って有休をとった次第です。
本来、業務に支障が出なければ、いつ、どんな用事で有休をとろうが、それは労働者の権利であり、
理由を詳しく聞くとか、プライベートに介入するのは会社としてはしてはいけない事なんだけど、
もちろん業務に差し障りないようにいつもより前倒して処理を終えたし、
何も問題はないから差し戻されるいわれもないんだけど。
まあもやもやしつつも有休取得できたんですけどね。
これで余計に平日に有休取りにくくなったんですけどね。
01.支笏湖美笛キャンプ場
札幌市のお隣にある千歳市、ご存じ、新千歳空港があり、北海道の玄関口ともいわれてますね。
そんな千歳市には、支笏湖があります。
日本有数の水質を誇る支笏湖、透明感が半端なく、最近多いアクティビティ「SUP」で湖上に繰り出すと、水底まで見えるくらい透き通ってるそうです。
そんな支笏湖には二つのキャンプ場がある。
・モラップキャンプ場
・美笛キャンプ場
前者は今年の4月に利用した
夕日のモラップ、朝日の美笛と言われるくらい、双方ともに美しい景色が拝めると有名である。
モラップは今年から予約制になったのだけど、美笛は先着順で、
道内で人気は高く、週末や連休があると利用者でごった返すこともある。
しかも、湖畔のよい場所に設営したいガチ勢は、前日の夜からゲート前に並ぶとか。
そういう事もあり、平日入りのために有休をとったわけだが。
チェックイン 7:00~19:00
チェックアウト 7:00~11:00
利用料金
一泊 千歳市民 1000円
千歳市外 2000円
日帰り 千歳市民 500円
千歳市外 1000円
大人料金と子供料金がありますが上記は大人料金です。
今年から「市外」料金が設定されて、千歳市民の倍になってますが、
民間のキャンプ場をあちこち利用している身からすれば、高くもなく安くもなく…(むしろ安く感じる)
(モラップは1000円)
場所は支笏湖ビジターセンターからさらに約24km先にあり、
初めて行った感想は「とおっ?!!」でした。
自宅から支笏湖(ビジセン)までがだいたい1時間ちょいで、
モラップキャンプ場はそこから10分程度の所にあったため、あまり距離は感じなかったんだけど、
美笛はね~
遠いな。
びっくりしちゃった。
とりあえず人気のあるキャンプ場で、週末は前夜から並ぶ人もいると聞いて、
なんなら平日でもまあまあ混んでるらしく、緊張感とともに決行したのである。
02.天気予報
それまで、随分と良いお天気が続いていた。
なんなら暑いくらいで、27度とか日中は汗ばむくらい。
でも朝晩は少しひんやりとして、北海道の秋が近づいているなと感じた。
美笛は、朝日がきれいと有名で、
天気にさえ恵まれたら、それはもう絶景が約束されていると言っても過言ではない。
しかし、台風が近づいていた。
予定日の一週間前くらいから、何度も天気予報を見た。
雨→曇り→薄曇り→曇り→雨
あまりにもコロコロ変わる予報。
この時は、ギリ見えるのでは、と期待した。
でも結局曇り予報に変わった。
朝日は見られないかもしれない。
覚悟を決めればあきらめもつく。
幸い、風はまだ弱い予報だ。
インスタで最近の美笛利用者の投稿を見ると、
最近は水かさが高いらしく、
湖畔に設営した利用者は、風が強くなった時に波でテントが浸水したと投稿していた。
ああ、憧れの湖畔キャンプ、湖畔、湖畔は危険。
キャンプ場のマップをネットで確認し、
どこが理想のポジションかを念入りにチェックした。
はじめていくキャンプ場の緊張感よ…
そんなこんなで、当日を迎えたわけである。
03.キャンプ当日の朝
チェックインが7時からという事で、なるべく早く到着していたかった。
目指すは7時着。
1時間半あればいいだろう。
タカをくくり、5時半に起きた。
いや、5時半に出発せーよ…
早起き必須で、朝から荷積みはしんどいと思い、
前夜からカーシェアの車を借りて7割くらい積んでおいた。
今回、雨の場合に撤収を素早く行うために、
コットは置いていくことにした。
じゃばらマットと、最近使っていなかった手押しポンプのエアマットを。
いつものハスラーがメンテナンスで借りられなかったので、ソリオにした。
積載量はすごいぞ。
朝5時半に起きて、残りの荷物とクーラーボックスを積みながら、
なんでこんな変な時間に起きたんだ…と我ながら思った。
朝早くても平日だから通勤ラッシュに巻き込まれることをその時になって気づいたという。
二時間かかるなら5時には出発しないと7時にはつかんやろ。
そんなわけでコンビニでコーヒーを買い、朝食も取らずに出発したのが6時過ぎ。
453号線をひた走り、あのグネッグネの恵庭峠を走り…
さすがに朝という事もあり、札幌芸術の森を超えるあたりから交通量も減って走りやすかった。
7時半前には支笏湖のポロピナイのところの、本当支笏湖沿いの駐車場にたどり着き、小休憩。
峠の緊張感がしんどい。
そこから改めて走らせること約30分、美笛キャンプ場の入り口を通り、
ここまでは舗装されていて走りやすかった。
途中、5~6頭くらいの鹿の群れを見た。
雌鹿と小鹿が、道路わきに固まり、車を眺めている。
ここは鉄の塊が通るから危ないぞ、と教えてるのかもしれない。
鹿はぶつかるとちょっとした軽自動車ならこっちが廃車になるレベルなので、本当気を付けたい。
あとこういう自然が残されている道路を走行する場合は他の動物にも注意。
いわゆるロードキル。
ひかれた狸の姿を見た。
来世では道路は危ないって気を付けてくれ…
そんなこんなで8時前に美笛キャンプ場に到着した。
2時間かかってるわけで。
すごく遠かった、疲れた…
04.チェックイン~設営
ゲートに入るまでに道のりが未舗装の道で、それがまた疲れたのだが、
無事到着して受付を済ますことに。
コインパーキングのようなゲートがあり、
そこに車をとめて受付をするのだ。
支払いと、注意事項を聞き、
混雑状況と設営ポイントを聞く。
スタッフさんはおじさんからおじいさんレベルの男性が多い印象。
マップ上では、右側に広い湖畔がある。
もともとは車乗り入れも出来たそうだが、砂にタイヤがはまったりなど、
色々あったみたいで、湖畔は今は全面的に車の乗り入れはできないそうだ。
そのかわり湖畔に沿って、湖畔に設営する人向けの駐車スペースがあるといいわけだ。
湖畔は左側に続いていて、左に行くほど幅が細くなり、テントは横並びにしか設営できないようになっていくため、
前後に他の利用者が来ないことから、湖を眺めて静かに過ごしたい人向けらしい。
私もそのあたりを狙っていたのだが。
この日は強風で波が高いや雨が降ったりで湖畔の右端のスペースは大きな水たまりができていた。
あとは砂利の通路の内側と外側に、林間、芝生地帯に車乗り入れ可のオートフリーサイトがあり、
右側は場所によっては湖も見えて結構よいらしい。
左側は少し小高くなっていて、奥だと湖も見えないが、風の影響も受けにくく、
下の湖畔は前述したとおり静かに過ごしたい人向けなので喧騒もあまりなく、
おすすめだよ!とスタッフさんから言われた。
とりあえず場内を一回りしてから、左側の駐車場に止めて、
湖畔に降りてみたのだが、
結構な荒れた道を降りていくようで、
正直私のような無駄に荷物が多い初心者向けではない。
あ、湖畔は無理だな、とおもった。
というかもっと早く着てる人がすでに設営していて、
スペースはあまりなかった。
隣が近すぎると動画とか撮りにくいこともあり、
上の林間、芝生ゾーンからセレクトしようと、ぶらぶらしていると、
スタッフさんが「場所で困ってる?」と声をかけてくれた。
左側のオートサイトは、林間にくりぬいたような、
まるでプライベートサイトのような場所もあれば、
大きな岩が置いてあり、適度に隣と距離を取れるような配慮のされた芝生サイトもあったり、
はたまた、ここは駐車スペースなのでは??というような場所もあり、
最終的にこの時声をかけてくれたスタッフさんからおすすめされた、
最後の「ここ駐車スペースと違うの?」というような場所にテントを立てることにした。
木立から湖が見えて、設営場所のすぐ横に車をとめることが出来て、
通路に面しているがタープで目隠しを造れば問題もなさそうで。
結果、この日の利用者はまあまあいたけれど、左側のオートサイトには3組しかおらず、基本的には静かに過ごすことができたのである。
基本的には(後述参照)
※静かであればあるほど、響き渡るものがある。
タープの反対側を跳ね上げにしたので広いリビングスペースを確保できた。
タープのロープギリギリにテントを張り、なかなか良い感じに設営できたと思う。
車が横にあることで荷物を運ぶのも楽で、体力削られることも少ない。
05.朝食、そして昼食。
お腹が空いた。
そうだ、朝食をとっていなかった。
テントを立てて、9時過ぎに遅い朝食をとることにした。
会社そばのパン屋で買った納豆デニッシュと、
出発前にコンビニで買ったコーヒーである。
どうせすぐ昼なので。
テント設営後に場内散策してる場合ではなかった。
食後、やっと落ち着いて、虫よけをセットしたり、
薪を買いに行ったり。
売店は10時からだったが、よく見たらまだ10時前だった。
でも売店見せてくれて親切である。
アイスも売ってた、アイス買えばよかった…
買いそびれてしまった。
その後、横の車の撤収を待たずに、
自分の車を一時的に移動して、タープを張った。
結構ギリギリだったかも。
そこ駐車場じゃないの?と言われるかとハラハラしたが、
他の利用者からクレームは来なかった、良かった。
まあ何と言ってもこちらには?
場内スタッフさんから勧められたという強みがあるんですがね。
そんなこんなで、気づいたら昼になっていた。
8時に着いたのに4時間何をしていたのか…
いや、設営だけどさ。
設営はテントに15分、タープに15分。
荷物配置やら何やらは意外と時間を食う。
テントはインナーを張ると15分以上かかる。
インナーを張ったら裏アルミのアウトドアマットを中に敷いて、
寝具をセットしておく。
このアウトドアマットは、なくてもいいかなと思いつつも、
毎回持ってきてしまう。
やっぱりあった方が格段に良い。
なぜなら、無いとテント内が痛い。
砂利なので。
今回コットを置いてきたので、テント内は、マットの上にジャバラマット。
その上にエアマット、そして寝袋だ。
今回から秘密兵器を導入。
USBタイプの寝袋に入れられるサイズのホットカーペットだ。
6900円と安くはないが、購入してからすぐ届いたし、事前に自宅で寝る時に使ってみたりもして、結構よかった。
予報最低気温が15度だったので、そろそろ夜も寒いだろう。
20000容量のモバイルバッテリーがあれば十分だが、私にはポータブル電源さんがある。
さて、昼食はスーパーで購入したレトルトのリゾット。
リゾットなので米も入っている。
お湯で温めるだけなので簡単で、暖かいものが食べられるのが良い。
シンプルにおいしかった。
青空は見えないものの、木立から湖を眺めながら食べる食事はひとしおで。
06.薪と夏野菜カレー
売店で打っている薪は2種類あった。
角材のようなもの。
それは、ナイフでも割りやすいが、すぐ燃える。
一般的な薪。
火持ちはいいが、どえらい固い。
私は学んだのよ、後者は腕が死ぬって。
買う時に迷ったけど、でも後者を買ったのね。
一応、細めの物が入っているのを確認して。
でもナイフじゃ厳しいよ、とスタッフさんに言われ、
薪割りとかないですよね…
斧のレンタルとかしてないですよね…
と色々聞いた(笑)
ある程度細割がないと厳しいのはわかっていたが、
まあナイフでも端っこをこそぐ事はできるからなんとなるかなと。
そしたら、話を聞きつけたのか他のスタッフさんが、
前日利用者が帰るときに余った薪を置いていってて、
それを細く割ったから持って行っていいよ、って。
親切かーーーー!!!!
更に、自前の斧を、貸してくれた!!!
という事で初めての「斧での薪わり」という一大イベントが発生したわけです。
でもね、注意が必要ですよ。
今シーズン始まってからこちら美笛キャンプ場では、
薪割りでの事故が多く、
救急車も2~3度呼んでいるそうな。
昼を食べた後、早速薪を割ることにした。
斧で。
しかしナイフでのバトニングでは十分な働きを見せてくれた薪わり職人(薪割り台)だったが、
斧では勝手が違う。
斧もなんかいわゆる、ガチの林業って感じの斧なので、重たいから、
振り下ろすと薪割り台が衝撃で動く。
薪が不安定なので、最初、左手で支えて斧を振ったのだが、肝が冷える思いがした。
もちろん皮手袋はしていたのだけど、
スタッフさんが割っているのを見学させてもらったので、
手つきをまねしたのだが、やはりどう素人。
かすったのだ、左手の指に。
ヒャッ!となったね。
幸い、皮手袋にかすっただけなので、指自体には何もなかったのだけど、
ほんと数ミリずれていたらと思うと、あわや大惨事。
そこから慎重を期し、
なんとか斧での薪割りを終えることができた。
30分程度である。
そこで、ちょっと薪の量が尋常ではないな、と。
残り物をもらったのもあり、なんとなく湖畔へ降り、
朝に声をかけたグルキャンさんに、薪少し要りませんか?と聞いてみたら、
喜んでもらってくれた上に、
お礼にと出来立ての夏野菜カレーをお裾分けしてくださったのだ。
朝、なんで声をかけたかというと、
湖畔に設営したいなという気持ちがまだあった時で、
ガサガサしてたので、片付けてるのかと思ったので。
「この後ここいいですか?」と声をかけたのだけど、
その方たちは本日利用の方たちだったので。
ちょっとしたご縁だった。
昼食は食べたのだけど、お裾分けの声をかけてくださったのがうれしくてありがたく頂戴した。
めっちゃ美味しかった。
さてここで問題が起きた。
わーいと喜んでカレーを食べようとしたところ、
インスリンの量が思いのほか少ないことに気づいた。
20単位もなかった。
夕飯で6、翌朝で5が必要なので、ここでカレーのために使った場合、
朝のインスリンが足りなくなるのではないかと危惧した。
そのため、頭をひねる。
考えた結果、カレーといっしょについてきたご飯は、夕飯に回すことにした。
カレーだけ頂いて。
いや、カレーめっちゃ美味しかったな。
ごちそうさまでした。
というわけでご飯はアルミに包んでおいて置いた。
夜に食べる。
でもカレーはルーに小麦が使われていたりとなかなかの糖質お化けなので、インスリンは2単位ほど打っておいた。
まだ夜と朝でギリ間に合う残量だった。
カレーを食べた後、再び場内を散策していたところ、
受付のすぐ前に、大きな影が見えた。
鹿おるやん!!
しかも、雄鹿である。
角が1mあり、立派な体躯をしていて、
道内の街以外の道を走ってるとたまに見かける雌鹿よりずっと大きく、
存在感がとんでもなかった。
でっか!!!
スマホで即撮影した。
そっと近づいてみたが、途中で場内スタッフさんに声をかけられ、
あ~と逃げてしまった。
スタッフさんは逃げてから気づいたようだが、
雄鹿がこの辺りまで来るのは珍しいと言っていた。
雌はよく小鹿を連れてちょろちょろしているらしいが。
いや~
珍しいものを見れて眼福である。
その後、スタッフさんが教えてくれた川に降りられるところまで行ってみたら、今度はカナヘビらしきものを見つけた。
めっちゃちっさいの。
もっと生き物散策したかったな。
それで14時半くらい。
朝からインすると時間がたくさんあるな~
薪の大きさや量を考えると、そろそろ焚火を始めてもいいころかもしれないと、ベースに戻った。
07.バトニング、焚火、夕餉へ
時刻は15時前。
リビングスペースにて焚火台を広げ、斧である程度使いやすいサイズに割った薪を
更に細割へとする作業へ。
斧使った後にバトニングするとなんか安心する(笑)
斧が怖すぎた。
いや、ナイフも刃物だし切れ味考えると危ないんだけどね。
安全第一!
やはしある程度細くしてからなので、細割もしやすかった。
もう十分かな?くらいの量の細割を作ったら、早速焚火を。
大きい薪を一つと、細割をいくつか並べて、
ファイヤーライターに火をつけてポイっと着火。
あっという間にぱちぱちと薪に燃え移り、いい塩梅の焚火に。
売店で氷結無糖レモンを買い足したら0.9%のしかなくて、これはアカンと炭酸水も合わせて買い、
9%を炭酸水で割って飲むことにしました。
持参したのもあるので缶チューハイ3本分ですね。
15時くらいから飲み始めたので、足りなくなるだろうと思ったんですけど、
飲むペースがめちゃくちゃ遅いので、結果、ゆずのきもづを開けることなく1日を終えてしまいました。
そういえば売店で、キャンプといえば、の王道のあれを買ってしまい、
とうとうやってしまいました。
マシュマロを焚火で炙るやつ。
火がついてアワアワしたよ(笑)
わかってたけど甘かった。
まあ出来て楽しかったです。
そんなこんなで明るいうちからの焚火、飲酒を楽しんで、
夕方になったころ、夕餉の支度にとりかかることにしました。
少しずつ気温が下がってくると体も冷えるので、この日の夕餉はスープです。
カブとピーマンとトマトと舞茸を適当にカットしてクッカーにドン、水も適当。
そこに前日購入したお刺身用の紐付きホタテもドン!
ハーブソルトで味付けして海鮮スープ!
ホタテはクッカーの蓋でバターじょうゆで焼いて酒の肴にもしたのだけど美味しかったなー
またやろう、ホタテ!ホタテ!
ここで先程のカレーについてたご飯を取皿に入れてスープおじやにして食べる。
トマトを入れるといい出汁がでるのでとにかくうまい。
そしてちょっといい肉を買っていたのでこれを!
DAISOのミニフライパンで!焼いた!
ややレアで黒瀬のスパイスをかけて食。
ハイ優勝〜
とても!おいしかった!です!
それでいつもよりたくさん食べてしまい満腹で眠い。
しかしまだ20時前なので、22時を目安にあとはお酒飲みながら焚き火なのだ。
20時過ぎに、花火を持ってきていたことを思い出し、
焚き火の上で花火大会を開催。
連写でキレイなのがたくさん撮れました。
わーい♫
08.ただひたすらに焚き火、そして就寝
そこからはひたすらに焚き火。
ゆらゆらの炎を眺めながら、缶チューハイを傾け、
時々連写したり、
スローモーション動画を撮ったり、
なんかブツブツ言ったりして過ごし、
焚き火は22時半頃にやっと全部燃やした。
途中、雨が降ったけども、
焚き火台の位置をギリギリタープの下になるように移動させていたので、
なんの問題もなく続けられた。
タープはポリ製だけど、跳ね上げにしているので火の粉は届かず、焚き火の火力も程々にしていたので穴が開くようなこともなく。
平和な焚き火タイムだった。
薪の量から、使い切れるのか?と思ったが、
最後に大きい薪を入れてから最終的に22時半ごろには熾火も静まり、場内もほぼ静かであった。
ほぼ。
左側の林間芝生オートサイトの利用者が3組しかいないのに、ほぼ、というのはどういうことか、説明しよう。
離れたところに、若いグルキャンがいた。
女性が二人、男性が1人?
3人だったと思う。
1人の女性の声だけが、夜遅くまで、
ずーーーーーーっと、響いていた。
3人いるはずなのに、一人の声だけ。
たぶんお酒も入っていい気分だったんだろうね。
女性特有の甲高い声だったのもある。
声量もやや大きかった。
そういうわけで23時過ぎでもずっと、静かな森に女性の声が響き渡っていた…
歯を磨いて化粧をとしてテントの中に入り、
毛布と一緒に寝袋の中に入れておいたUSBホットカーペットは歯磨きの前にONにしておいた。
USBはポータブル電源で、弱モードで充分。
寝巻のスウェットに着替えて、寝袋の中に入るとぽかぽかだ。
外気温は18度くらいだった気がするが、
テントの中は19度くらいだった。
インナーテントがフルクローズできるからかもしれない。
入口の上の方だけ少しメッシュにしておいて、寝た。
09.響く足音、夜明け
夜中、何度かテントのそばを歩く足音が聞こえて目が覚めた。
ザクッ、ガサ、ザク、ガサ…
誰かがトイレに向かう足音だろうかと思ったが、どうやらそうではなかった。
鹿だ。
キャンプ場には場内敷地とその外を隔てるものは、無い。
あるとすれば、木や、笹薮がそれに該当する。
そのため、外から野生動物は入り放題で、
美笛キャンプ場に至っては、それも醍醐味の一つなのかもしれない。
日に何度か、スタッフさんがゴミ袋を手に場内をうろうろしているのを見かけたが、
それは野生動物の落とし物を拾い歩いているのだ。
割とそこら辺に落ちている。
日の出は5時15分。
天気予報は灰色の雲。
まあ、朝日は見えないだろうけど、
もしかしたら雲の切れ間から見られたりするかもしれない。
一縷の望みをかけて4時半に起きたのだけど、
まだ薄暗いテントの外に出ると、シカが普通に場内を歩き回り、芝生の草を食べ、そこらへんに落とし物を落としていく。
私が見たのは4~5匹。
暗がりで遠めにスマホで撮影したのでイマイチだった。
場内では他にもエゾリスや、野ウサギを見ることができるらしいが、
この日は見ることができなかった。
鳥の鳴き声もいろいろ聞こえて楽しかった。
さてトイレへ行き、イスと三脚とカメラを持って湖畔へと降りてみたが、
朝日は拝めなかった。
わかってたけどね。
でも風は弱く、波のない湖は、幻想的できれいだった。
朝日を見るためにまた来なくてはいけないだろう(平日に再チャレンジしたい)
10.朝食、撤収
せっかく早い時間に起きたので、思い立って
・アルコールストーブ
・アルコール燃料
・ラーメンクッカー
・ペットボトルに水
・コーヒー淹れる道具一式
・マグカップ
・朝食
・ホットサンドメーカー
・牛乳ミニパック
・ちっさいイス
を小さめのバックにまとめて、川の方へ行ってみた。
河川敷でコーヒー淹れて、朝食食べようと思ったのだ。
河原でカメラをセットして、アルストに燃料を入れて、
クッカーに水を入れたところで、
ライターを持ってきていないことに気づいた。
テントまでは結構離れている。
取りに戻ってまた川に降りてこれやるの???
断念した。
しくじった。
しょんぼり。
しょんぼりと自分のテントに戻った。
朝6時頃だ。
受付の前を取った時に気づいたが、本日利用のための車が長蛇の列をなしていた。
さすが連休だな。
長蛇の列って書いたけどよく見たらそこまで長蛇ではなかった。
連休に利用したいなら早くに動かないとダメなんだね…とぼんやり眺めていると、受付付近にはある柵を乗り越えて、数人が場内に入ってくるのが見えた。
付近を散策して戻ってきた人かなと思ったら、場内スタッフさんに呼び止められていた。
「トイレ借りまーす」
とか言ってて、勝手に入ってきたらだめでしょ!と怒られていた。
並んでる車から降りてきて勝手に入って勝手にトイレ借りようとしたんだ…
普通スタッフに先に確認するよね。
近所の公園じゃないんだから。
「勝手に」
これを認めたら、一人がこっそり残って場所取りしたりするかもしれないんだから。
年取ると我儘が通ると思うようになるのだろうかね、悲しいことだよ。
ルールは守ろうね。
見た感じ絶対反省してなさそうだったけど。
さて気が付いたら6時半だった。
自分のテントに戻ってきたので、改めて朝食を。
先にコーヒーを淹れて、
飲みながらのんびり朝食を加熱した。
肉まんをね。
ゆるキャン△でおなじみのやつ。
家で何度かやったけど、キャンプ場でやるのは初めて!
バターをたっぷり使ったので表面はさっくりとして、美味しかった。
ちなみにアルストやガスコンロでホットサンドメーカーを使う場合、
五徳が小さいので基本的には自立しないじゃないですか。
そこで活躍するのが、パック牛乳です、小さいやつ。
牛乳に限らずだけど、高さがね、絶妙にちょうどいいんですよ。
メーカーの持ち手を牛乳に載せると、安定するんですよ(笑)
お試しあれ。
朝食後、少しのんびりして、
7時過ぎに撤収に取り掛かった。
駐車場みたいなところに設営したから、ペグが抜けなくて、
でっかいカブを相手にするかのごとく、いろんな角度から引いたり、
したんだけど腰を痛めそうだなと…
そしたら鹿の落とし物拾いをしているスタッフさんが通りがかったので、
雑談ついでに「力…ありますか?」と引いてもらった(笑)
やっぱり男女の力の差は全然違うよなー
まあ私がゴリゴリしてたとのあるのかもだけど、
一回で抜けたのには驚いた。
土砂利のところは丸軸のペグを使おうと思ったよ。
(なぜか次回には忘れている)
車が隣にあるというだけで、いつもより片付くのが早い不思議。
9時半過ぎにはすべて終えて、
最後に少し湖畔を散歩して、受付で斧を貸してくれたスタッフさんや、ペグを抜いてくれたスタッフさん、他の方がに感謝の挨拶をして、
チェックアウトをしたのが9時50分。
ここから長い帰路なのだ。
11.帰宅
美笛キャンプ場から走る事30分。
支笏湖のビジターセンターとかあるところに立ち寄りました。
10時半。
トイレに寄りたかった。
道中長いからな。
あとヒメマスの塩焼きを買いました。
雪が来る前にもう一回くらいキャンプじゃなくて支笏湖に来たいかもしれない…
時期的にヒメマスはもう小ぶりになってしまったようだ。
焼きたてを袋に入れてもらい、持ち帰る。
ちなみにキャンプ場を出てから雨が降り出しました。
ザンザンぶりだった。
いや、なんなら撤収時も霧雨みたいなの降ってた。
テントたたんでる時はセーフだったけど、タープは少し濡れてしまったので、
ゴミ袋にぶっこんで。帰宅後にべランダで干した。
タープは干せる。
帰宅の道中で、札幌市内南区常盤にある、カフェsabiさんにより、
アイスコーヒーを買いました。
なぜなら晴れてきた暑くなってきたから。
さっきまですごい雨降ってたのに…
そういえば夜中も結構降ってた。
sabiさんではあと、ほりにしも買いました。
去年買った黒瀬のスパイスが残り少なくなってきてたので。
アイスコーヒー待ちでsabiさんで結構な時間を使ってしまい、
あとちょっと知り合いのお使いをして届けたりしていたらすっかり遅くなってしまい、
自宅に荷物を下ろして洗車をしたのが14時半くらいでした。
いや、6台くらい並んでてさ、14時前にはスタンドにいたと思うけど…
晴れてきてたからかな~
車の返却後、近くのカフェでソフトクリームを食べて帰宅しました。
晴れてて気温も高い。
帰宅後、ソフトクリームを食べたからかお腹が空かず(昼抜き)
タープを干したり、焚火臭い衣類を洗濯したり、のんびりと過ごしました。
なんたって土曜日だからね。
やっぱ運転の疲れが大きくて、
17時くらいにシャワーを浴びて、前夜に食べきれなかった野菜スープを暖めて、
買ってきたヒメマスの塩焼きとで早めの夕飯をとり、20時前には床についたという。
翌朝8時半に起きる予定だったので、たっぷり12時間寝ましたが体がバキバキでした~
余談
9/16-17で利用したのだけど、
やはり台風の影響で、9/19-20は閉場になっていた。
12.総評
美笛キャンプ場自体はとてもいいところでした。
複数いるスタッフさんたちもとても親切で、
このキャンプ場で楽しんでいってもらおう、という気持ちが伝わってきました。
予約が取れない事から全休前夜から並ぶのとか、人気がありすぎる弊害が大きく、
平日に休みを取りにくい身からすると、そこだけがネックでした。
でもまた来たいと思えるキャンプ場だったのは間違いない。
また来る、平日に。
平日に、これは間違いない。
何なら金曜日なのに小学生とかいて驚いたんですよ。
最近はキャンプのために学校休ませるのかあ…
自分の時代からすると考えられんのだがうらやましい限りである。
さて、これから動画を編集します。
13.キャンプ動画
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