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褒名人について


例外なく誰もが大好物で、喉から手が出るほど欲しいもの。
それは何かと考える。
お金? 才能? 権力? 若さ? 美? …etc

それはおそらく「褒められること」ではないでしょうか。単純に褒められると気分がいい、気分がいいと体調もいい、体調がいいと機嫌がいい。

「子供は褒めて育てる」なんていいますが、大人になっても褒めてもらいたい。それが多くの人の本音ではないだろうか。

キレイ、かわいい、美しい、カッコいい、オシャレ、頭がいい、面白い、スタイルがいい、、、。

主にカジュアルで日常的に使われる「褒めワード」の基本はこんな感じ。
特に外見などが褒めれることは、格別に嬉しいもの。

気が利く、頼りがいがある、尊敬する、自立してる、洗練されている、達観してる、極めている、悟っている、センスがいい、、、。

上級者向けの褒めワードはこんな感じですかね。主に内面的なもの。内面を褒めてもらえると心が掴まれる。誰もがそんな経験があると思います。

大人っぽい、若い、、、。

こちらもよく使われる「褒めワード」ですが、これは主に自然の摂理に沿った時空間の流れに逆らって生まれた奇跡の邂逅、のような現象とも。これに対する賞賛の言葉になります。

あくまでも、使い方とその対象に気をつけましょう。使う相手を少し間違えるとたちまち不快な思いをさせるからです。

褒めワード①「大人っぽい」>>>
基本的に若い人に対して使いましょう。ただし、大人に憧れている、または大人っぽいものを好んでいる。あくまでも、「大人っぽい」と言われて確実に喜んでもらえるだろうと確信してからこの褒めワードを使っていきましょう。

褒めワード②「若い」>>>
基本的に若くない人に使いましょう。年齢的に若い人に「若いね~!!」と褒めたつもりで言うと、「なんなのー? 私がガキっぽいっていうこと? マウントのつもり??」と不快な気持ちにさせてしまいます。あくまでも、ご年配の方に「若いですね!」といいましょう。特に若作りに勤しんでいる人には効果てきめんです。

「人を褒めること」。円滑な人間関係を築くうえで、これはすごく大事なことだとわかりました。

それから、褒めれたときは「謙遜」すること。「そんなことないですよ〜」など、謙遜がさらに共感を呼びます。これも大事なポイント。

または、素直に喜ぶ。「本当ですか? 嬉しい!! 」「ありがとうございます!!!!」。これもキャラによりますが、上手くハマれば、あなたはもう上級者。

さらに、褒めれた時は褒め返すことも大事。「〇〇さんこそ、いつも美しいです。憧れています」など。

人を褒めることが上手い人を、私は「褒名人(ほめいじん)」と読んでいます。

けれども、数多ある褒めワードの中でも、絶対に使ってはいけない褒めワードがありました。

それは、

「メイクが上手い」。

褒めているつもりでも、このジャンルはとってもセンシティブ。

ナーバス。

「メイクが上手い」と言われて、褒めれたことに間違いはないで、とりあえずは悪い気がしないけど。3秒後くらいに、だんだん腹が立ってきます。

そんなことに注意しながら、皆さんも日々の「褒めワード」を磨いていってください。もしもあなたが「褒名人」になる頃。気づくとあなたの周りには、たくさんの人が寄って来ているはず。ぜひお試しを!

かしこ


#創作大賞2023 #エッセイ部門

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