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ニホンザルの日常②

一つ前の記事では兵庫の野猿公園での写真を紹介しました。今回は京都の野猿公園での写真を紹介します。

ここは兵庫よりも人間とニホンザルとの距離を徹底していると前にも説明しました。その距離はどれくらいか?
それは2mです。ニホンザルにとって安心できる距離なのかもしれません。もちろん私たち人間にとっても。

こちらのニホンザルたちは私たちのことをどう思っているのでしょうか?おそらく「同じ自然界に住む別の生き物」と思っているのだと考えます。
先程2mはお互いに安心できる距離だと書きました。
でも本当の理由は「人に慣れさせない」が1番の理由だと考えます。

人に慣れたニホンザルはどのような行動に出ると思いますか?
そしてどのようなことが起こると思いますか?

ニホンザル=猿害と考える方は多いと思います。
しかしその猿害の原因を作っているのは我々なんです。
撮影目的で野猿公園に行くと京都は厳しく兵庫は居心地が良く感じると思います。
しかしその居心地の良さのため猿害につながってしまうこともあると思います。

野猿公園はニホンザルたちと触れ合うための施設ではなく観察するための施設なのです。

彼らの日常を観察して(人によっては撮影させてもらって)色々と感じ考えるための施設なんだと思います。
「お金払ってるんだから触らせてよ」という方もいてます。実際にそのようなことをスタッフに言って困らせている人を何度か見たことがあります。
触りたいというその気持ちはよく分かります。しかし野猿公園の彼らはペットではなく野生動物なんです。

ネットの中に触ったり抱きしめたり、、そんなのがあるから自分たちも触りたいとなるんでしょうね。
今以上に猿害を増やさないためにも彼らを見に行った時は距離を置き目を合わせないようにして観察しましょう。走って追いかけたり大声を出したり手をパチパチと叩いて気を惹きつけるのもやめましょう。

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