恥の多い生涯を送って来ました。

風呂の鏡をみて驚愕した。

浮腫んでパンパンな顔にだ。いつから、こんなにブサイクになったのか。飲みに行こうと思ったがやめた。

実は体重が105キロぐらいの頃から、やばいと感じていた。痩せなきゃと思い行動したことはキックボクシングジムの契約だけ。入会から3ヶ月経ったがまだ3回しか行っていない。しかも1回目は無料体験だ。

体重計に乗ると110.6kgだった。

ついに大台にのった。普通100kgが大台だと思うだろうが、僕はもうかれこれ5年ほど90kg台と100kg台を行き来している。だから僕の大台は110kgなのである。ちなみに20歳のときは78kgだった。

このままいくと簡単に120kgや130kgを超えられると思う。

僕は風呂を出ると髪も乾かさずに運動靴を履いてウォーキングにでかけた。もちろん服は着た。

川沿いを早歩きした。腹の肉がブルンブルン揺れている。

「やばい…やばい。さすがにさっきのは醜すぎる。もう飲みにもいけない。」

僕は在宅フリーランスなので、仕事では滅多に人と会わない。近所に飲みに行く時ぐらいなのだ。

その僕がこれ以上自分の見た目に耐えられなくなったら、おそらく本当の引きこもりになる。しかも最近仕事のやる気が全く起きなくて、どんどん収入が減っている。

ニートになり、ウーバーイーツを喰らい、ただのウンコ製造機になると恐怖を感じた。当然お金も足りなくなるだろう。この前クライアントに数百万の損害賠償請求されそうになった時ぐらい怖い。

川沿いを歩きながら、恐怖を消し去ろうと、明日から炭水化物を取らないとか、ウーバーイーツで注文するのではなく配達をしようとか、毎日2時間歩くとかいろんな方法を考えていた。

30分ぐらい歩いたと思う。セブンイレブンを見つけて、PASMOで水とタバコを買った。

コンビニに入って我に返ったのか、ある想いがふつふつと湧いてきた。ブログには今みたいな感情が揺さぶられたことを書けばいんだと。

明日から110kgデブのマイナス30kgチャレンジを記事にしよう。しかし、ほぼ同時に何回もリバウンドしたり、ダイエットやるやる詐欺をしていた過去も思い出した。

少しずつ恥ずかしさがこみ上げてくる。

でももっと恥ずかしいことはあったし、してきたんじゃないかと思う。

25歳でEDになったり、女の子に気持ち悪いメッセージもたくさん送ってきたし、女の子の家に寄生してしのいでいた時もある。変なMLMもやったことあるし詐欺にもあった。デブなことも含めて僕は目の前にある簡易的に得られる快楽に正直なのである。

さらに恥ずかしいのは、自分が本当に触れられたくない恥ずかしい部分を隠すために、弱めの恥ずかしい話をして自分を隠してきたことだ。

僕はアル中になりかけたとか、幼少期の家庭環境が最悪だったことや、全財産20円でタクシーに乗って恵比寿のラウンジにいったことなどを面白おかしく話していたのである。

でも本当に恥ずかしいことは、まだ誰にも言っていない。

なんて恥の多い生涯を送ってきたのだろう。

いつもクールなキャラを装い、何事にも動じない、かつ飄々とした雰囲気をプロデュースしてきた。でも本当はそんなんじゃない。

思考はぐちゃぐちゃで、感情には蓋をしているだけで、ジトジトしている。

そんな恥ずかしさを感じていると、これを文章にすべきだと感じた。自分らしさを出すために匿名アカウントで文章を書くと決めたのに、まだ本当の汚らしくて恥ずかしい自分をさらけ出していない。

汚さや恥ずかしさをさらけ出せないなら、別に本名で活動すればいい。大木ウドは、本名の僕では誰にも言えなかった恥ずかしい話をして、読者に反面教師にしてもらったり、ハラハラドキドキしてもらったり、バカにされたりすべきだと思う。

僕みたいな人間でも誰かの恥ずかしい話は読みたいはずだ。ちょうど昨日読んだ本に書くことの本質は恥ずかしいことだと書いてあったし。

昨日、プロフィールの代わりに僕の野望をnoteに書いているが、汚い自分に全く触れていない。

試しに読んでみてほしい。

さらけ出せないことが恥ずかしい。

でももしかしたら僕は今日、本当の自分にようやく向き合えたのかも知れない。

もし僕がさらけ出す恥ずかしい話が気になる方は、フォローやシェアをしていただけたら嬉しいです。

いきなり全てをさらけだせるか自信はありませんが、少しずつ出していこうと思います。

終わり。

大木ウド（@udonotaiboku81）