INTJの俺から見たキングダム王翦とそのINTJ (ネタバレあるので注意)

あまり今まで目次などを特に見られることを意識せずに適当に書き散らしてはいたものの、体系的に物事を書きたいとは思っていたので今回そうする

とはいえ体系的にまとめるためには、書きたいものを(必ずしもそうである必要はないかもしれないが)やや排他的に要素に分解して、その要素でもって書きたい対象が包括されるようにされいてほしいと思っていたため、この行動がやや面倒だったが、この部分は論文や教科書と違い適当で良いと思うのでここを手抜きすることにした

INTJの俺からみたキングダム王翦について書く
王翦は典型的なINTJであり、その理由と王翦に対する意見を書く
最近の内容も含むためキングダムファンで最近の内容を追っていない人、ネタバレされたくない人はブラウザバックしたほうがよいです

王翦とは

王翦とは漫画キングダムの戦国七雄の一国である秦の将軍である (史実でも同様)
漫画の中では高度な策略を用いる将軍として、また絶対に勝てる戦しか始めない用心深い人物として知られている

王翦はINTJ&その理由

王翦は典型的なINTJだと思う、これは結構多くの人間が容易に想像できることだと思うが、とはいえ理由について自分の中で整理してみたくなったので書く

周到な計画性

やはりまずはこれ
山陽の戦いでの築城、伏兵や函谷関での伏兵、また鄴攻め時の兵糧運搬などキリがないが戦いの展開の可能性とそれに対する解答を幅広く用意しているようにみえる
これは戦争をしている以上王翦に限らず、用意周到になるのは当然のことだが王翦は特に秀でている

論理性のあるストレートな判断

戦争しているため当たり前だが、戦争中の王翦の決断は論理的に行われる
〜をする、なぜなら〜だからという簡潔な論理が通った判断しかないように思う
またこれは人と意見を交わす際にも現れているように見える
印象的なのは鄴攻め時の李牧との議論
李牧が趙国を背負うこと、趙国の歴史はそう軽くはない等感情を踏まえた意見を述べている一方で、王翦はくだらない、歴史の重みで国は救われない、バカが上に立てば国は滅ぶと一蹴
このようなストレートで感情や雰囲気を排除した思考回路が特徴的に見える
また王翦は自他国問わず別の軍にいる将軍をスカウトしている
これは国づくりのためとされており、有能な将軍を引き抜いて理想的な国を作れると信じているのだろう
この時も人の感情に配慮するような言い方をする場合は特になくストレートに、配下に加われ、厚遇するといった物言いで無駄がない
やれ熱意がどうだのモチベーションだのといったことに訴えかけることはしない
あくまで国づくりのためといった感じである
このような喋り方はINTJの特徴にも多分に共通するように思える
やりたいこと、目的はスカウトなのであってそれをストレートに伝えている感じで簡潔で良い

先見性と意思の強さ

色々あるが鄴攻めのときの話を書く
鄴攻めの時のあのとき描いた勝機が浮かび上がってきたと呟いた台詞がとても印象に残っている
列尾を超えて、大軍で王都圏に突入するときからずっと思考していた勝機がいま正に掴もうととしていることを実感した場面である
この道は容易ではなかったはずだが、この複雑で困難な計画が成功すると信じ、兵糧攻めを敢行した王翦には天晴れである
絶対に勝てる戦しかやらない設定はどうなったとはこのへんで思ったりしたが、まあリターンがでかすぎるのでそういうもんだったんだろう、一応読み通りにはなった
また国づくりへの強い気持ちも相当なものがある、これは以下で述べる

社会や人々への気持ち

これは最近の内容であるが、王翦の意思の内面が新たに垣間見えた瞬間があった
王翦軍第一将である亜光との出会いのときに王翦は正気でないのは今の国だと話し、空を見つめていた
この顔はINTJの人間がよくしそうな表情だと勝手に思っていた
王翦は以前から桓騎同様に感受性豊かな人間だと思っていたが、このシーンでかなり確信に近づいた
王翦は冷酷で野心的な人間として漫画内でも扱われているが、内面には世界はこうあるべきという強い思いがあるのだろう
桓騎が世界に対して強い怒りを抱いていたように王翦も戦乱の世を憂う一人の人間にみえる
このシーンで王翦は亜光をスカウトするのだが、そのシーンも先ほど書いたようなロジックは通るストレートな言い方で自分に仕えるように説明する
私は不器用なところがある、と話す王翦に言い方がきついと言われたこともある自分の過去を振り返った
明確に平和や公平性が示されたわけではないが、個人的に思ったのは王翦は平和や公平性のある世界を実現したいと強く思っているだろうということ
現在の七国は正気ではないと言っていたが、具体的にどういう意味なのか聞かれても答えなかった
これも明示されたわけではないが、不毛な争乱を続ける大国への怒りがあるのではないかと考えた
理由は小国が糾合されて大国に仕えるのはしょうもないやろ?って言ってるところ
とはいえこれは理由としてはかなり薄く、名家出身の王翦がどこまで平和や公平性を求めているかはあやふやだが
七国は(不毛な争乱を長く続けている点)で狂っており、それらをなくすために王翦は国をつくりたいのかと思った(少なくとも自国ではそれが実現できる?)
史実の謀反を起こさないと示すために報酬にこだわったネタからこの設定がきているのかは分からないが、私利私欲の意思には見えない
理想を持つINTJとしての特徴が見えている部分であるように見える
亜光だけでなく直近では側近将軍の一人である田里弥をかなり気遣っている場面がでていた
やはり親しい人間には特別な感情があるのだろう、今まで見せたことのない同様をあの冷静な王翦が見せていた
壁に味方を見る目をしていないと言われた王翦がこれだけ取り乱すのはそれだけの思い入れがあるのだと思わざるを得ない
第二将である麻鉱の時にも実はあったのだろうかと思ったのは俺だけではないなず
このあたりから王翦はかなり感受性豊かで、本当は平和な理想世界を実現するために戦っているんだと思っている

まとめ

王翦将軍はかなり典型的なINTJ型の人間として描かれているように見える(今のところ)
その理由と自分の意見についてまとめた
王翦将軍はINTJだからという同族意識などではなく、自分の好きな将軍だったので今後素性や思考が明らかにされることを楽しみにしている
書き終わってみると最後の方になるにつれて、書きたいことが増えたのでどんどん増えていってしまったがまあいいか

ほな。


キングダムについて以前少し書いた記事は以下



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