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読んだ: 『フィンランド語は猫の言葉』

この本を知ったのは、もともと黒田龍之介先生の『世界の言語入門』のフィンランド語の項目で薦められていたから(だった記憶がある)。

いくつか版があるが、2019年刊行の角川文庫版は黒田先生が解説を書いているということで入手した。

面白ポイントは黒田先生の解説そのまんまなのだけれど、フィンランドの文化、気候、生活などと、フィンランド語自体の言語学的特徴がエッセイの題材として同列に並んでいるところが、よかった。とてもフィンランド語を学びたくなる。Duolingoのフィンランド語コースは残念ながら分量が少ないので、まだ満足していない。ニューエク+のフィンランド語を積んだままなので再開せねば...。

エッセイとしての文章は洒脱で、とても面白く、万人におすすめできそう。短い今年の秋の夜長にどうぞ。

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