株式会社UDエスカレーター

「エスカレーター事故0」を理念に、エスカレーターの手すり広告を専業で行っている会社です! ソーシャルビジネスを展開する中で、「人々の移動の安全を守る」ことを大きな価値として事業を行っております。

株式会社UDエスカレーター

「エスカレーター事故0」を理念に、エスカレーターの手すり広告を専業で行っている会社です! ソーシャルビジネスを展開する中で、「人々の移動の安全を守る」ことを大きな価値として事業を行っております。

最近の記事

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エスカレーターの歴史についての話 ~エスカレーター誕生秘話~

はじめに 私たちの日常には、便利なものが溢れています。 家電、乗り物、ショッピング方法など、物から技術まで日々進化しています。 弊社が取り扱うエスカレーターも、私たちの生活にとって、なくてはならないもののひとつなのではないでしょうか。 駅構内・商業施設などはもちろんのこと、学校の校舎内や様々な場所に設置され、特に人々の往来の激しい都市部においてはあちこちにエスカレーターを見かけることができます。 そんな日常において当たり前の存在であるエスカレーターですが、いつ・どこで・

    • エスカレーターとそれにまつわる特許の話

      エスカレーターについての特許を調べてみた! 皆様、私たちの生活の中で特許技術とどれだけ接しているのでしょうか。 日々エスカレーター無しの生活は考えられないほど、今では身近な存在のエスカレーターですが、その一基にどれほどの技術がつまっているのでしょうか? 今回は特許とエスカレーターについての記事になります。 そもそも特許取得ってどうするの? 特許権は特許法に基づき発明を保護するための権利です。 そして特許出願における基礎知識は以下の3点です。 技術的思想の創作である

      • 私たちの日々の中にあるヒヤリ・ハット!事故をどう防ぐ?

        大きな事故はたくさんの小さな事故から 皆さまは「ハインリッヒの法則」をご存知でしょうか。 この法則はアメリカの損害保険会社に勤務していたH・W・ハインリッヒが、1929年ごろに提唱した法則です。 彼が保険業務を行っていくなかで、傷害を伴った災害を調べると、傷害は伴わないが類似した災害が多数発見されることに気が付きました。 潜在的有傷災害の頻度に関するデータを分析し、同じ人間の起こした同じ種類の330件の災害のうち、300件は無傷で、29件は軽い傷害を伴い、1件は報告を

        • エスカレーターの手すり広告について実証してみた~ゆうどうマークとは~

          はじめに 弊社が開発したゆうどうマーク。 このゆうどうマークは約1m間隔で配置することが決まっております。 手すりに視線が行くことで逆に転倒しやすくなるのではないか。 目が不自由な人にとっても役に立つのかどうか。マークではなく、広告のみでデザインしてもバリアフリーになるのではないか。 実は、このデザインが定着するために、様々な反応があったのも事実です。大学教授や関係各所との協力を仰ぎ、ゆうどうマークに対するひとつひとつの疑問点や解消すべき点について、検証が行われました。

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        エスカレーターの歴史についての話 ~エスカレーター誕生秘話~

          毎年全国で開催されるエスカレーターの安全についてのキャンペーンとは?~埼玉県の取り組みも紹介~

          毎日の仕事や家事、様々なことに追われ、そしてスピード感重視の世の中でせわしなく生きる私たち。 生活の中で当たり前に移動手段として利用するエスカレーターですが、普段片側を歩くことは多いですか? それとも、ゆっくり立ち止まって乗ることが多いですか? 昨今、エスカレーターの片側空けについて議論がなされることも増えてきました。 悲しいことにエスカレーターの事故は年間1,500件と毎年増加傾向にあります。 (エスカレーターにおける利用者災害の調査報告(第9回)、一般社団法人日本エレ

          毎年全国で開催されるエスカレーターの安全についてのキャンペーンとは?~埼玉県の取り組みも紹介~

          下りエスカレーターが増えていることとバリアフリーの関係性

          皆さま、単刀直入ですが、日々の階段の“上り”と“下り”、どちらのほうが大変だと感じていますか? 例えば階段ののぼりおりをする際、大変と感じるのは“上り”かもしれませんが、実は転倒などの危険が増すのは“下り”であることをご存知でしたか? 今回は日常気兼ねなく行っている昇り降りの動作に関する記事になります。 なぜ下りのほうが大変なのか 階段の昇り降りが疲れるというのは、ごく一般的な意見です。 高齢者、ハンディキャップのあるかたは段差を気にしながら歩くことも多いでしょう。

          下りエスカレーターが増えていることとバリアフリーの関係性

          身近なエスカレーター、速度が違うその理由とは

          皆さんはエスカレーターに乗った時、速度の違いを感じたことはあるでしょうか。 普段何気なく乗っているエスカレーターですが、その速度にはどんな工夫がなされているのでしょうか? 実際に乗降してみることで見えてきたことや、その速度について今回はお話させていただければと思います。 早速実際に乗ってみました! 2022年4月現在、日本では約7万3000基のエスカレーターが稼働しており、皆さんの生活インフラになっていることは言うまでもないですよね! (日本エレベーター協会「2020

          身近なエスカレーター、速度が違うその理由とは

          止まっているエスカレーターに乗る時の違和感ってなに?

          はじめに 皆さんは止まっているエスカレーターに乗降したことはありますか? 日本では停止しているエスカレーターに乗降することは珍しいことですが、 その時にどんな感覚になったか覚えていますか? だいたいの人が足元に違和感をお覚え、ぎこちない足取りになった経験があるのではないでしょうか? 今回はこの変わった現象についてフォーカスしていきます。 またこの現象に付随して、発生した心理学用語も紹介いたします。 壊れたエスカレーター現象とは? 停止しているエスカレーターに乗り

          止まっているエスカレーターに乗る時の違和感ってなに?

          「京王線新宿駅」構内のエスカレーター手すりをバリアフリー化しました!

          はじめに 今回の手すり広告は新宿駅内にある、特急や急行が乗り入れる3番線ホームの上りエスカレーター1基に施工しました。 新宿駅の1日の乗降人数は約61万人(2022年度)にも及び、ターミナル駅として非常に大きな役割を果たしております。 今回は、株式会社オプテージが提供する携帯電話サービス「mineo(マイネオ)」の広告デザインが施されています。 「無意識に手が触れる媒体」であるエスカレーター手すりを活用することで、インターネット広告による通信量の消費を抑えることのでき

          「京王線新宿駅」構内のエスカレーター手すりをバリアフリー化しました!

          エスカレーターでの効率のいい乗りかたについてー片側空けがもたらすことー

          はじめに 現在(2022年8月)、「エスカレーター『歩かず立ち止まろう』キャンペーン」が開催されていることをご存知ですか? 先日、弊社のコラムでも紹介させていただきました。 (エスカレーター『歩かず立ち止まろう』キャンペンーンの紹介記事はこちら) こちらのキャンペーンは、全国各地の鉄道駅でポスターが掲出され、電車内のデジタルサイネージにもポスター広告が出ているのを見たかたもいらっしゃると思います。 1か月ほどのキャンペーンを大々的に行う理由として、特に駅構内のエスカ

          エスカレーターでの効率のいい乗りかたについてー片側空けがもたらすことー

          練馬区による福祉のまちづくりとエスカレーター

          はじめに ゆうどうマークって実際どうなの?どんな施設に導入されてるの? そんな皆様の声にお応えして、媒体施設や施工会社のかたなど、弊社と協働してくださっている皆さまへインタビューすることにいたしました。 初回は実際に施行した施設の担当者である練馬区福祉部管理課 課長 兼 指導検査担当課長の北沢様に、公共の福祉の観点で詳しくお伺いしました。 UDエスカレーター(以下、UD) まず、福祉部管理課についてお話をお伺いさせてください。 練馬区北沢様(以下、北沢さん) 福祉部

          練馬区による福祉のまちづくりとエスカレーター

          エスカレーター事故を防ぐビジネスが育つまで

          はじめに UDエスカレーターの代表取締役をしております、江本と申します。 前回のブログで記述した「安全と収益を掛け合わせたソーシャルビジネス」を育てていくために、実際には何をしてきたのか、その軌跡を綴りたいと思います。 UDエスカレーターを設立したのが2019年11月、その2ヶ月後に日本で新型コロナウィルス患者が初めて確認されました。「エスカレーター手すりの表示媒体化」という新しいジャンルのビジネスとしては強い逆風の中、UDベルトの提供を開始しました。 私たちが提供す

          エスカレーター事故を防ぐビジネスが育つまで

          私が『エスカレーター広告』に惚れ込んだわけ

          皆さんはご存知でしょうか。 エスカレーターの手すりに広告を出せること、それが「利用者の安全を守る」取り組みであることを。   エスカレーター手すりを事業資産として活用することを専業としているのは、日本で、いや世界でもUDエスカレーターしかありません。今回のクラウドファンディングをきっかけに、創業者である私がどういう想いでこの事業に取り組んでいるか、少しでも理解いただければ嬉しく思います。 広告代理店からソーシャルビジネスへ ある日、広告代理店として、商業施設に掲出したエス

          私が『エスカレーター広告』に惚れ込んだわけ