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ソロキャンプ、デビューを果たす①

私はやった。
とうとうやってやった。

そう。
一泊の、ソロキャンプデビューを果たしてやった。

マガジン『うえこ、キャンプをする』

道具を買い集め、いとことのデイキャンプで肩慣らしをし、
とうとう、完全に一人で全てを行うキャンプを、した。

1.キャンプ場の予約

無料のところは土日はものすごく混雑すると小耳に挟んでいたので、いろんなキャンプ場を調べて、完全予約制で希望の日に空きのあるところを探した。
すると、たまたまYou Tubeで新規のキャンプ場の紹介をしている動画を目にし、確認するとプレオープンで空きがあるようだった。

即予約した。

札幌中心部からは車で1時間弱。
車の予約も同時にした。
もっぱらタイムズのカーシェアを利用している。

そのキャンプ上には
・オートサイト
・フリーサイト
の2種類があった。
オートサイトは18箇所、フリーサイトは一応40組の受け入れになっているようだ(予約ページに残数が表示される)
利用も、日帰り、一泊、夜間宿泊の3パターンある。

2.ふくろう乃湯リゾート

場所は当別町、もともと温泉施設があったようだが、そこが閉鎖されて、別の企業が買取、温泉施設のあるキャンプ場として再開発がされたそうな。

公式ホームページ

非常に今どきらしく、Facebook、Instagram、TwitterといったSNS各種でもマメに情報が投稿されている。
プレオープンの期間はまだ温泉施設が完成していないのか、利用はできないようであったのが残念。

温泉施設の横に大きな池があり、その池の畔はフリーサイトとして開放されている。

フリーサイトは二箇所あり、オートサイトを挟んであっちとこっち、という具合だった。
池の畔がわと、駐車場側だ。
私の予想では、駐車場側は混む、と踏んだ。

<料金システム>
入場料とキャンプ場利用料、そして温泉入浴料がある。
【入場料】
・日帰り(10時~17時)
大人400円、小学生300円、未就学児0円
・夜間宿泊(17時~翌朝10時)
大人1000円、小学生500円、未就学児0円
・一泊(10時~翌朝10時)
大人1200円、小学生600円、未就学児0円
【キャンプ場利用料】
・日帰り オート1サイト1000円 フリーテント1張300円
・夜間宿泊 オート1サイト1700円 フリーテント1張500円
・一泊 オート1サイト2000円 フリーテント1張600円
【入浴料金】
・一般 大人500円、小学生100円、未就学児無料
・家族風呂 60分5名まで1000円

私のようなソロで一泊の利用だと、
大人1名1200円+フリーサイトテント1張600円で、
合計1800円というわけだ。
あとは温泉だな、家族風呂に一人でのんびり入るのもいいだろうな…

ここは本当にオープンしたばかりなので、芝生も養生中だったりするんだけど、今後より良いキャンプ場になると良いな、と思ってる。
また行きたい。

3.おてんき

キャンプするならどうしても避けたいのは、やっぱり、雨。
設営、滞在、撤収。
そのいずれのタイミングでも、雨だけは避けたい。
雨のキャンプもいいよ!
なんて話も聞くけど、帰宅後にあらゆる物を広げて乾かしてまた収納するという二度手間を考えると、避けたい。
庭付き一戸建ての広いスペースのある家に住んでるならまだしも。

しかしこのキャンプ大時代のさなか、キャンセルしたキャンプ場でまた予約が取れるのはいつになるだろうか…
そんなことを考えると、ただただ、天気予報を眺めながら、良い天気になってくれ!!と祈るばかりだった。

ヤフーの天気予報アプリ。
これは向こう2週間ちょいの天気予報を見ることができる。
と言っても先になればなるほど、予報は曖昧で、変わる可能性は大いにある。
とはいえ、予定日の天気予報は、雨、黒い雲を行ったりきたり。

晴れは望まない、せめて雨だけは勘弁して!!
しかし無情にもあと数日のところで表示された天気は、深夜から翌朝にかけて約4mの雨量で数時間。
ちょ、おま、撤収地獄かよ…

そこで、私は決めた。
雨だろうが、やってやろうじゃーないか、ソロキャンデビューを!!
でも悪あがきをして、SNSでフォロワーさんに雨だけはふらないようにと願ってもらい、
てるてる坊主も作ってくれと頼んだ。

(でももし出発の日に大雨だったら潔くキャンセルしたるわとも思った)

4.前日

仕事帰りにスーパーへ寄り、キャンプでの食事の材料を買い込んだ。
肉とか野菜とか。

家につくと、持っていく荷物のチェックと合わせて、保冷剤の確認。
もともと、7Lのクーラーボックスは持っていた。
デイキャンプの時には保冷バックと合わせて持っていったが、一泊だと、飲み物、食材、氷、保冷剤の全てが入らないことに気づいてしまい、急遽もう少し大きいものを買おうと思い立った。
気に入っているデザインなので、購入したのは数年前だが、検索するとあったので、同じデザインの15Lを購入した。
大きい保冷剤も買ったしばっちり冷凍庫でガチガチにしてやったぜ!

肉や野菜は持っていく分だけをまとめて、ラップで巻いたりジップロックに入れたりして各々冷蔵、冷凍。
朝はパンを食べるので食パン1枚を袋へ。
ウォーターバックに半分くらいの水を入れたらこれも冷凍庫へ。
朝にそこへ更に水を入れて、クーラーボックスに入れて持っていくのだ。

薪や炭の用意も万端。
(薪はキャンプ場で販売してることも多いけど、今回はプレオープン中ということで怪しい気配だったので持参)
炭は約1kg、薪は計ってないけど2kgくらいだろうか。

天気予報は曇り、深夜から朝にかけての大雨予報は、小雨に変わっていた。
気温もそんなに高くない。
いいぞ、その調子だ。

一通りの準備を済ませ、ようやく眠りへとついたのだ。

5.出発

今回のキャンプ場、10時チェックインである。
WEB予約を見ると、全サイト残数0。
つまり満員御礼である。
遅く行けば良さげな場所には設営できない。
かと言って早く行ってもまだ前日の撤収の最中だ。
なるべく10時直前に着くように、
札幌からは1時間程度とグーグルマップは言っているので、9時くらいに出発しよう。

その前に荷物を車に積み込まなければならない。

マイカーがあればどんなに良かったか。
持ってないものは仕方がない。
朝食を済ませ、前夜に用意した食材や飲み物、保冷剤をクーラーボックスへ入れたら、
いつも出かける時に使っているタイムズカーで予約していた車を8時半に取りに行き、マンションの前に停める。

DCMホーマックで購入したキャリーワゴンの出番だ。
幅100cm奥行47cm高90cm
無印の頑丈ボックスを入れるとまだ余裕がある。
本当は全部載せたいところだが、落下防止のゴムバンドを買っていなかった。
失敗失敗。
しかたなく落ちないように乗せて、エレベーターで降りて外に運び出し、車に積む。
2~3往復した気がする。
すでに疲れてる。

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積み込んでいる内に9時近くなっていた、そろそろ出発せねば。

インスリン一式よーし!
免許証よーし!
体調…まあ、うん、大丈夫!

出発~~~~

6.到着、そして受付

道中コンビニで、車内で飲む水と、氷を買おうと思っていた。
しかし気温は今後もそんなに上がる気配もなく、氷はいらないかな、と運転しながらコンビニを通り過ぎた。
おい、おやつと水はどうした???

途中で喉が渇いたが、面倒になり寄り道することなく目的地へ。
10時ちょい前くらいに到着。

まずは受付のある建物近くに一次駐車。
建物の横に流しが2つ。

受付の際に利用時の注意などのアナウンスを聞き、お会計。
1800円の支払い。
利用時の注意や施設マップ等のファイルと、ナンバーカードをもらう。
このカードを、設営したテントにわかるようにつけるようにとのことだ。
昨今、直火問題とか、炭の放置とか、問題も多いので、利用者の状況把握も兼ねているんだろう。

受付のお姉さん、草刈りをしていたおじさん、なんか色々やってたおにいさん、
みんな、笑顔で感じが良い。
スタッフさんの印象は大事だよね。

受付の建物の横に温泉の施設。
家族風呂が3室、それぞれにトイレがついている。
更にトイレは2つ。
全部で5つだ。
夜は家族風呂利用者がいるのでそこは使えないけど、まあそれなりにあるのは助かる。

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↑管理棟と炊事場

スタッフさんにフリーサイトの場所を確認。
やはり入口とフリーサイト利用者用の駐車場近くゾーンと、オートサイトと木立の間くらいから池の畔にかけてまで、といった感じのようだ。

トイレ、炊事場、管理棟の近くも良いけど、
ここはやっぱりソロの醍醐味を味わいたい。
喧騒を離れ、まだ誰も設営していない池の畔に、基地を!!

他の人に場所を取られないように、小さいクーラボックス(後述する)を一つ持ち、
池の畔をブラブラと歩く。
あまり奥に行くのもちょっとな、トイレも遠くなるしな。
そんなわけで、池の畔ゾーンの、ほぼ中間地点くらいに目星をつけた。

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7.いざ、設営

受付でリヤカーを借りた。
1台しかないようだ。
まあでも半分はオートサイトだし、ファミリーやグループはそもそもデカイキャリーワゴンを持っていたりする。
私も大きくはないが持っている。
でもタイヤが汚れて、それを車に戻すことに躊躇した。
マイカーじゃないから。

きれいな、アルミ製の軽いリヤカー。
車からせっせと荷物をリヤカーに運ぶ。

うん、朝、家でキャリーワゴンで車に運ぶ時に気付いてはいたよね。

荷物多いな…

そこそこのサイズのリヤカーだったけど、結局2往復して設営地に荷物を運び込んだ。

搬入も搬出も、こいつ重てえな…と感じたのは、木製の三段ラックだ。
カインズでたまたま見つけて購入したのだが、結構しっかりしていて、ズシッとくる。

三段ラック

でも2.9kgか…
本当はニトリのが欲しかったんだけど、お店に言ったら売り切れで買えなかった。
しかもニトリのは3.6kg?!
逆にカインズので良かったのか???

にしてもこいつは折り畳んだ状態でも結構デカイので、ダイソーで大きい収納袋を買ったけどちょっと大変だった。
これを入れても袋に余裕があったので、撤収時に色々入れてたら持ち手がちぎれたし(笑)
性格が出てしまうな、雑という…

そんなこんなで、池のほとりに荷物を運び込んで、いざ、設営。
気付いたら10時40分くらいになってた。
受付から搬入で時間がかかりすぎている。

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木立と池の間に設営するとして、テントの向きやタープの配置をざっくり考えて。
他のキャンパーの通り道も考えて、なんとかかんとか、まずはテントを設営した。

11分かかった(動画撮った)
しかし、自分で言うのも何だが、まあまあな感じで設営できた。

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次はタープ。
景観の良い池の方を向いて色々やりたいなと考え、ソロティピー1に連結する形で、横長な我が基地が出来上がった。
テントの入口はタープ側にして。
タープ設営も動画を撮っていたのだけど、そもそロープの準備が全くできていなかったので、無駄に時間がかかるぞ!!と思い、
録画をオフにした。

テントを張り、タープを張り、
テーブルや椅子を組み立て、
火回り品ケースから不燃シートを出して広げ、
焚き火台を出して組み立て、
炭や薪を入れたコンテナを横において、
頑丈ボックスにテントやタープ、テーブル、椅子などのケースを雑多にぶち込み、
クーラーボックスはこっち、三段ラックはここ、
ああ水タンクはここに置いて~

そうして、ようやく、基地が完成!!!

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アプリで確認すると、雨予報がすっかり消えたのと、風が少し強かったので、タープは片面張りに。
椅子に座ってクーラーボックスから飲み物を出して、やっと一息ついた。


はー…
つかれたー…

②へと続く


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