後頭部にハイキック

自分に腹が立っている。後悔もしている。自分の後頭部にハイキックをかましたい気分だ。

久しぶりにまとまった仕事をもらい、noteを書く時間がなかった。いや、時間はあった。クズの生活習慣が染み込んだ僕の身体は、思うどおりに動かなっただけだ。

なんとなくわかっていたけど、改めて自分のクズさを実感する。

だって仕事は、締切日の当日、深夜からしか頑張れない。食事はウーバーイーツ。外食してもラーメンばっかり。運動は、ほぼしない。たまに動いたと思ったら、近所を深夜徘徊。

何も頑張ってない僕は、3時に寝て11時に起きる。起きてる時間のほとんどは、YouTubeを見て現実逃避。30歳で貯金0円。借金と支払えていない税金がある。

これが僕の現実。

我ながら、自分に酷いことをしてきたと思う。20代はマジで何も頑張れなかった。20代前半は行動力があったから、起業したり失敗したりすることができた。ただそのあとは、女の家を転々として、甘えてばっかりだった。

10代は、スポーツを頑張っていたけど、誰よりも努力したと言える自信はない。正直、才能だけで大学に進学した。

僕は今の自分を街で見かけたら、後ろからそーっと近づいて後頭部にハイキックをかます。

「変わりたい」

そう思ったときに、大事なことに気づいた。

それは人生は、正論に耳を傾けたら、改善するということだ。

意識が高くて気持ち悪いと思ってたことを、全部やれば人生は良くなる。間違いない。

例えると、こんな生活をすればいい。

朝起きて白湯を飲み、日を浴びるために散歩をする。シャワーを浴びて、身だしなみを整える。紙に思考を書き出して、1日の予定を立てる。その流れのまま、朝イチに一番重たい仕事を終わらす。お昼は軽く食べて、午後にもう一仕事する。ジュース、お菓子、ジャンクを食べないで、脂質をおさえた野菜中心の食事を心がける。完食は素焼きミックスナッツ。毎日30分は走ったり筋トレしたりする。就寝2時間前から、スマホやPCの画面を見ない。1時間半前に、10分以上入浴する。部屋を真っ暗にして、寝る。

僕だって、僕みたいにうだつの上がらないやつだって、頭では何をすればいいかわかっている。

たまに意識の高いやつに、正論をカマされることがある。真正面から受け止める余裕はない。自分には関係ないと思うしかない。

本当はどうしようもなく負け組なのに、それを認められなかった。

特に男は、努力をしないと価値がない。本当は存在するだけで価値があるのかもしれない。でも現実はそんなに優しくない。

努力をすれば、スキルを身につけられて年収を上げられる。

努力をすれば、肩や胸、ケツに筋肉をつけて、贅肉はベルトの上にのらない。

努力をすれば、マスをかかなくても、女性を抱ける。

これは事実だし、そんなことができているときもあった。でも気づけば、ドーパミン中毒になっていて、一瞬の快楽に支配される。抜け出す気力も起きなくなる。

そんな当たり前のことに、30歳で気づく。

正直、僕は痩せたらイケメンだし、金は稼ごうと思えば稼げる。モテなくて困ったこともない。地頭もいいし、身長も高い。高卒だけど。

そんな過去の栄光的な自意識が、自分の人生がクソだということに気づかせなかった。どこかで気づいてたけど、向き合えてなかった。

とりあえず、少しずつ改善して、努力ができるオジさんになりたい。こんなありのままの文章と付き合ってくれてありがとう。

終わり。