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コーチング始めて1ヶ月でプロを名乗ることにしたんだけど、その方がコーチング上手くなったし楽しくなった

言いたいことはタイトルのままなんです(笑)
私と同じようにコーチング始めて間もない方が、これを読んで何を感じられるのか、ぜひ感想きかせてほしい!

コーチに経験は必須か?

コーチング界隈には、ずっと練習をやっている人がたくさんいると思います。それは否定しません。何が練習で、何が本番なのか、意味付けは人それぞれだから。コーチングを練習したい人同士が集まって、コーチングをする。
私も経験がありますし、今も「こういうことが練習したい」と思った時は練習をお願いすることがあります。

で、ずっと練習をやっているコーチの話を聞いてみると、「まだ経験が足りない」「提供できるレベルに達してない」というお声が多い。
つまりいつかは「練習を終えて本番へ」と思っている人がむちゃくちゃ多い。
そこで改めて問いたいわけです。

経験が足りないと良いコーチングができないのでしょうか?RPGみたいに経験値を積まないとレベルが上がらないの?

私の答えは否!
コーチングは、コーチとクライアントがどれだけ自分の人生を考え抜いて、これから先どうやっていきたいか。シンプルすぎる本気のやりとりだと思っています。
スキルや経験よりも、人生にたいする当事者性のほうが遥かに大事だというのが私の考えです。

もちろんコーチングスキルを学んで、フィードバックを受けることで引き出しが広がり、視野が広がるのも事実。
まぎれもない事実だと思いますが、「そうしないと良いコーチングができない」というサービスではないはず。

誰もがコーチになる素養を充分に持っている

何気ない一言が他人を勇気づけたり、ただ黙って横にいるだけで救われる心があったりします。
私たちの中には、周りを援助したり支えたりする準備や、また支えられる準備があるはず。それは人生の様々な局面で、必然的かつ予測不可なシチュエーションで発生しているはず。
私たちは自分が思っているよりも人に助けられてきたし、助けてきたはずだ。というのが私の持論です。

そこに自分なりの強い思い入れがあり、他者を支援するための特殊な技法を学びたい。と思ったときに、初めてその一つとしてコーチングを選ぶことがある。

コーチングが先にあるのではなくて、「他者に貢献したい」という私たちの想いを現実に現す手段がコーチングであると。質問したり傾聴したりは、あくまで手段に過ぎないということです。

プロコーチとは何か

プロってなに?その問いの答えはさまざまだと思います。辞書を引っ張ってきて、それに従いたい方はどうぞ。
コーチには、弁護士や国会議員のように、勝手に名乗ることを許さないような明確な基準がありません。
つまり、自分で自分にokを出せることがプロコーチにのるための必要十分条件になるということ。

自分にok出していない人が、なぜクライアントに「何の制約もないとしたら」と聞けるだろうか。なんて私は考えるわけです。
だから、私は自分にokを出してみた。初めはただの思考実験という感覚で、Twitterのプロフィールに「プロコーチ」と書いてみました。もうね、めっちゃドキドキしたよ。

でも今は平気!


そしてプロコーチを自称すると、今まで見えなかった景色、聞こえなかった内なる声が聞こえてきました。

プロってなに?という問いに絶対に答えを出さないといけない、ということ。
まだ一人も継続クライアントがいないプロコーチの私が、考え抜いた末に出た答えはこうです。

プロコーチは自分にokを出せる。自分の持てるものを精一杯使ってコーチングをやりきったと言える。他人にその基準を明け渡さない。「そんなのは、プロコーチじゃない!」と否定されても、「そりゃあなたと私の基準が違うんですもんね」と受け流せること。それでいて、「いやー趣味なんで(汗)」言い訳せず、自分の中に適度な劣等感を持って、健全な向上心に転換できること。

例えば豚骨ラーメン屋を営む頑固親父が、息子の作ったラーメンを食べて「こんなのラーメンじゃねえ!」と言っても、息子の中に確たる物があれば、それはもうラーメンなんですね。
そのラーメンが食べるに値するものなのかは、頑固親父ではなく世間様が決めることなんです。

コーチは、広く多くの人に愛される必要がないと思います。自分の作りたい世界観に呼応してくれる人、自分がありたいように生きていてそこに同席したい人が自然とクライアントになっていく。
誰も無理してない、妥協してない、遠慮してない。コーチングの良さってそこにありますよね。
だから、コーチである私たちが自分にまずokを出していくところから始まると思うわけです。

みなさんは自分にok出せてますか?
「ラーメンじゃないかもしれないんですけど....」とおずおず出されたものを食べたいと思えるでしょうか。

明らかにクライアントの反応が変わった

明らかにコーチングの後のクライアントの反応や感想が良くなりました。

私の中に吹っ切れや、やり抜く感じ。
何よりもクライアントと自分を信じぬく力が生まれたのだと思います

プロなんだからちゃんとやらなくちゃ!という気持ちは1ミリもない。なぜなら、自分にokを出しているから。
その上で目指すところに向かって、自分を静かに磨いていく。周りがなんと言おうと、とても静かです。
それが私なりのプロコーチマインド。

別にプロコーチを名乗ることを全員に推奨したいわけじゃない

ここまできて、最後の最後にチャブ台返しのようですが、プロコーチを名乗る、というのはあくまで私がハツラツとやれる「手段」に過ぎないのですね。

裏を返せば「プロコーチを名乗るなんて、とんでもなくハードルが高いことだ」という深い気持ちがあったからこそ、ここを蹴り破って良かったな!という話です。

皆さんにとって高いハードルは何ですか?
もしそれが既に乗り越えられたとしたら、どんなあなたになっていますか?
"高いハードルを乗り越えたあなた"として今から生きてみて、何が起きるか試してみませんか?
何が起こるんでしょうね。楽しみです!

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