元旦の朝から冷たい水のシャワーを浴びてガッツポーズするドM

1月1日朝8時。給湯器がOFFになっているの確認して、裸になった。浴室に入って、シャワーのレバーに手をかけ、覚悟を決めた。

僕は前日の大晦日、自分を変えたくて、自己啓発系のYouTuberを見ていた。ただし、彼の話す内容はどれも知っていることばかりだった。

学ぶことはなさそうだと思い、YouTubeを閉じようとした瞬間、彼は朝のモーニングルーティーン動画で冷たい水のシャワーを浴び始めたのである。

僕は、ビックリして、画面に釘付けになった。
「一体、こいつは何のためにそんなことをしてるんだ」と。

彼からは科学的な説明は一切なく、朝一番嫌なことをすることに意味があると言った。僕は一通りコールドシャワーについて調べた。どうやら意味はあるらしい。効果も高いっぽい。

ただ、冬の朝からやることではない。暖かくなったらやってみようと思った。

ただし次の日は元旦。何かを始めるのに、ここまで適した日はない。好奇心から、冷たい水のシャワーを浴びてみたのだ。

シャワーのレバーに手をかけて覚悟をする。この時点で心臓がバクバクしは始めた。

「大丈夫…ただの水だ」

えいっ！とレバーをひねって、シャワーヘッドの向きを自分の方に向けた。

冷たい。息が変に乱れる。サウナの水風呂に入ったときのような呼吸になった。

胸や腹、尻や脚に冷たい水を浴びていった。その流れを3回ぐらいしたあと、シャワーを止めた。

そこから異変が訪れる。頭がジーンとして、その感覚がおさまるにつれて、目が冴えてくる。身体がポカポカしてきて、僕は裸で一人ガッツポーズを決めた。

なぜガッツポーズしたのかはわからない。なぜかハイテンションになり、一人でガッツポーズしてしまったのである。

超すっきり爽快。そのまま身体を拭いて、ドライヤーで髪を乾かした。

その後に、すぐに仕事に取り掛かってみたら、ビックリするぐらい頭が冴えていた。

これが僕が朝に冷たい水のシャワーを浴びた初めての日である。

現在1月11日。癖になってしまったのか、僕は元旦から毎朝冷たい水のシャワーを浴びている。さすがにガッツポーズはしていない。

めちゃくちゃ調子がいい。もちろん、睡眠の改善などを一緒にやっているからだと思う。しかし、毎朝冷たい水のシャワーを浴びなければ、満足できない身体になってしまったような気がする。。

この行為を巷では、コールドシャワーと呼ぶらしい。

科学的な根拠はそのうちまとめる。

もしやれる人がいたら挑戦してみてほしい。不思議なことに後悔することはない。

どうしても怖い人に言いたいことは、ただ水を浴びることに何を怖がっているんだ。ただの水だ。やってみろ。

終わり。