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ただ、ただ生きる嬉び

世界には、狩りだけを糧として生きる人たちがいる。そこでは、例えば狩りが出来ないだろう障害となる身体で生まれたら、神聖な存在としているというような事を聞いたことがあるが、そのような信仰が無ければ、死に帰ることもあるかもしれない。
そのような世界に生きている人々にとっては、生きていることそのものが嬉びなのだろう。
私たちは色々な楽しみを知っており、もっと楽しませて欲しいという欲が膨らむ一方で、それを失う恐れや不安もある。外向きの欲を満たすために膨大なエネルギーを使い、奪いの戦いまでする。

また死への恐れも私たちは当然のようにあるが、生きる嬉びの意識を持つ人々はどの様に死を受け止めているのか。

あまりにも死から遠くなってしまったために、それが特別なことで、無いもののようにとらえている私がいる。全ては相反するから、それは、生きる嬉びからも遠いのかもしれない。

ただ、ただ生きることを嬉びとする。私はその感覚に少しずつ入っている。

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