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有酸素性作業閾値(AeT値)判定のためのフィールドテストについて

以前のnoteに書いたように、昨日はSteveが提唱する有酸素性作業閾値(AeT値)のフィールドテストを実施してきました。

無酸素性作業閾値(AT値)ではなくて、有酸素性作業閾値(AeT値)です。

テストプロトコル等を詳細に書いていくと、ズッシリと重たいコンテンツになりそうなので、詳細はランナーズNEXTに書くとして、このnoteでは簡単に紹介を!

「こんなのがあるんだー」くらいに見てもらえればOKかなと思っています。

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SteveはAeT値のフィールドテストプロトコルについて、「まだ科学的根拠のあるテストプロトコルではない」と言っています。

とは言え、科学的根拠を得るための旅の始まりは、全て「1つの仮説」からスタートするわけです。

とりあえず、やってみようじゃないかと!

簡単に紹介すると、2〜3分のウォーミングアップの後、FTPの80%の強度で40〜60分のランニングを実施し、前半と後半の時間で心拍数の上昇率を見ます。

今のFTP=287w

80%FTP=229.6w

今回はトータル72分程走っていますが、ウォーミングアップ後から60分をテスト時間とし、最初の30分(1st Half)と後半の30分(2nd Half)でデータを比較してみました。

風の影響でペーシングが難しかったんですが、結果的には79%FTPで完遂!

平均値で見ると、前後半共に156bpmなので、Steveの言う「誤差5%」以内に収まります。というより、誤差無しですね!

もう一つの判定基準である 「ランニング終了後も会話する余力がある」という点もクリアしているので、このテストを採用するのであれば、AeT値=79%FTP=156bpmということになります。

一応、80%FTPで心拍誤差5%以内なら82%FTPで実施!

と書かれていました。

人体実験マニア的には、「82%でもやろうじゃないか!」という気概だけは持っているんですが、AeT値の心拍数が156bpmって、かなり高いんですよね・・・。

昔、ラボで計測した時のAeT値は136bpmだったので、結構な開きがあります。

ただ、ある文献では「AeT値は日頃のトレーニングの傾向によって変わる」とのことなので、もしかしたら長くゆっくり走っていることが多少は影響しているのかもしれません。

パワーを活用したAeT値計測については理解が足りていないところもあると思うので、もう少し理解を深めていきたいと思います!!

ぜひお楽しみに!

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