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夢を詰め込め。API 500モジュール

夢を詰め込めなんてちょっと言い過ぎですがAPI 500モジュールってワクワクしませんか?僕はします。1Uラックとかの方が電源的にも音が良いと言われるのが世の常ですが、自分好みに好きなように組み合わせたり、カスタマイズ性と手軽さがなんといっても魅力です。ゆうても揃えると値段は手頃じゃないですけどね。

本音を言うと自分で導入するまではフルサイズというか通常の1Uラックの機材が好きで、API 500モジュールってあんま信頼してなかったんですけどね。たまたまキッカケあって自分で導入してみたらこれがまた魅力的。今では無くてはならない味方たちが統一感無く、色鮮やかに並んでいます。

そんなわけで今回は所有しているAPI 500モジュールのご紹介と自分の考えをつらつら書いていこうかと思います。

所有API 500モジュール

①Rupert Neve Designs 511

導入しやすいNEVEとしてお馴染み(?)RNDの511を2ch分。普通のマイクプリアンプですね。
そもそも何で500モジュールを導入したかっていうと、前回のマイクについてのnoteを書いたときにも紹介してるEarthworks QTC50mpをステレオで受ける手軽なマイクプリが欲しくて、ぶっちゃけある程度のものだったらなんでもいいやって探していて、だったらこれを機にAPI 500モジュール導入してみようって思ったのがキッカケでした。
うちには元々AURORA AUDIO GTQ2Chandler Limited TG2というお気に入りのマイクプリがあったのだけどパッチを組まないうちとしてはいちいち裏を差し替えるのが面倒というのもありましたが。
このRND511実際音は普通ですかね。GTQ2とかに比べると全然劣ります。ま、そっちが良すぎ説ありますが。ただやっぱりニーブ、GainもTrimもHPFも使いやすくてメーターがあるのもいい仕事します。RNDお馴染みのSILKもかかり具合も調整できてGoodです。
基本はQTC50の受けとして使いますがAudio I/Fから行って来いしてDawにインサートしてベースとかGtとかにSILKをMAXでかけたりすると音の存在感が増して良いです。

とは言えここの2chはいずれ変わりそうです。クリーン系のマイクプリがちょっと気になるお年頃です。これとかこれとか。

②Chandler Limited Little Devil EQ

リボンマイクでアコギを録るようになった時にEQで色々音作りしたいなって事で導入したEQ。触れるバンドも多いし効きもいいしグリグリやっても見た目以外は結構大丈夫で超お気に入りです。
うちではアコギ専用機みたくなっちゃってて、音の再現性の問題であまりツマミがさわれなくなってきたのが寂しいとこです。どのソースでも楽しく使えそうなのに。API 500モジュールでEQを探してる人に超おすすめです。

ちなみにこのChandler LimitedのLittle Devilシリーズ、マイクプリも凄く良いみたいです。

③API 550A(vintage)

API 500モジュールを導入するなら絶対欲しかったのがこのAPI500A。泣く子も黙る3バンドEQ。ヴィンテージのが欲しくてずっとヤフオクとかで見てましたがタイミングよく手放すという知人のエンジニアに譲ってもらいました。
これを通したエレキギターの音は死ぬほど聞きすね。うちでもエレキギターの掛け録りで使ってます。これがなきゃもう録りたくないレベルで必需品です。とにかくエレキとの相性が良い。
550Aはプラグインもめちゃくちゃ使いますが、プラグインだとトレブルブースターみたいな使い方が多いのだけど実機だと中低域も積極的に触りたくなります。
ぶっちゃけツマミ触らなくても通しただけで音が良くなりますが。
本当はヴィンテージのAPI560も欲しい。。

④Chandler Limited TG OPTO

とにかく見た目が最高なChandler Limitedのコンプ。2スロット使うけどモノラルです。エレキギターに実機のコンプを掛け録りしたくてFET系とかもちょっと試してこれがズバッときたので導入しました。Chandler Limitedは何となくギターと相性がいいですね。いい感じにギターに厚みが出て、これも無いともはや戦える気がしないお気に入り機材です。何度も言いますが見た目も最高。
うちではギターで使ってますがKNEEでSHARPモードにして設定を追い込めばTG1みたいなバッコンコンプも目指せます。

自分で使って思うのがAPI 500モジュールはめちゃくちゃ質の良いペダルエフェクターのような感じで使えて楽しいです。

⑤Rupert Neve Designs R6(電源ラック)

API 500モジュールを格納して電源を共有するケース。ケースは色々試したわけでなく勧めてもらったのを買ったので特にこだわりなく。。ただ本家のAPIのランチボックスより良いとの評判を信じて。全モジュールをフルに使っても電圧が足りなくなるとかもなく特に不満はありません。
本当はモジュールが10個入るR10とかWesAudio Supercarrier2とかも良いなと思うのだけど、API 500モジュールはスロットに空きがあると埋めないと気が済まなくなる病が存在するのであえてこのサイズにしました。ちなみに年に2,3回はスロット数の多いケースに変えたくなる衝動に襲われます。
"沼は深い方がいい"そんな言葉は信じてはいけません。(笑)

空きスロットに蓋をしてもいずれ埋めたくなる。。

まとめ

そんなわけで所有しているAPI 500モジュールのお話でした。
機材が増えてくると置き場も無くなってくるし、それなりに側にないと操作しずらく、とは言えスピーカーにかぶるのも嫌。それでも500シリーズも6モジュールとかならラックコースの上に乗せてもかなりコンパクトなのでそんなところも気に入ってます。
最初はインターフェースから行って来いしてDawでインサートして色々使うぞ!って思ったりもしたんですけど、それは案外すぐ飽きたというか、それならプラグインの方が利便性の上で良いですね。RND511のSILK掛けくらいしかインサートでは使っていません。やっぱハードは録る時に使ってなんぼですね。
自分で使ってみてもラックと比べると頼りなさはあるけど、そもそも比べるモンでもないのかなと思いました。そんなことよりも楽しいことがある機材でした。
個人的には宅録するギタリストにもは相性がいいかと思いますね。

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