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私が古着を選ぶ理由~古着がわかってきた編~

大学に通い始めて3年目に突入しようとした頃、自由に外出ができなくなりました。徐々に緩和されながらも、これを皮切りに性格がインドア寄りになり、都内に出向くことが億劫で、今まで何となく立ち寄っていた原宿の古着屋さんへも行かなくなりました。ですが、ちょうどこの時期からなのです。古着が好きになってきたのが。
YouTubeをよく漁るようになりました。そこで、‘’ファッション系YouTuber‘’といった方々に出会いました。古着屋でのお買い物動画を上げる方々、ユーロ古着を解説する方々、デザイナーズブランドの購入品を紹介する方々など、様々なジャンルのファッション系YouTuberの動画を、隈無く閲覧していた気がします。
そんな方々から、例えばミリタリーだったら、「戦地で着るためのものなのにオシャレなのがすごいな」とか、例えばユーロワークだったら、「1930年代の服?!ふっるいけどカッコよすぎる」ってな感じで、“なぜかわからんけど高い古着‘’の高い理由を何となく理解し始めました。
そういった感覚を持ち始めてからのある日のこと、古着好きが初めに習得するような、当たり前に知っておくべき知識のひとつ、“シングルステッチのTシャツ”を覚えました。(※1994年以前はTシャツの袖部分のステッチがシングルの為、そう呼ばれている。)自分のクローゼットの中にあるTシャツを確認したら、全てダブルステッチでした。無性にシングルステッチのTシャツを生で見たくなりました。当時そのファッション系YouTuberの動画で、『セカストディグ』(※dig≒掘る、掘り出す)といった動画が流行っていました。早速近所のセカストへ行きTシャツを端から端まで確認しました。ここで一つあるあるですが、「上段ラック確認すると腕パンパンになって、途中から好きな色とかピンポイントに探すようになる。」を上げさせていただきます。ありがとうございます。
確か見つけました。そのセカストでシングルステッチのTシャツを。一瞬おっ!となりましたが、なんか小さくて黄ばんでてプリントもダサくて残念な気持ちになった記憶があります。
以降、YouTubeで勉強しては、リサイクルショップを巡ってアウトプットするようになってました。当時は群馬よりの埼玉に住んでおり、1人で車を走らせて何件も回っていました。
またYouTubeだけでなく、当時はとにかく大量の映画や小説に触れていました。(友人や周囲の影響です。)だんだんと、映画や小説、音楽も古着と密接に絡んでくると気づきました。映画では登場人物の服装に着目するようになり、小説では登場人物の身なりを想像してみたりと、そんな観点で楽しめるようにもなってきていた気がします。

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