【読書記録】太陽の棘
読書記録をつけようとおもう。
太陽の棘 原田マハ作
感動とはまた違うけれど、染み入るものがあった。
原田マハさんの作品をここ1年で何冊も読む機会があり、
先日図書館でなんとなく借りた。
沖縄の話だった。昨年の夏、友人とはじめて沖縄を訪れたばかりだったので、なんだか親しみがわいた。
しかし、舞台は沖縄でも太平洋戦争終戦直後の沖縄だった。
その日図書館で、沖縄戦中にウミガメの玉子を食べる絵本を読んだばかりだった。
原田マハさんの作品は地に足がついているというか、誠実なかんじがして好きだ
友情は小説のテーマとして割と好きな部類にはいる
読み終わってすぐ、ニシムイアートビレッジについて調べた
もう住宅地に変わっているとのことだった
少し泣きたくなった
現実と希望を併せ持ったラストだった
アートには国境も言葉の違いもない、とはよく言うしそりゃそうだろうなあと思ってはいたが、読んで具体的な話として理解できた
きれいごとのような気もしたし、情熱がこみ上げてそして消化されたような気もする
沖縄は複雑な立場にいた、いさせられた
底抜けに明るいわけではない
わたしの曽祖父はメチルアルコールを飲んで亡くなっている。どきりとした。
ひがさん。
あくまで祖母から聞いた昔の話であったものが、
飲んだ後の描写を見て、あぁ、と思った
平凡だけど、
登場人物のみんな、その後幸せになってたらいいなと思う。
知ることができてよかった。
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